科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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473310 |
専門科目 |
専門分野 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
473311 |
慢性期看護学実習(3K対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
山本 裕子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1. 成人期にある患者を全人的に理解することができる。 2. 多様な場面で他者の尊厳を重んじることができ、患者と良好な関係を築くことができる。 3. 慢性的な経過をたどる疾患を有し、生涯にわたり療養を必要とする患者の健康レベルを的確に捉え、患者のQOLの充実に向けて主体的な療養生活を支援するための看護計画を立案・実施・評価できる。 4. 看護専門職としてチームの連携・協働を理解し、慢性期看護を幅広い視野で捉えることができる。 5. 看護を学ぶ者として自己の役割と責任を自覚し、課題を明らかにすることができる。 〔授業科目内容の概要〕 成人期にあり慢性に経過する健康問題を抱えた対象を包括的に理解し、健康レベルを的確に判断した上で、対象のQOLの維持・向上に視点をおいた方法で、個別的な健康問題解決にむけての看護実践を行うことができる基礎的能力および態度を養う。また、慢性に経過する健康問題を抱えた対象の健康を支援する看護専門職者として、多職種連携・協働や倫理的態度を理解するとともに、慢性期看護を幅広い視野で捉える。 〔授業計画〕 1.実習内容 生涯にわたり療養を必要とする慢性疾患を有する患者に対して、健康レベルを的確に判断した上で、対象のQOLの充実に向けて健康問題を解決するための看護を実践する。 2.実習方法 1)原則として1名の患者を受け持ち、看護を実践する。 2)看護過程に則して、受け持ち患者の情報収集・分析・看護計画の立案・計画の実践と評価を行い、患者の状況に応じて計画の修正と追加を行う。 3)2)について、所定の記録用紙に記録する。 4)ショートカンファレンスおよびケースカンファレンスを実習期間内に行う。 5)最終カンファレンスを施設実習最終日に行う。 6)学びの発表会を実習最終日に行う。 3.実習場所 大阪国際がんセンター 大阪市立総合医療センター 大阪急性期・総合医療センター 大阪はびきの医療センター 近畿大学奈良病院 〔授業外学修の指示〕 指示された事前学習を十分に修得したうえで実習に臨むこと。 〔使用教材〕 慢性期看護学援助論ⅠおよびⅡで使用した教材、および患者の状況に応じて既習の科目の教材や図書を活用する。 〔参考図書〕 別途指示する。 〔成績評価の方法・基準〕 評価の対象は所定時間数の5分の4以上の出席時間を有する者とする。 出席状況、実習内容、実習記録、実習態度、面接(形成評価・総括的評価)等によって総合的に判断する。詳細については慢性期看護学実習要項を参照すること。 〔学生へのメッセージ〕 実習を行うにあたり、学生各人が自分自身の看護実践能力を向上するための具体的な課題および目標をもって臨むこと。臨地実習は実践的な看護を学ぶ貴重な機会であるので、謙虚かつ主体的な姿勢で取り組むこと。 医療・治療技術の発展や在院日数の短縮、在宅医療の推進など医療を取り巻く変化はめざましく、臨地では常に新しい状況に対応した看護が求められる。現場で学びながら、看護展開できる適応力の向上が求められる。 〔教員の実務経験〕 看護師として実務に従事していた時の経験を活かし、現場での実体験も示しながら、慢性期看護の実践について学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕AND1433 【履修制限あり】学科内規参照のこと 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性) (4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解) (5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能) (8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |