科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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475000 |
専門科目 |
専門分野 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
475001 |
ケアマネージメント論 |
2 |
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代表担当者名 | |||
菊本 由里 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1. ケアマネージメントの概念、理論と方法について説明できる。 2. 医療保険や介護保険の制度を説明できる。 3. 活用できる社会資源の種類と活用方法について説明できる。 4. 地域や他職種・他機関との連携・協働の必要性について説明できる。 5. 在宅看護過程の展開に関して説明できる。 〔授業科目内容の概要〕 地域で生活する人々を看護するために、医療保険や介護保険の制度やシステムの理解を深め、それらの中で、対象者をケアマネージメントする意義・方法の基本的知識を修得する。また、他職種や他機関との連携と協働について学ぶ。さらに、実際の活動においてケアマネージメントの限界を知ること、生活支援を活用するにあたって配慮すべき点などについても学ぶ。 訪問看護の基本技術として、訪問時の面接方法、療養者・家族への教育方法、日常生活援助技術の基礎的能力を養い、具体的な支援方法を学習する。 これらの知識や技術に関する学びをふまえて、在宅看護の実践に必要な看護過程の展開(アセスメント、目標、計画、実施、評価)について学習する。また、事例による演習を通して在宅看護過程の実際について理解を深める。 〔授業計画〕 第1回 ガイダンス 講義演習の進め方 第2回 ケアマネジメントとは(1)(概念)(長尾) 第3回 在宅看護過程の展開 (1)(情報収集、アセスメント) 第4回 ケアマネジメントとは (2)(理論と方法)(長尾) 第5回 在宅看護過程の展開 (2)(問題ニーズ) 第6回 介護保険(長尾) 第7回 在宅看護過程の展開 (3)(援助方針) 第8回 訪問看護ステーションの成り立ち・事業運営(長尾) 第9回 在宅看護過程の展開 (4) (目標、計画) 第10回 医療保険と介護保険を用いた訪問看護の実際(長尾) 第11回 在宅看護過程の展開(5) (実施、評価) 第12回 地域や他職種との連携・チームケアの調整と協働・ケアマネジメントと看護の役割(長尾) 第13回 在宅看護過程の展開(6)(事例検討) 第14回 在宅における看護活動と在宅看護の技術(訪問時の面接方法、対象者・家族への教育)(長尾) 第15回 定期試験 第16回 まとめ 〔授業外学修の指示〕 在宅看護学実習と深くかかわる講義であり、保健師・看護師国家試験の出題数も多いため、予習・復習をしっかりと行うこと。 〔使用教材〕 『ICF(国際生活機能分類)の理解と活用 第2版入門編 ―人が「生きること」「生きることの困難(障害)」をどうとらえるか』 上田敏著 萌文社 2021 ISBN:978-4894910966 『地域・在宅看護の実践 地域・在宅看護論2』河原加代子他著 医学書院 ISBN:978-4-260-04714-2 〔参考図書〕 『地域・在宅看護の基盤 地域・在宅看護論1』 河原加代子他著 医学書院 ISBN:978-4-260-04689-3 〔成績評価の方法・基準〕 定期試験40%、課題・小テスト・演習態度60% 〔学生へのメッセージ〕 療養者の生活の場での看護スキルを養う科目であるため、積極的に講義と演習に臨むこと。 〔教員の実務経験〕 訪問看護師として業務に従事していた時の経験を活かし、現場での実体験も示しながら、実際に求められている看護を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕ICS1433 〔履修制限あり〕「在宅看護学概論」を修得済であること。 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性) (4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解) (5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能) (8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |