科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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475300 |
専門科目 |
専門分野 |
4回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
475301 |
健康相談 |
2 |
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代表担当者名 | |||
松川 真葵 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)養護教諭の職務の特質と保健室の機能を生かした健康相談について理解することができる。 (2)児童生徒の健康課題について、心身両面からの支援や対応の方法を身につけることができる。 (3)支援のために連携する関係者・専門機関、および連携方法を理解することができる。 〔授業科目内容の概要〕 健康相談は養護教諭の職務に位置付けられており、高い実践力が求められます。養護教諭の特質と保健室の機能を生かした健康相談を理解し、実践するために、健康相談の基礎的知識や理論、児童生徒の心身の健康問題について学びます。また、事例を提示し、養護教諭の支援・連携方法の実際について学びます。事例検討や保健室における健康相談の演習を行い、心身の健康問題の発見・分析・判断し、問題解決・改善に導く対応力を養います。本授業は、講義、グループワーク、ロールプレイングを組み合わせた形式で行います。 〔授業計画〕 第1回 ガイダンス、健康相談の基本的理解 第2回 児童生徒のヘルスニーズの理解 第3回 健康相談に必要な理論と技法 第4回 健康相談の支援体制と連携 第5回 健康相談の記録評価と情報管理 第6回 健康相談のための環境づくり―保健室環境と保健室経営- 第7回 健康相談の実際① 保健室登校・不登校 第8回 健康相談の実際② 慢性疾患・救急処置 第9回 健康相談の事例検討1 ―いじめー 第10回 健康相談の実際③ 発達障害 第11回 健康相談の実際④ 性の問題 第12回 健康相談の実際⑤ こころの問題 第13回 健康相談の事例検討2 ―虐待- 第14回 保健室での対応を想定したロールプレイ 第15回 健康相談に必要な資質・能力 、まとめ 〔授業外学修の指示〕 本授業は学校における児童生徒の心身の健康課題に対応する支援方法を学ぶため、小児看護学、精神看護学等の看護専門基礎分野、精神保健学や心理学など関連科目の基礎的知識が必要です。授業の範囲(ガイダンスで提示)を確認し、関連する内容の予習を行い授業に臨んでください。授業中に小テストを行います。健康相談の実際・事例検討の授業後には課題(演習課題等)があります。 〔使用教材〕 『教職員のための子供の健康相談及び保健指導の手引き―令和3年度改訂―』文部科学省(日本学校保健会) 〔参考図書〕 『新訂 養護教諭が行う健康相談・健康相談活動の理論と実践』三木とみ子・徳山美智子編(ぎょうせい)ISBN:9784324106006 その他、講義中に適宜紹介します。 〔成績評価の方法・基準〕 受講態度(演習への参加度・貢献度含む):30% 小テスト・課題・レポート:70% 授業課題等はガイダンスおよび各回で説明・提示します。 〔学生へのメッセージ〕 本授業では、事例検討等のグループワークを多く取り入れ、自分が養護教諭ならどのように対応するかを考え、他者と意見交換を行います。多くの価値観・対応方法等を学ぶ機会となりますので、養護教諭として必要な健康相談の知識・スキルを身につけられるよう、積極的に授業に参加してください。 〔教員の実務経験〕 養護教諭として働いていた時の経験を活かし、現場での実体験も示しながら、健康相談の基本や展開方法を学生に示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕ICS1434 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解) (5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能) (8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |