科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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476500 |
専門科目 |
専門分野 |
2回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
476501 |
健康学特論 |
2 |
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代表担当者名 | |||
文 鐘聲 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1.人権と医療問題に関して,基本的な知識を習得できる。 2.マイノリティの健康問題,ヘルスプロモーションに関する知識を習得できる。 3.上記に関して,自身の考えを述べることができる。 〔授業科目内容の概要〕 日本における医療には輝かしい成果がある反面,目を覆いたくなるような現実がある。医療分野において,人権を徹底的に踏みにじった歴史であるハンセン病問題を直視する。また,その現場に赴き,当事者の視点と医療者の視点を学ぶ。ハンセン病以外にも、マイノリティの健康問題,ヘルスプロモーションについて学習する。これらによって,自身におけるこれからの看護・医療のあり方を人権という視点で検討することを目的とする。 〔授業計画〕 第1回 マイノリティの健康問題(1)概論 第2回 マイノリティの健康問題(2)強制不妊問題 第3回 ハンセン病問題概論 第4回 ハンセン病と人権(1)本人の苦悩 第5回 ハンセン病と人権(2)在日外国人としての苦悩 第6回 ハンセン病と保健師活動 第7回 感染症と社会~ハンセン病からCOVID-19を考える 第8〜12回 国立療養所長島愛生園への学外学習 第13回 ハンセン病と人権(3)家族の苦悩(外部講師) 第14・15回 グループディスカッション,まとめ 〔授業外学修の指示〕 土曜日等も用いた集中講義で,学外学習を行う予定です。主体的に授業に取り組むために,各回の講義後に30~60分程度の復習するとともに,関連する書籍やサイト,動画等を探して視聴等を行ってください。 〔使用教材〕 特になし。 〔参考図書〕 必要に応じて随時紹介 〔成績評価の方法・基準〕 体験学習・事前学習での取り組み状況(20%),発表とレポート(80%)で総合評価 〔学生へのメッセージ〕 集中講義となります。医療と人権問題を読み解くにはみなさんの「教養」と「感性」が必要です。将来どのような看護を行いたいのか,この科目を通じていつもとは異なる視点からもじっくりと考えましょう。 また,学外学習では岡山県にあるハンセン病療養所にバスに乗って見学に行きます。この体験は医療職として必ずみなさんの糧になるでしょう。 〔教員の実務経験〕 大阪市生野区地域福祉アクションプラン推進委員会在日韓国朝鮮人・外国籍部会部会長であった経験を活かし、マイノリティの権利に関する諸問題について授業の一部で学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕CHN1434 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解) (5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能) (6)医療をめぐる問題の国際化に対応できる知識・理解力を修得できる。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能) |