科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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476700 |
専門科目 |
専門分野 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
476701 |
看護研究基礎論 |
2 |
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代表担当者名 | |||
河野 由美 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1. 看護研究とは何かを知ることができる。 2. 看護研究のプロセスを知ることができる。 3. 看護研究の方法を知ることができる。 4. 基本的な論文の書き方を知ることができる。 〔授業科目内容の概要〕 看護学の発展のために研究は必要不可欠である。本講義では学生に、看護の科学的探求の方法としての看護研究のプロセスを教授し、看護実践の基礎となる科学的な知識体系を育成するための研究方法を学修させる。すなわち、科学的でかつ論理的な思考を身につけさせ、看護実践の向上に寄与する研究の知識と技法を取得させることを目指す。具体的に講義では、研究の方法論を概説し、一連の研究過程について説明し、研究とは何か、研究方法、研究の進め方、論文の形式や書き方等について教授する。特に量的研究を重点的に概説し、卒業後学生が質問紙調査を実施できるよう、アンケートの作成方法、分析・統計的検定や図表作成の基礎を説明する。 〔授業計画〕 第1回 研究とは何か(疑問を科学する)(河野) 第2回 科学的研究とは(河野) 第3回 研究の方法と種類(河野) 第4回 文献検索の方法 (図書館・河野) 第5回 研究の流れ・研究の進め方・研究倫理(河野) 第6回 発表の実際(へき地医療体験実習発表会参加) 第7回 文献研究について(河野) 第8回 研究目的と研究デザインの選択(紅林) 第9回 質的研究デザインの種類と分析方法(紅林) 第10回 量的研究デザイン(1)概要(紅林) 第11回 量的研究デザイン(2)代表的な調査方法(紅林) 第12回 量的研究デザイン(3)よく使われる分析方法(紅林) 第13回 研究成果の伝え方(紅林) 第14回 研究計画書と論文のまとめ方:アカデミックライティング基礎(紅林) 第15回 定期試験 (河野・紅林) 第16回 卒業研究オリエンテーション(「卒業研究の手引き」を用いて)(河野・紅林) 〔授業外学修の指示〕 卒業研究と直接的にかかわっているため、自分の興味関心と関連させ、主体的・意欲的に受講して欲しい。時々、課題を出します。随時小テストも実施します。難解な箇所も多いため、必ず事前配布されたレジュメとレジュメに記載された教科書の頁を熟読し、予習と復習を行うこと。 〔使用教材〕 楽しくなる看護研究 上野栄一・出口洋二・一ノ山隆司著 メヂカルフレンド社 ISBN978-4-8392-1460-9 〔参考図書〕 講義の中で随時紹介する。 〔成績評価の方法・基準〕 定期試験40%、受講態度・課題・レポート・小テスト60% 〔学生へのメッセージ〕 現代では、臨床の看護師にも研究能力が求められています。自分の興味・関心のあることを研究するのは、楽しいものです。思いもよらず研究の楽しさに気づくこともあります。まずは、研究に関する苦手意識を払拭して下さい。 〔教員の実務経験〕 外郭シンクタンクで主任研究員として研究に従事した経験と看護師としての経験を基に、看護研究とは何か、看護研究の方法を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕ICS1433 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (3)豊かな教養と幅広い視点を持っている。(知をみがく/知識・理解) (5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能) (7)修得した知識、研究・調査能力を用い、生涯にわたって自ら学び続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |