科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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477000 |
専門科目 |
専門分野 |
2回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
477001 |
疫学 |
2 |
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代表担当者名 | |||
文 鐘聲 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1.疫学の基本的な歴史と概念,考え方を習得できる。 2.罹患率,有病割合,死亡率などの疫学に関する基礎的なデータの取り扱い方法を身につけることができる。 3.コホート研究や症例対照研究等疫学研究の方法およびエビデンスについて理解し,運用できるようになる。 4.各種疾病の疫学について理解することができる。 〔授業科目内容の概要〕 本講義では,疫学の定義と歴史を学び,疫学で扱う基本的な指標,手法を理解するとともに,その実践例を学習する。また,その際の倫理的な問題点も理解し,看護研究や公衆衛生看護に応用できるような運用力も育成する。 〔授業計画〕 第1回 疫学の概念(1) 疫学の定義、曝露 第2回 疫学の概念(2) 因果関係、倫理 第3回 疾病頻度の指標:割合と率 第4回 曝露効果の指標:相対危険と寄与危険 第5回 疫学調査法(1)対象集団の選定 第6回 疫学調査法(2)記述疫学、分析疫学 第7回 疫学調査法(3)コホート研究、症例対照研究、介入研究 第8回 疫学調査法(4)誤差、偏り、交絡 第9回 疫学調査法(5)年齢調整 第10回 スクリーニング 第11回 主な疾患の疫学(1)生活習慣と健康、がん、心疾患、脳血管疾患の疫学 第12回 平時試験、疾病登録 第13回 主な疾患の疫学(2)母性、小児、糖尿病、難病 第14回 主な疾患の疫学(3)精神疾患、感染症、事故、環境要因 第15回 エビデンスに基づく公衆衛生看護に関連する疫学 〔授業外学修の指示〕 四則演算に基づいた演習問題が解けるように毎回30~60分程度復習をしましょう。特に、分数の計算が苦手な受講生は、計算機を用いずに計算ができるように必ず自習をしておいてください。また、各単元に対応する保健師国家試験の過去問題を解いておきましょう。 〔使用教材〕 車谷典男監修,松本泉美,文鐘聲編.改訂疫学・保健統計,建帛社,2025 〔参考図書〕 国民衛生の動向2024/2025,厚生労働統計協会,2024 〔成績評価の方法・基準〕 平時試験(80%)、レポート(20%) 〔学生へのメッセージ〕 質問は講義中,講義後ともに歓迎する。積極的に質問し,テキストの復習を行って講義内容を消化してほしい。 また,本講義はEvidence Based Medicineの第一歩なので,しっかりと学んでほしい。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕CHN1432 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4) 人間の身体と健康についての科学的視点や専門的知識・技術を修得している。(知をみがく/知識・理解) |