科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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513860 |
専門基礎科目 |
心理学の基礎 |
2回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
513861 |
精神保健学 |
2 |
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代表担当者名 | |||
藤田 正 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)ライフサイクルにおける各ステージの特徴と、各ステージにおいて起こりやすい精神保健上の諸問題について、基礎的な知識を身につけている。 (2)子どもの精神保健上の諸問題について、それをどのように受け止め、心の健康を回復する支援ができるかについて、基礎的な実践力を身につけている。 〔授業科目内容の概要〕 最初に、精神保健とは何か、現代社会における精神保健上の諸問題について触れた後、ライフサイクルにおける各ステージの特徴について学修する。続く、各論や心の診療関連の諸問題では、子どもの精神保健上、問題となりやすい具体的課題を取り上げて、その受け止め方や心の健康を回復する支援の在り方、予防等について学修する。 〔授業計画〕 第1回 ガイダンス、序論-精神保健とは、 精神保健の歴史、現代社会における精神保健上の諸問題 第2回 子どもの精神発達1-⓵発達課題と精神保健の問題、⓶乳幼児期の精神保健 第3回 子どもの精神発達2-⓷学童期の精神保健、⓸思春期・青年期の精神保健 第4回 1.ストレスの理解と対処 2.心理的支援としての「認知行動療法」 第5回 発達障害(神経発達症)1-⓵発達障害(総論)、⓶ASD(自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害) 第6回 発達障害(神経発達症)2-⓷ADHD(注意欠陥・多動性障害)⓸LD(学習障害) 第7回 発達障害(神経発達症)3-⓹知的発達症(知的障害) 第8回 発達障害(神経発達症)4-⓺吃音、⓻DCD(発達性協調運動障害) 第9回 発達障害(神経発達症)5-⓼チック症、⓽発達障害の二次合併症 第10回 その他の精神神経疾患1-⓵精神疾患の分類、⓶不安障害、⓷強迫性障害および強迫関連障害、⓸トラウマ(心的外傷)およびストレス因関連障害 第11回 その他の精神神経疾患2-⓹うつ病とその関連、⓺統合失調症、⓻食行動障害、摂食障害および排泄症、⓼睡眠障害、⓽心身症、⑩起立性調節障害 第12回 子どもの心の診療関連の問題1-①こども虐待、②不登校とひきこもり、③子どもの攻撃性―いじめ問題 第13回 子どもの心の診療関連の問題2-④自傷・自殺、⑤少年非行と素行障害、⑥ゲーム障害・インターネット依存 第14回 子どもの心の診療関連の問題3-⑦喫煙・飲酒・薬物関連障害、⑧性の健康に関連する状態(性の多様性、LGBTQ+) 第15回 支援環境ーどのように対応するか-①社会支援の理解とその活用、②連携、コンサルテーション・リエゾン、③心理支援、④家族支援、⑤薬物治療、 ⑥学校における精神保健(「チーム学校」と精神保健における養護教諭の役割) 第16回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 該当する授業のテーマについて前もってテキストを読んでおくこと。新聞などで授業のテーマに関連する記事をスクラップして、今の社会で問題となっている内容について知ると共にそれに対する自分の考えをまとめることを心掛けて下さい。 〔使用教材〕 *公認心理師カリキュラム準拠 現場実習にも役に立つ『子どもの精神保健テキスト』 改訂第3版 古荘純一編著、岩崎美奈子著、診断と治療社、2023年(ISBN978‐4‐7878‐2613‐8) *必要に応じて授業資料を適宜配布する。 〔参考図書〕 関連する図書名を授業中に紹介する。 〔成績評価の方法・基準〕 1.定期試験:70%(授業で学習した内容全体を出題範囲とする) 2.レポート課題:20% (授業で学習した内容に関する課題についてレポートを提出する) *1,2に関しては、それぞれ60%以上の得点を合格基準とする。 3.受講態度:10%(授業終了後に提出するコメントシート、授業への参加度により評価する。)。なお、授業中の私語や無断外出など受講上望ましくない行為に対してはマイナスの評価を行う。) 以上、1,2,3を総合して全体の評価を行う。 〔学生へのメッセージ〕 自分が養護教諭、あるいは学級担任であればどのような支援ができるかを考えながら積極的に授業に参加してほしい。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FSH2122 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能) (9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |