科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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514600 |
専門基礎科目 |
教育の基礎理論 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
514601 |
生涯学習論 |
2 |
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代表担当者名 | |||
猿山 隆子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 ・学校教育、社会教育、家庭教育ならびに地域コミュニティの連携に基づく生涯学習社会の意義と役割について、法的制度的側面と地域活動等の実際的側面の双方から理解することができる。 ・実際に特定の方法を用いた参加型学習を計画・実施することで、さまざまな配慮点について理解を深めることができる。 ・上記の作業を通じて、生涯学習・社会教育の特質や課題について理解を深めることができる。 ・生涯学習・社会教育に関する方法や実践、および支援の課題について関心と意欲をもって意見を述べることができる。 〔授業科目内容の概要〕 この授業では、生涯学習とは何か、その目的と意義は何であるか、より良い生涯学習社会を実現するためには何が必要かといった点を、地域、家庭、学校と結びつけながら、人々の多様な学習活動の諸相について幅広く概説する。それらを踏まえて、教員主導で、実際にいくつかの参加型学習の方法を実践した後、受講生主導の下、実際に参加型学習を計画・実施する予定である。そのなかで、生涯学習・社会教育の特質や課題について考える。 〔授業計画〕 第1 回 オリエンテーション:授業の目的と進め方、生涯学習を学ぶ意味 第2 回 子どもの学びとおとなの学びーペダゴジー・モデルとアンドラゴジー・モデルの考え方ー 第3 回 教育の方法――個人と集団 第4 回 生涯学習の内容――さまざまな学習方法を試してみよう(1)ブレーンストーミング 第5 回 生涯学習の内容――さまざまな学習方法を試してみよう(2)KJ法、クロス法 第6 回 生涯学習の内容――さまざまな学習方法を試してみよう(3)シミュレーション 第7 回 自己決定学習・意識変容の学習 第8 回 現代社会における学習課題 第9 回 講座を考えよう(1)――現代的課題や地域課題に沿って、講座を考える 第10回 講座を考えよう(2)――企画案を検討する 第11回 講座を考えよう(3)――学習プログラムの内容・展開を考える 第12回 講座を考えよう(4)――学習プログラムの内容・展開を考える 第13回 講座を考えよう(5)――学習プログラムのチラシをつくろう 第14回 受講生による課題発表の講評 第15回 まとめ――学習社会の課題と展望 第16回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 ・各回の終了時にリフレクションシートを配布するので、授業内容の整理、授業の感想や質問等を記入する。 ・次回の授業内容に関する参考文献やプリントを提示するので各自で予習を行う。 〔使用教材〕 ・講義時に、適宜、講義内容に合わせた資料を提示する。 〔参考図書〕 ・講義時に、適宜、講義内容に合わせた資料を提示する。 〔成績評価の方法・基準〕 1.定期試験:50% 2.毎時間での課題:30% 3.参加度:20% ※参加度は、グループワーク、課題発表、討論などへの参加態度や積極性を鑑みて、総合的に判断する。 〔学生へのメッセージ〕 生涯学習は、人が生涯を通して学び続けることであり、自主的に様々な機会を得て学び続けることが重要です。講義を通じて、学校教育に伴う受動的な学習のイメージを払拭し、自ら問いを発見し取り組むことを求めます。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FUP2123 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (8)生涯にわたって自律的に学び続け、教育者として自ら成長していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |