科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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520300 |
専門科目 |
認定心理士資格 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
520301 |
心理統計学 |
2 |
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代表担当者名 | |||
西尾 祐美子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)度数分布,代表値,クロス集計などの記述統計データの意味や算出方法を理解している。 (2)心理学の研究法の1つである調査法(質問紙法)について習熟している。 (3)心理統計学の基礎的な考え方を理解して,統計用語を覚え,初歩的な統計処理ができる。 〔授業科目内容の概要〕 心理学は科学の一分野であり,様々な場面で統計データの理解と処理が必要となる。学術論文やメディアなどに記載される統計データの意味を正しく理解できるようになるとともに,自分自身が心理学的研究を行う際に必要となる統計処理の基本を身につけることを目指す。なお,教育学や看護学においても心理統計を用いた研究が数多く行われているため,そういった文献を読む際にも必要な知識の習得を目標とする。 〔授業計画〕 第1回 オリエンテーション:統計を学ぶことの意義,これまでに身につけた知識のおさらい 第2回 心理学研究と統計 第3回 心理学と記述統計(1):単純集計(度数分布とヒストグラム) 第4回 心理学と記述統計(2):代表値(平均値,中央値,最頻値) 第5回 心理学と記述統計(3):散布度(分散,標準偏差) 第6回 質問紙法とは:データと変数,尺度水準 第7回 相関:相関関係と因果関係 第8回 統計的仮説検定(1):理論 第9回 統計的仮説検定(2):手順 第10回 クロス集計と独立性の検定(カイ2乗検定) 第11回 2つの平均値の比較(t検定) 第12回 3つ以上の平均値の比較(分散分析) 第13回 因子分析、重回帰分析の紹介 第14回 質的研究の手法:インタビュー調査, KJ法など 第15回 全体のまとめ 第16回 期末試験 〔授業外学修の指示〕 基礎的な学びとして,「統計学の基礎」を受講し,学んだ知識を復習しておくことが望ましい。 授業ではExcelを用いて演習を行うことがある。普段はあまり親しみのない数式やデータの捉え方などに苦労すると思うが,授業内で配布した資料やレジュメなども活用しながら復習してほしい。 〔使用教材〕 「統計学がわかる ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学」向後千春, 富永敦子(編著)技術評論社, 2007年,ISBN:978-4774131900 ※授業内でExcelを使用した演習を行う機会もあるため、毎回の授業に十分に充電したPCを持参すること 〔参考図書〕 『よくわかる心理統計』 山田剛史・井村潤一郎 ミネルヴァ書房 ISBN:978-4-623-03999-4 『心理統計学ワークブック―理解の確認と深化のために』南風原朝和・平井洋子・杉澤武俊 有斐閣 ISBN:978-4-641-17356-9 〔成績評価の方法・基準〕 平常点:30%(CEASでの課題等含む) 期末試験:70% 〔学生へのメッセージ〕 卒業論文で調査を行ったり,先行研究の知見を読み解くためには,本授業で学ぶ心理統計学の知識が必要になる。本授業はあくまでも基礎的な知識の学習に留まるため,実際の研究手続きや分析などを身につけられるよう,心理学の研究法や実験に関する授業も引き続き履修しながら学びを深めていくことを勧める。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕UHM2132 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能) (9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |