科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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521500 |
専門科目 |
認定心理士資格 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
521501 |
心理検査法実習 |
2 |
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代表担当者名 | |||
西尾 祐美子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)心理的アセスメントについての基礎知識(概要や目的、対象、倫理的観点)を身につけている。 (2)演習を通して,代表的な知能検査や投映法などの実施法および結果の処理方法について理解している。 (3)心理検査の効用と限界について正しく理解している。 〔授業科目内容の概要〕 心理的アセスメントは心理的支援の重要な土台であり,アセスメントがきちんと行われて初めて支援を進めることが可能となる。心理的アセスメントの1つである心理検査は,実施から結果の算出,分析まで一連の手続きに熟練を要する。本授業では様々な心理検査について,実際の検査用具や検査用紙を用いて相互に検査者と被検査者を体験し,心理検査を実施するうえでの注意点や求められる姿勢を学んでいく。 〔授業計画〕 第1回 オリエンテーション,心理的アセスメントとは(1):対象,目的,倫理的観点 第2回 心理的アセスメントとは(2):アセスメントの方法,心理検査の種類 第3回 心理的アセスメントとは(3):検査の採点等でよく用いられる用語,所見の作成 第4回 描画法:バウムテスト、DAMなど 第5回 質問紙法、投影法の概要と演習 第6回 発達検査(1)新版K式発達検査2020(概要) 第7回 発達検査(2)新版K式発達検査2020(観察:第1,2葉) 第8回 発達検査(3)新版K式発達検査2020(実施) 第9回 知能検査(1):KABC-2(概要) 第10回 知能検査(2):KABC-2(実施:認知検査) 第11回 知能検査(3):KABC-2(実施:習得検査) 第12回 知能検査(4):WISC-Ⅴ(概要) 第13回 知能検査(5):WISC-Ⅴ(実施) 第14回 知能検査(6):WISC-Ⅴ(実施) 第15回 全体のまとめ ※進行状況などに応じてスケジュールや扱う検査などを変更する場合があります。 〔授業外学修の指示〕 臨床心理学に関する基本的な知識が背景(前提)となります。これまでに受講した心理学関連科目,特に心理アセスメントに関する内容をよく復習しておいてください。毎回振り返り課題(CEASアンケート)を課すので、特に各検査の演習では自身の取り組みを振り返りながら回答すること。 〔使用教材〕 指定なし 〔参考図書〕 『はじめての心理学概論』古見文一・小山内秀和・樋口洋子・津田裕之(編)ナカニシヤ出版 ISBN:978-4-7795-1361-9 『心理検査の実施の初歩』願興寺礼子・吉住隆弘(編)ナカニシヤ出版 ISBN-13: 978-4-7795-0387-0 〔成績評価の方法・基準〕 授業への参加態度:40% 期末レポート:60% 〔学生へのメッセージ〕 心理検査の結果は支援方針や方法を決定するための重要な資料であり,被検査者の人生を左右するものとなりうる点を心に留めながら,積極的な姿勢で臨んでほしいです。特に演習では検査道具に触れ,実際に体験することを重視するため授業への参加態度が成績評価に大きく影響します。 本授業では心理検査の演習のため,受講者が相互に検査者と被検査者を体験する中で,他者の心理検査の結果を見聞きする可能性があります。初回の講義で学ぶ,臨床家として必要な倫理的観点のもと,守秘義務をきちんと理解し遵守してください。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕TPF2133 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能) (9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |