科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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530300 |
専門科目 |
認定心理士資格 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
530301 |
家族心理学 |
2 |
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代表担当者名 | |||
粕井 みづほ |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 家族の人間関係や、家族の中で発生する諸問題を解明するための基本的知識を充分に理解している。 〔授業科目内容の概要〕 現代の家族は、高齢者の増加と子ども数の減少、核家族の増加、高度技術化された情報社会の進展など大きな社会変化の中で、家族関係の希薄化、夫婦の不和、子育て機能の弱体化など、さまざまな問題に直面している。また、育児ストレス、非行、家庭内での暴力など、家族に関わる問題が数多く発生している。これらの問題に接近するためには家族の人間関係の理解が不可欠である。 本講義では、家族の問題にアプローチするため、家族の人間関係や家族の中で発生する諸問題を心理学に解明することを目的とする。 〔授業計画〕 第1回 家族とは何かー1- 私の考える“家族” 第2回 家族とは何か-2- 世帯という家族の捉え方 第3回 家族とは何か-3- 家族の解体と絆の弱化 第4回 家族とは何か-4- 世界のさまざまな家族 第5回 家族とは何か-5- グループディスカッション 家族心理学での家族-1-家族のとらえ方 第6回 家族心理学での家族-2-家族ライフサイクル 第7回 家族心理学での家族-3-家族の心理構造の分析 第8回 現代の家族関係-1-乳幼児期の家族(育児ストレス) 第9回 現代の家族関係-2-児童期・青年期の家族(親子関係の変化と依存と自立) 第10回 現代の家族関係-3-成人期の家族(結婚の心理) 第11回 現代の家族関係-4-未婚化の進展と家族問題 第12回 現代の家族関係-5-夫婦のコミュニケーションの特徴 第13回 現代の家族関係-6-老年期の家族(加齢と喪失) 第14回 現代の家族関係-7-ドメスティック・バイオレンスの心理 第15回 現代の家族関係-8-児童虐待と子どもの脳への影響 〔授業外学修の指示〕 毎回、各自の取り組み状況を確認するための課題を提出する。 〔使用教材〕 授業資料を適宜配布する。 〔参考図書〕 『発達と家族の心理』粕井みづほ、青野明子(久美出版)ISBN 978‐4‐86189‐088‐8 その他、講義時に適宜指示する。 〔成績評価の方法・基準〕 提出物:100%(各自の取り組み状況を確認するため、授業の最後に毎回課題を提出する) 〔学生へのメッセージ〕 家族は私たちにとっては当たり前の存在である。さまざまな面から家族を捉える事により、自分の家族像を見つめなおして欲しい。積極的な参加を期待する。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕UHM2133 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) |