科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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550270 |
専門科目 |
保育対象の理解 |
1回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
550271 |
保育の心理学(1E123対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
三木 美香 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1.保育実践に関わる発達理論等の心理学的知識を踏まえ、発達を捉える視点について理解している。 2.子どもの発達に関わる心理学の基礎を習得し、養護及び教育の一体性や発達に即した援助の基本となる子どもへの理解をしている。 3.乳幼児期の子どもの学びの過程や特性について基礎的な知識を習得し、保育における人との相互的関わりや体験、環境の意義を理解している。 〔授業科目内容の概要〕 発達を理解するには、できなかったことができるようになるといった表面的な捉え方ではなく、衰退なども含めた人生における変化を理解し思考する必要がある。本講義では、乳幼児期を中心に、エピソードや事例を交え様々な観点から子どもの発達や学びの過程について学んでいく。 〔授業計画〕 第1回 発達とは 第2回 子どもの発達を理解することの意義 第3回 子どもの発達と環境 第4回 発達理論と子ども観・保育観 第5回 子どもの発達過程 第6回 身体的機能と運動機能の発達 第7回 社会情動的発達① 感情の発達 第8回 社会情動的発達② 社会性の発達 第9回 社会情動的発達③ 仲間関係の発達 第10回 認知の発達① ピアジェ理論 第11回 認知の発達② 非認知的発達能力を育む重要性 第12回 言語の発達 第13回 乳幼児の学びと保育① 学びの過程と特性 第14回 乳幼児の学びと保育② 学びを支える保育 第15回 乳幼児の発達に関するまとめ 〔授業外学修の指示〕 様々なメディアで取り上げられている子どもに関するニュース・新聞等に積極的に関心を持つことが大切である。 子どもの発達を考えるには、自分自身がどのように成長・発達してきたのか、どのようなことを感じて育ってきたかについて考えることも必要である。幼い頃の自分について、振り返ったり周囲の人に尋ねるなどしながら学ぶ姿勢が求められる。 進度に応じて、講義の順番が入れ替わることがある。 〔使用教材〕 特になし。 〔参考図書〕 授業中に指示する。 〔成績評価の方法・基準〕 1.受講態度:授業中の質疑応答・発表・グループワークへの参加度や貢献度などの平常点(30%) ・ 授業中の私語・マナー違反等はマイナス評価を与える 2.小テストやアンケート、レポート課題などの提出物等(70%) ・ レポート課題や小テストは、その時間に呈示する課題および授業内容の理解・確認のための振り返りを目的とするものである。 ・ 授業内で課題に対するコメントや解説を適宜行う。 ・ CEAS・Teams等を活用する。 ※1~2を合わせた総合評価で成績を付ける。 〔学生へのメッセージ〕 あなたが接する子ども、街ですれ違う子ども、そしてあなた自身を振り返って、学びましょう。子どもの発達を理解し、よりよい保育の在り方を考えてください。 〔教員の実務経験〕 公認心理師・言語聴覚士としてキンダーカウンセラー、発達相談員、特別支援学校での勤務経験等様々な実務経験を活かし、現場での実体験も示しながら、実際に求められる保育の心理学を学生に教示している。また、外部講師として認定こども園園長を招き、保育の心理学についての実体験を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FEC2131 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) |