科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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550900 |
専門科目 |
保育対象の理解 |
2回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
550901 |
障害児保育演習(2E123対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
竹﨑 博幸 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 障害児保育に関する基本的な知識を踏まえて障害をもつ子どもへの理解を深めることで、ひとりひとりの子どものニーズにあった支援をおこなうための基礎を身に着けている。 〔授業科目内容の概要〕 障害児保育は、本来視覚障害、聴覚障害、肢体不自由など広範囲な障害種類を網羅するものだが、この講義では未就学の知的障害を含む発達障害をもつ子どもの保育を中心に内容を構成している。 ひとりひとりの発達上の課題に対して、個々の障害を深く理解した上で、特別な保育ニーズの把握の仕方と具体的な支援のあり方を探る。また、障害児保育を支える理念を学び、現状の制度と保育形態から、障害児とその家族を取り巻く環境を把握し、実践的に求められている支援のあり方を考察する。 〔授業計画〕 第1回 障害児保育とは(ガイダンス) 第2回 障害児保育のあゆみと理念 第3回 障害児保育の制度と形態 第4回 障害とその理解(発達障害全般) 第5回 障害とその理解(PDD) 第6回 障害とその理解(ADHD) 第7回 障害とその理解(LD 知的障害) 第8回 保育でのかかわり(事例) 第9回 保育でのかかわり、支援のポイント①-個別支援における視点- 第10回 保育でのかかわり、支援のポイント②-集団における支援の視点- 第11回 保育でのかかわり、支援のポイント③-アセスメントと支援計画- 第12回 家族への支援①-相談援助体制の実際- 第13回 家族への支援②-相談援助における留意点- 第14回 家族への支援③-親の障害受容についての理解- 第15回 まとめ 〔授業外学修の指示〕 事前に提示する資料に目を通し、予習しておくこと 〔使用教材〕 毎回使用するプリント、DVDなど。 〔参考図書〕 杉山登志朗「発達障害の子どもたち」講談社現代新書 滝川一廣「「こころ」の本質とは何か」ちくま新書 D.ウィリアムズ「自閉症だったわたしへ」新潮文庫 小林芳文「LD児・ADHD児が蘇る身体運動」大修館 その他講義の中で随時提示する 〔成績評価の方法・基準〕 課題についてのレポートを総合して評価する 〔学生へのメッセージ〕 ひとりひとりの子どもの立場に立った理解を出発点に現場に役立つ障害児の支援の方法を模索していきます。 〔教員の実務経験〕 社会的養護施設及び保育所で勤務していた経験、また現在も児童福祉の現場に従事している中での実体験も示しながら、障害をかかえる児童及びその家族への養育・支援のあり方を教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕PEC2132 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) (9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |