科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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551510 |
専門科目 |
幼児教育・保育指導法 |
1回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
551511 |
保育内容の指導法「言葉」(1E123対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
倉窪 啓子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)幼稚園教育要領や保育所保育指針等に示された幼児教育の基本を踏まえ、領域「言葉」のねらい及び内容を理解できる。 (2)乳幼児期の認識や思考、動き等を視野に入れながら、言葉の発達の道筋を理解できる。 (3)言葉を育む保育環境や保育者の援助の在り方、保育教材の活用法を理解できる。 (4)領域「言葉」に関わる具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身に付ける。 〔授業科目内容の概要〕 子どもの成長にとって、言葉の獲得は重要である。保育の場は子どもたちの言葉を育む大切な場であり、保育者の果たす役割は極めて大きい。本授業では、幼児教育の基本を理解しながら、子どもの言葉の発達や獲得について、実践例を通して実際の保育場面や子どもの姿をイメージできるようにする。そして、子どもの言葉を豊かに育むための環境構成や援助の在り方、保育指導案の作成、保育教材(情報機器を含む)の活用、評価の考え方、小学校教育とのつながりについて、講義、協議、実践演習を通して学ぶ。 〔授業計画〕 第1回オリエンテーション:幼児教育・保育とは 第2回保育者のさまざまな役割 第3回領域「言葉」のねらい及び内容 第4回「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と保幼小接続 第5回子どもの言葉の発達過程①-話し言葉(乳児期の発達と言葉) 第6回子どもの言葉の発達過程②-伝え合う言葉(一次的ことばと二次的ことば) 第7回子どもの言葉の発達過程③-書き言葉(文字との出会い) 第8回子どもの言葉を豊かにする教材:児童文化財(絵本・紙芝居・ペープサート・パネルシアター等の実際と保育での活用法) 第9回子どもの言葉を豊かにする教材:ペープサート製作 第10回言葉を育む保育環境と援助①-ごっこ遊びと言葉 第11回言葉を育む保育環境と援助②-多様な感情体験と言葉 第12回言葉に関して配慮を必要とする子どもへの支援 第13回言葉に対する感覚を豊かにする実践:言葉遊びの実際と活用法 第14回子どもの言葉を育む保育の構想:指導案の作成 第15回保育指導案の講評及びまとめ 〔授業外学修の指示〕 講義内容を復習し、理解を深める。 教材研究及び保育指導案作成は、授業外の時間を活用すること。 〔使用教材〕 『事例で学ぶ保育内容 領域「言葉」』 無藤隆 監修(萌文書林)ISBN978-4-89347-259-5 毎回、授業資料を配布する。 その他、視聴覚教材(DVD・絵本・ペープサート・パネルシアター・人形劇等)を用いる。 〔参考図書〕 『平成30年施行 保育所保育指針 幼稚園教育要領 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 解説とポイント』汐見稔幸・無藤隆監修 ミネルヴァ書房 2018年(ISBN978-4623080984)解説』 『保育内容「言葉」指導法』馬見塚昭久・小倉直子 編著(ミネルヴァ書房)2019年(ISBN978-4-623-08250-6) 〔成績評価の方法・基準〕 授業に対する姿勢(50%)小テスト及び提出物〈レポート、教材製作、保育指導案等〉(50%)を基本とし、総合的に評価する。 〔学生へのメッセージ〕 絵本の読み聞かせや言葉遊びの演習、教材製作、指導案作成等、実際に多くの体験をし、保育実践に生かせるようにしましょう。 子どもの言葉に出会うとともに、保育者や教員を目指す自身の言葉についても振り返ってください。 子どもの言葉を育てる保育者の役割や専門性についてしっかり学びましょう。 〔教員の実務経験〕 幼稚園教員として幼児教育に従事していた経験を生かし、現場での保育実践を示しながら、領域「言葉」の指導法を具体的に学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕MEC2131 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |