科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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553120 |
専門科目 |
養護に関する科目 |
2回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
553121 |
学校看護Ⅱ |
2 |
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代表担当者名 | |||
毛利 春美 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)養護教諭の実践に求められる、看護技術の基礎的対応能力を身につけるため、看護の基本的知識を理解している。 (2)養護教諭として看護技術を応用して、個々のケースに応じた看護技術の提供ができる。 〔授業科目内容の概要〕 学校看護において、命を守る技術の基礎となる基礎看護技術演習を中心とした授業を展開します。この授業は単元により学ぶ内容がすべて違うため欠席せずに出席することが必要な科目です。そのため前提条件として、個々の健康管理をお願いしています。 この技術内容の学びは、養護臨床実習で行う病院実習で統合していきます。そのため、自身の体を整えること健康管理を日々の生活の中で実践していくことを基礎にしてこの授業は展開します。 また各単元の演習前には必ずレポート課題があり、自身のレポートをもとに演習授業で実施し、評価・修正していきます。 対象を保健室でかかわる児童生徒を想定しているため、演習授業実施時には実習着を着用し、身だしなみ(清潔な実習着を着用し、染髪はせず、髪はまとめ、爪はきり、マスクを装着する)を整え演習を行い教員がチェックをしますので各自声を掛け合い整えていきましょう。 〔授業計画〕 第1回 授業ガイダンス(学習目標,授業の進め方,成績評価の説明等,実習室の使い方説明) 看護技術に共通する要素:感染予防① 第2回 感染予防②創傷管理 第3回 感染予防③実技試験①衛生学的手洗い②滅菌物の取り扱い 第4回 環境整備①ベッドメイキング 第5回 環境整備②体位変換 第6回 環境整備③実技試験③ベッドメイキング 第7回 活動・休息の援助①移動の介助・移送(車いす・ストレッチャー・担架) 第8回 活動・休息の援助②関節可動域訓練 〇レポート:睡眠の援助 第9回 バイタルサイン測定 第10回 食事援助技術①食生活支援②食事介助③経管栄養 第11回 清潔ケア①入浴介助②部分浴介助③清拭・寝衣交換④洗髪⑤口腔ケア 第12回 排泄ケア①自然排尿・自然排便②浣腸・摘便③導尿・膀胱内留置カテーテル 〇レポート:自然排便を促す援助 第13回 与薬 第14回 実技試験④バイタルサイン測定 第15回 救命救急処置技術 実技試験⑤心肺蘇生法 第16回 筆記試験/実技試験再試験 〔授業外学修の指示〕 学校看護の基礎的知識と技術を習得するための授業です。グループワーク、ペア学習が主となりますので、対面授業で展開します。積極的に周囲の協力を得て実践してみましょう。 接近の技術・コミュニケーションによる対話を主として技術は展開します。各自体調管理には気を付け出席しましょう。自己健康管理能力を獲得していきます。 〔使用教材〕 「養護教諭、看護師、保健師のための学校看護」岡田加奈子、遠藤伸子、池添志乃 東山書房 ISBN 4827815887 「看護がみえる 基礎看護技術」第1版 第5刷 医療情報科学研究所 メディックメデディアISBN 978-4-89632-733-5 〔参考図書〕 「フィジカルアセスメントガイドブック 目と手と耳でここまでわかる」山内豊明 医学書院 ISBN978-4-260-01384-0 「看護が見える3 フィジカルアセスメント」 医療情報科学研究所 メディックメデディアISBN 978-4-89632 「基礎看護技術ガイド」大吉美千代 照林社 ISBN 978-4-7965-2141-3 〔成績評価の方法・基準〕 実技試験・筆記試験:70%(ベッドメイキング、バイタルサイン測定、包帯法、滅菌物の取り扱い) 授業態度:30% (課題提出・レポート課題・出席状況) 〔学生へのメッセージ〕 人間が生きていくうえで必要な、日常生活における基礎看護技術習得に向けて多くの演習・事例を取り入れます。毎時間、積極的に取り組み確実な技術習得を目指しましょう。 毎回レポート課題が違います。課題提出には期限を守ってください。 自らの自己課題(対人コミュニケーションおよび技術習得)を確認し、解決できない場合は、積極的に周囲の協力を得て、課題解決に取り組みましょう。 〔教員の実務経験〕 看護師・看護教員の実務経験を踏まえた指導を行っている。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕MSH2132 「学校看護Ⅰ」の単位を修得していないとこの科目は履修できない。 実習衣が必要である。 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (2)同僚・保護者・地域との連携・協働に必要な協調性やコミュニケーション力、リーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性) (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |