教育学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
553150
専門科目
養護に関する科目
3回生 後期
授業コード 科目名 単位
553151
小児疾病論
2
代表担当者名
毛利 春美
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)小児の病態の基本について理解する。
(2)小児が健常か病的かの違いについて判断できる。
(3)様々な小児疾患の特徴について理解し、その予防、対処法について正しく理解する。
(2)小児疾患の特徴を踏まえたうえで、生命を守る危機管理について理解し、実践ができる。


〔授業科目内容の概要〕
学校の健康診断において、スクリーニングによる特定の疾患について学ぶとともに、代表的な小児疾患の病態・症状・治療について基礎的な知識を習得する。これらの知識を活用し、児童生徒に対する適切な処置や対応法を学ぶ。
小児保健の現状を学び、児童生徒が出す様々な情報(症状など)やSOS を敏感にキャッチして関係機関につなげるなどの対応力を身に付ける。


〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション・小児における精神疾患について(毛利春美)
第2回 小児科総論・症候学について(根津智子)
第3回 呼吸器疾患について(根津智子)
第4回 腎・泌尿器疾患について(根津智子)
第5回 代謝疾患について(糖尿病・肥満症含む)(根津智子)
第6回 血液疾患(貧血含む)・アレルギー疾患について(根津智子)
第7回 感染症総論(根津智子)
第8回 感染症各論①(結核含む)(根津智子)
第9回 感染症各論②(人獣共通感染症含む)(根津智子)
第10回 予防接種(根津智子)
第11回 心電図の見方①波形の意味と判読方法(田平一行)
第12回 心電図の見方②判読の実際(田平一行)
第13回 循環器疾患について(田平一行)
第14回 月経・正常妊娠について(植田政嗣)
第15回 性感染症・内分泌疾患について(植田政嗣)
第16回 定期試験

〔授業外学習の指示〕各回異なった内容で進みます。各自体調管理を行い、出席してください。CEASなどを活用しながら、課題や小テストの提出を求めます。各自復習を行い活用してください。欠席時は必ず連絡(毛利まで)をお願いいたします。
〔使用教材〕
「なるほどなっとく!解剖生理学 改訂3版」 多久和典子・多久和陽 著、南山堂 2023年(ISBN 978-4-525-12163-1)※1年時解剖生理学で使用
「こどもの病気の地図帳」鴨下重彦、講談社、ISBN 406206605-x ※2年時学校看護Ⅲで使用
授業資料を適宜配布

〔参考図書〕
授業内で提示する。

〔成績評価の方法・基準〕
〇小児の代表的な疾患とその症状、診断、治療などについての知識を説明できるかどうかを成績の判断基準とする。(課題提出および小テスト・定期試験)
〇授業態度および課題の提出(20%)と定期試験(80%)を総合判定する。


〔学生へのメッセージ〕
定期健康診断のスクリーニングの疾患として今回学ぶ領域は大変重要です。既習した解剖生理学を想起しながら疾患についての学修を深めてください。

〔教員の実務経験〕
担当教員は各分野において実務経験があり、臨床経験豊富である。

履修に関して留意すること
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力工場・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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