科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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553450 |
専門科目 |
養護に関する科目 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
553451 |
救急医学 |
2 |
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代表担当者名 | |||
毛利 春美 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)学校で発生する様々な心身の異常に対処し、生命を守り、安全を確保するために必要な基本的な知識が理解できる。 (2)緊急時のアセスメントと対処法について理解し、救命等の実践ができる。 (3)生命を守る危機管理について理解し、実践ができる。 〔授業科目内容の概要〕 学校における救急処置は、発生時の適切な対応のみでなく、生命を守り、後遺症を残さないため適切な判断、処置、教職員とのチームとしての体制、保護者対応、学習活動の配慮など、多岐にわたる判断が求められる。事例の演習を行い、適切な対応能力と処置力の向上及び事後措置能力を高める学修である。 〔授業計画〕 第1回 学習目標・学習内容・授業の進め方:学校における救急処置、養護教諭の役割、救急看護の概念 第2回 身体機能別アセスメント①基本技術:フィジカルアセスメント(バイタルサイン測定) 感染予防対策 症状別アセスメント:発熱・体温異常 第3回 身体機能別アセスメント②呼吸器系 症状別アセスメント:息苦しい、咳が出る 第4回 身体機能別アセスメント②循環器系 症状別アセスメント:胸が痛い(心肺停止含む)、ドキドキする、むくみがある 第5回 身体機能別アセスメント③消化器系 症状別アセスメント:お腹が痛い 第6回 身体機能別アセスメント④泌尿器・生殖器系 症状別アセスメント:おしっこの調子が悪い 第7回 身体機能別アセスメント⑤運動系 症状別アセスメント体を思うように動かせない 第8回 身体機能別アセスメント④内分泌・代謝系 症状別アセスメント:脱水・低血糖 第9回 身体症状別アセスメント⑤精神状態 症状別アセスメント:攻撃性・暴れている 第10回 身体機能別アセスメント⑥脳・神経系 症状別アセスメント:頭が痛い、しゃべりにくい、気を失った、ふらふらする 第11回 学校で多い救急処置①外傷への対応 第12回 学校で多い救急処置②アナフィラキシーショック、熱傷 第13回 学校で多い救急処置③虫刺され・咬傷・溺水 第14回 一次救命処置、心肺蘇生(AED使用)演習 第15回 定期試験 第16回 グループワーク発表/一次救命処置を含む、症状別による救急時の看護技術実技試験 〔授業外学修の指示〕 各回異なったテーマで進みます。具体的事例を用いて進めていきますので、参考図書、使用教材を活用し事前に予習を行い、各回の重要ポイントは復習しておいて下さい。 〔使用教材〕 「保健室で役立つステップアップフィジカルアセスメント」三村由香里 東山書房 ISBN978-4827815207 〔参考図書〕 「フィジカルアセスメントガイドブック 目と手と耳でここまでわかる」山内豊明 医学書院 ISBN978-4-260-01384-0 「子どもの病気の地図帳」第21班鴨下重彦・柳沢正義 講談社 ISBN 978-4-06-206605-X 「アトラス応急処置マニュアル」(原書第9版 増補版) 南江堂 ISBN 9784524268689 「ここがポイント学校救急処置」全国養護教諭サークル協議会書籍編集委員会 農文協 ISBN 978-4-540-18152-8 「養護教諭、看護師、保健師のための学校看護」遠藤伸子、池添志乃 東山書房 ISBN 978-4-8278-1588-7 「救急看護学 第6版 (系統看護学講座別巻)」山勢博彰 医学書院 ISBN 978-4260032544 〔成績評価の方法・基準〕 定期試験 :60% 実技試験 :20%(グループワークの課題提出状況・課題内容・発表も含む) 受講態度 :20%(報告連絡相談を含む受講態度・課題提出状況) 〔学生へのメッセージ〕 応急処置は初動が大切です。身体の機能と構造を理解し、生命兆候から行うべき応急処置は何かを判断できる力を身につけます。解剖生理学、小児疾病論で学んだ内容を想起しながら、事前に授業計画に沿った内容の単元を予習して臨んでください。 〔教員の実務経験〕 看護師の実務経験を踏まえた指導を行っている。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FSH2132 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能) |