教育学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
553900
専門科目
教科指導法
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
553901
生活科指導法(2E123対象)
2
代表担当者名
岡田 良平
科目内容
〔授業の到達目標〕
1 生活科のカリキュラムや内容構成についての基礎的な理論を理解している。
2 生活科の目標と内容を実現するための授業設計の理論や具体的な方法、学習評価について理解している。
3 生活科の教材開発の基礎的な理論や方法および学習指導要領の規定をふまえて地域素材を生かした単元開発を行うと共に、その分析ができる。
4 習得した理論や学習指導要領の規定をふまえて本時の学習指導案を作成して模擬授業を行うと共に、それらの分析ができる。

〔授業科目内容の概要〕
生活科概論で学んだ理論の理解を深めるとともに、教材研究の方法や具体的な活動や体験を通して学ぶ。効果的な指導を目指してICT機器等の活用のあり方についても学修する。また、子どもの認識や思考の実態をふまえて地域素材を生かした単元を開発し、具体的な授業場面に即して学習評価のあり方を構想して学習指導案を作成する力量を身につける。個人で学習指導案・板書計画・ワークシートを作成し、模擬授業を行うことでこれまでに習得した理論や学習指導要領の規定をふまえて分析を行う。

〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション ・ 生活科の目標と内容,授業設計の基礎理論および評価
第2回 授業づくり①(生活科における学習の準備・発問・板書計画について学ぶ)
第3回 授業づくり②(学習展開・ふり返りを実践を通して学ぶ)
第4回 単元計画と第1時の学習指導案の作成単元計画の作成
第5回 単元計画と第1時の学習指導案の作成単元計画の発表と模擬授業に向けての準備
第6回 授業構想・授業づくり・学習指導案の作成におけるグループ討議と検討会(具体的な体験活動と気づきの関係性の検討)
第7回 授業構想・授業づくり・学習指導案の作成におけるグループ討議と検討会(単元全体の授業検討)
第8回 授業構想・授業づくり・学習指導案の作成におけるグループ討議と検討会(前時・本時・後時の授業検討)
第9回 授業構想・授業づくり・学習指導案の作成におけるグループ討議と検討会(指導案及び教具・教材の検討)
第10回 授業構想・授業づくり・学習指導案の作成におけるグループ討議と検討会(ルーブリックを使用した授業検討)
第11回 単元計画発表と第1時の模擬授業および意見交流・分析①-第2学年(まちたんけんに関する内容)
第12回 単元計画発表と第1時の模擬授業および意見交流・分析②-第2学年(生き物の飼育と観察に関する内容)
第13回 単元計画発表と第1時の模擬授業および意見交流・分析③-第2学年(うごくおもちゃに関する内容)
第14回 単元計画発表と第1時の模擬授業および意見交流・分析④-第2学年(公共施設・人とのつながりに関する内容)
第15回 単元計画発表と第1時の模擬授業および意見交流・分析⑤-第2学年(自己の成長に関する内容)

〔授業外学修の指示〕
・単元の指導計画の作成と授業での発表を課す。
・具体的な板書計画、ワークシートの作成が必須。教材研究などの授業準備を十分に行うこと。
・レポート試験として、指定された単元にいて学習指導案の作成(略案・正案)を課す。
・ 授業中に配布されたプリントやワークシートなどは、学習記録としてノートに整理して残していくこと。

〔使用教材〕
・文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 生活編』(東洋館出版社)
・『新しい生活下』(東京書籍)ISBN:978-4487115617

〔参考図書〕
・授業の中で必要に応じて指示する。

〔成績評価の方法・基準〕
・模擬授業の実践(30%)(具体的な板書計画及びワークシートの作成は必須)。
・レポート試験50%(学習指導案(略案と正案)の作成:紙媒体とデータの両方の提出(合計4つの提出が必須)。
・レポート試験(合計4つ)が未提出の場合は単位取得ができません。
・出席状況・質疑応答などの模擬授業への意欲的な参加(20%)。

〔学生へのメッセージ〕
各自で単元計画を立て、生活科の模擬授業に意欲的に取り組んでほしい。生活科の基本的な考え方である「具体的な体験活動を通した気づき」を授業構成の中心に据え、模擬授業を行う。授業準備、板書計画、ワークシートの作成、児童との応対などより実践的な学修を通して学びを深めたい。

〔教員の実務経験〕
小中学校で14年間の教員経験をもち、授業づくりやカリキュラム・マネジメントの実践と研究をしてきた。特に地域学習の単元開発、教材研究、指導方法、評価のあり方について実践を通して指導している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MSS2132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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