科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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554000 |
専門科目 |
教科指導法 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
554002 |
音楽科指導法(3Eb対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
渡邊 真一郎 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 ・小学校学習指導要領をその背後にある理論的な考え方をふまえて理解し、授業をデザインすることができる。 ・小学校学習指導要領における音楽科の目標及び内容、学習評価を反映した学習指導案を作成することができる。 ・作成した学習指導案に基づき、子どもの認識・思考に即した模擬授業を実践することができる。 ・作成した学習指導案に基づき、模擬授業を実践し、その実践について振り返り評価することができる。 〔授業科目内容の概要〕 模擬授業を体験したり、ビデオで授業のモデルを見たりといった演習を通して、具体的な授業像が描けるように講義する。学習指導要領の背後にある理論的な考え方を踏まえて学習指導案を作成し、グループで模擬授業を行う。ペア学習やグループ討議を通して子どもの認識・思考に即した音楽科授業について、情報機器を活用しながら実践的に学び、音楽教育の意義について考える。 〔授業計画〕 第1回 オリエンテーション−音楽科の目標と内容 第2回 学習指導要領を反映した音楽科鑑賞領域の実演授業 第3回 学習指導要領を反映した音楽科表現領域の実演授業 第4回 授業デザインの論理 第5回 学習指導案の作成① 指導内容・指導事項・共通事項の関係 第6回 学習指導案の作成② 単元目標と評価規準 第7回 学習指導案の作成③ 単元構成の枠組み(1)授業構成 第8回 学習指導案の作成④ 単元構成の枠組み(2)ステップの目的 第9回 学習指導案の作成⑤ 活動のねらい・具体の評価規準 第10回 プレ模擬授業 第11回 グループによる模擬授業と討議(1)【鑑賞】(情報機器を活用した模擬授業の実施) 第12回 グループによる模擬授業と討議(2)【歌唱】 第13回 グループによる模擬授業と討議(3)【器楽】 第14回 グループによる模擬授業と討議(4)【音楽づくり】(情報機器を活用した模擬授業の実施) 第15回 模擬授業の振り返り(情報機器を活用した振り返り) 〔授業外学修の指示〕 授業の理解度を測るアセスメントシートへの回答を毎時間の課題とする。アセスメントシートは次回授業で解説を行うため、解説を踏まえて復習を行うことを推奨する。この課題の他に、指導案作成、教材研究、模擬授業準備などの課題を課す。模擬授業は前もって事前模擬授業を行い、万全の態勢で臨むこと。また、学習指導案作成にあたってはテキストを熟読すること。音楽科概論の受講者は、授業内で作成したポートフォリオも活用することができる。 〔使用教材〕 『三訂版 小学校音楽科の学習指導―生成の原理による授業デザイン』清村百合子・小島律子監修、2018年、あかつき教育図書(ISBN: 9784908255748) 『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 音楽編』文部科学省、2017年、東洋館出版(ISBN:9784491034652) 〔参考図書〕 『生成を原理とする21世紀音楽カリキュラム』日本学校音楽教育実践学会編、2006年、東京書籍(ISBN:4-487-80157-5) 『音楽教育実践学事典』日本学校音楽教育実践学会編、2017年、音楽之友社(ISBN:9784276321458) 『シリーズ・新時代の学びを創る第6巻 音楽科 授業の理論と実践』小島律子編、2015年、あいり出版(ISBN:978-4-86555-004-7 C3037) 〔成績評価の方法・基準〕 ・模擬授業に関するレポート及び改訂指導案:30%(授業教材の教材研究、模擬授業報告レポート、模擬授業での反省をもとに個人で作成する改訂指導案) ・最終課題レポート:30%(授業の理解度を測るためのレポート) ・アセスメントシート:30%(授業後に課すアセスメントシート) ・模擬授業・講義への参加態度:10%(授業中の質問や応答の適切性、学生同士の議論への参加度・貢献度を評価する。なお、私語や無断退室、提出遅れ、グループ活動への不参加など、受講上望ましくない行為に対してはマイナス評価を与える) 〔学生へのメッセージ〕 第 9回までの授業内容を理解した上で模擬授業を行うため、毎回出席が求められる。授業内容を理解するために、音楽の仕組みについての基礎知識が必要になるため、「音楽科概論」を履修しておくことが望ましい。これからの音楽科授業を具体的にイメージしながら、学習指導要領に基づく理論にそった学習指導案が作成できるようになることを期待する。 〔教員の実務経験〕 小学校教諭として業務に従事していた時の経験を活かし、模擬授業の体験、学習指導案作成、模擬授業の実施などを通して、音楽科における資質・能力を育成する音楽科の指導方法について理解できるよう学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕MSS2133 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |