教育学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
554860
専門科目
教育実習
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
554861
幼児教育フィールド学習
2
代表担当者名
永渕 泰一郎
科目内容
〔授業の到達目標〕

畿央大学付属広陵こども園とのコラボレーション科目として、認定こども園の教育・保育を実際に見学・体験し、子どもや保護者と実際にかかわりあい、保育現場での保育を体験することで、子ども理解や実践力を身に付けると共に、主体的な判断力や保育現場での実践への意欲を高める。


〔授業科目内容の概要〕

0歳児クラスから5歳児クラスの子ども達と実際に触れて遊びかかわることで、年齢によっての子どもの姿や保育者と子どもの関りについて学修する。保育現場で感じたことを仲間と話し合い振り返りをして子ども理解を深める。そのために、事前に個人で自らの課題を考えて、子どもとかかわり遊べることを準備する。また、畿央大学付属広陵こども園での幼児教育フィールド学習終了後は、グループ課題として発表に向けて、聴講者が体験した保育について理解できるように説明準備をおこなうことで、実体験を意識化できるように努め、保育が語れる基礎を培う。
また、畿央大学付属広陵こども園の地域子育て事業に参加をすることで、子育て支援の実際を知り、乳児のかかわり方や保護者のかかわり方、子どもと保護者のかかわりあいの理解を深めることを目標とする。取り組みとしては、親子が遊べる活動をグループで考えて活動し、実践力を伸ばす機会とする。年齢が数か月の赤ちゃんや1歳前後の子どもも多く参加する中で積極的にかかわりを持ち、幼い子どもたちが自由にのびのびと遊ぶことができる活動を考え実践し、親子がゆったりと交流できる場とはどのような空間であるのか理解する。

〔授業計画〕

第1回 幼児教育フィールド学習ガイダンス
第2回 フィールドワーク Ⅰ(自由選択遊び参加)
第3回 フィールドワーク Ⅰ(活動参加と話し合い)
第4回 フィールドワーク Ⅱ(自由選択遊び参加)
第5回 フィールドワーク Ⅱ(活動参加と話し合い)
第6回 フィールドワークでの子どもの読み取り
第7回 グループ発表時のパワーポイントとレジュメの作成
第8回 フィールドワーク学習事後発表会
第9回 地域子育て支援ガイダンス
第10回 子育て支援の遊びと様子・部分支援指導案の作成
第11回 フィールドワーク Ⅲ (グループ活動準備と練習)
第12回 フィールドワーク Ⅲ (地域子育て支援参加)
第13回 フィールドワーク Ⅳ (グループ活動準備と練習)
第14回 フィールドワーク Ⅳ (地域子育て支援参加)
第15回 まとめ

〔授業外学修の指示〕

この授業は集中授業である。通年で15回の授業をおこない、履修者が全員集まる学習と、こども園や子育て支援をグループで日程が分かれて体験する学習をおこなう。前期の幼児教育フィールド学習は、グループに分かれて1・2限に畿央大学付属広陵こども園でおこなう。個人課題として子どもたちを前にした時に役立つことを調べたり作ったりすることを課題とする。また、フィールドワーク後の振り返りを記録しておくこと。グループ課題として班に分かれて発表をおこなうが、第8回目の授業までにパワーポイントで発表データを協力して作ること。当日の資料として事前にデータと、1枚にまとめたレジュメを提出すること(両面可)。
後期の地域子育て支援参加では、毎週月曜日に行われている子育て支援室に参加する。親子にかかわる時間をもらってグループで部分支援参加をおこなう。親子支援を参加する前にグループで話し合い、どのような役割で関わるのか相談すること。実際に部分支援記録を作成し、絵本・紙芝居・手遊び・体操・活動など30分を基準におこなえるよう準備・練習に取り組むこと。乳児が楽しめる活動であるか、保護者も一緒に楽しむ活動であるのかを吟味して当日を迎えること。

〔使用教材〕

参考資料配付、実物の提示、保育場面の画像・動画、授業用プリント

〔参考図書〕

『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』内閣府・文部科学省・厚生労働省、フレーベル館、平成30年3月

〔成績評価の方法・基準〕

①個人課題の提出・発表用データとレジュメの提出
②部分支援記録の提出・グループ支援参加の振り返り用紙の提出
③まとめのレポート提出
全て提出された後に成績を合否判定する。

〔学生へのメッセージ〕

履修者は基本全て出席すること。幼児教育フィールド学習では、病気等参加を猶予するときは必ず相談報告をおこなうこと。日程の変更及び欠席については担当者が判断するので、自らの判断で欠席をすることや日程を変更しないこと。
地域子育て支援は学内E棟3階の多目的室で月曜日2限・3限に毎週行われている。授業外でも興味をもって参加して構わない。ただし、後期からは授業参加のグループが優先である。
履修に関して留意すること
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