科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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558000 |
専門科目 |
幼児教育・保育指導法 |
1回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
558001 |
幼児と人間関係(1E123対象) |
1 |
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代表担当者名 | |||
三木 美香 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 領域 「人間関係」 の指導の基盤となる幼児の人と関わる力の育ちに関する専門的事項や、乳幼児期の人間関係の育ちに影響を与えている社会的要因についての知識を身に付けていることを目標とし、具体的には以下の内容を掲げる。 ① 幼児を取り巻く人間関係の現代的特徴とその社会的背景を理解している。 ② 人と関わる力の育ちがその後に続く一人一人の人生を支える力となることを理解している。 ③ 乳幼児期の人間関係の発達について、幼稚園や保育所生活における関係発達論的視点から理解している。 ④ 乳幼児期の遊びや生活の中で育つ人と関わる力の発達について、 保育者との関係、 幼児との関係、 集団の中での育ちを観点として説明できる。 ⑤ 自立心や協同性の育ちについて、 発達の姿と合わせて説明できる。 ⑥ 道徳性・規範意識の芽生えや家族と地域との関わりについて、 発達の姿と合わせて説明できる。 〔授業科目内容の概要〕 幼児の人間関係について自ら問いを立て、学んでいく姿勢を身につける為に以下の方法で授業を進行していく。 「人間関係」 の指導の基盤となる幼児の人と関わる力の育ちに関する専門的事項や、乳幼児期の人間関係の育ちに影響を与えている社会的要因について、文献を調べたり話し合ったりしながら学ぶ。人とかかわる力を育む大切さや支援の方法について学ぶ。自分自身も様々な人間関係の中で育ち、今後もそれが人生を支える力になることを体験的に学ぶ。 【授業計画〕 第1回 人とかかわるとは(西尾) 第2回 幼児を取り巻く人間関係(西尾) 第3回 人とかかわる力の育ち① 遊びや生活の中で人と関わる力(西尾) 第4回 人とかかわる力の育ち② 自立心や協同性の芽生えと人とのかかわり(西尾) 第5回 人とかかわる力の育ち③ 道徳性や規範意識の芽生え(三木) 第6回 人とかかわる力を育てる大人の役割① 家族や地域との関わりと育ち(三木) 第7回 人間関係にかかわる現代社会の状況(三木) 第8回 人とかかわる力を育てる大人の役割② 保育者の役割と援助(三木) 〔授業外学修の指示〕 幼児の人間関係は、本授業を通してのみ学ぶものではない。 様々なメディアで取り上げられている子どもに関するニュース・新聞等に積極的に関心を持つことが大切である。 乳幼児期の人間関係の育ちに影響を与えている要因について、考え続けることが求められる。 「保育の心理学」を履修しているものとして学修を進めるが、必須事項ではない。 乳幼児の発達に関する知識を深め、復習しながら授業に臨むこと。 進度に応じて、講義の順番が入れ替わることがある。 〔使用教材〕 特になし。 〔参考図書〕 授業中に適宜指示する。 〔成績評価の方法・基準〕 学生に対する評価 1.受講態度:授業中の質疑応答・発表・グループワークへの参加度や貢献度などの平常点(40%) 2.小レポートやアンケート課題などの提出物等(60%) ・授業内で課題に対するコメントや解説を適宜行う。 ※ 前半50%(西尾担当)後半50パーセント(三木担当)で合算し、総合成績とする。 〔学生へのメッセージ〕 本授業は受け身ではなく、幼児の人間関係について自ら問いを立て、学んでいく姿勢が望まれる。自身の人間関係を振り返りながら、子どもの人とかかわる力の育ちや支援方法を学んでもらいたい。子どもの発達を深く理解し、よりよい保育の在り方を考えていってもらいたい。 〔教員の実務経験〕 発達相談員、療育支援員、小学校での学習支援など公認心理師・臨床心理士、キンダーカウンセラー、特別支援学校での担任経験等様々な現場での臨床経験をもとに、具体的なケース(事例)も示しながら、実際に求められる幼児と人間関係を学生に教示する。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕CEC2131 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) |