科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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560360 |
専門科目 |
教科に関する科目 |
2回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
560361 |
英語文学と教育 |
2 |
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代表担当者名 | |||
竹下 幸男 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)児童向けの小説を英語で読み、様々な英語表現を理解し、英語による表現力への理解を深めることができる。 (2)作品に描かれている国や地域の文化や英語が使われている国や地域の文学を理解できる。 (3)取り扱う作品がどのような文学史的背景の中で書かれたかを理解し、他の英語で書かれた代表的な文学についても理解できる。 (4)英語が使われている国や地域の文化について理解し、中学校・高等学校における外国語科の授業に生かすことができる。 〔授業科目内容の概要〕 児童向け小説『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』を原書で読み、英語読解能力の向上を目指す。世界的にも有名で人気のある小説を、イギリスという社会背景の中で正確に理解しながら英文で精読する。毎回発表とグループ討議を行う。英文の正確な理解を経た上で、きちんとした日本語に直すための工夫や技術を学ぶ。文学作品における多様な英語表現に目を向け、作品を手掛かりに英語圏の多様な文化の理解、イギリス社会における子どもの状況や文化を視野に入れての理解を目指す。取り扱う素材はイギリスの作家のものだが、本書はスコットランドで書かれ、世界中で読まれている。このことから、英語の置かれた世界的な背景も視野に入れて、英語で書かれた代表的な文学を読むことの意味を考える。同じ英語圏でありながらも、世界に広がり多様に存在する文化について理解を深めることで、現代の多文化社会における英語の意味を考える。 〔授業計画〕 第1回 Introduction(オリエンテーション、ハリー・ポッター・シリーズについて) 第2回 The Boy Who Lived(生き延びた少年) 第3回 The Vanishing Glass(消えたガラス) 第4回 The Letters from No One(No Oneからの手紙) 第5回 The Keeper of the Keys(鍵の番人) 第6回 Diagon Alley(ダイアゴン横丁) 第7回 The Journey from Platform Nine and Three-Quarters(9と3/4番線からの旅) 第8回 The Sorting Hat(組み分け帽子) 第9回 The Potions Master(魔法薬の先生) 第10回 The Midnight Duel(真夜中の決闘) 第11回 Hallowe’en(ハロウィーン) 第12回 Quidditch(クィディッチ) 第13回 The Mirror of Erised (みぞの鏡) 第14回 Nicolas Flamel(ニコラス・フラメル) 第15回 Norbert the Norweigian Ridgeback(ノルウェイリッジバックのノーバート) 第16回 Final Exam(最終試験) 〔授業外学修の指示〕 毎回十分な予習を必要とする。英語を十分に理解した上で、解釈上・語法上の疑問点をしっかり考えてくること。 〔使用教材〕 J. K. Rowling著『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』(Bloomsbury) 〔参考図書〕 講義内で指示 〔成績評価の方法・基準〕 平常点30%、定期試験70% 〔学生へのメッセージ〕 楽しい読み物です。楽しく予習・学習して下さい。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FSS2132 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能) (6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |