科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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561030 |
専門科目 |
教科指導法 |
4回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
561031 |
英語科指導法Ⅳ |
2 |
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代表担当者名 | |||
福島 玲枝 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1) 中・高等学校英語授業における,様々な授業形態の利点を活かした授業デザインができる。 (2) 生徒の言語運用能力の評価やテスト作成方法についてその目的と方法を説明できる。 (3) 教職への「適性」を自分なりに理解し,その強みを生かしながら,生徒(学習者)とのコミュニケーションを通じて授業を作り上げることができる。 〔授業科目内容の概要〕 将来英語を教える仕事に携わる大学生が,評価やテストの信頼性・妥当性・波及効果などの概念について学ぶ。中学や高校で受けたテストを分析し振り返り,その問題点や改善すべき点について議論を行い,実際にテストを作成する演習も行う。さらには,現場で活用できる効果的な指導手法を幅広く学び,高校の検定教科書を用いたグループによる指導案作成,模擬授業演習を通して授業力を磨く。 〔授業計画〕 第1回 イントロダクション(授業構成の振り返り: 教材研究と指導案作成) 第2回 ティームティーチング 第3回 測定と評価① − テストと観点別評価 第4回 測定と評価② − テスト構成素 第5回 測定と評価③ − テスティングポイント 第6回 測定と評価④ − 信頼性と妥当性 第7回 筆記テストの検討① (既存の試験問題分析) 第8回 筆記テストの検討② (出題形式の検討) 第9回 授業運営① (TA活動―News Program準備) 第10回 授業運営② (TA活動―News Program撮影) 第11回 授業運営③ (TA活動振り返り,教師の発話デザイン) 第12回 テストと評価方法の作成① (授業,テスト,評価のつながり) 第13回 テストと評価方法の作成② (中間報告発表と検討) 第14回 テストと評価方法の作成③ (中間報告発表と検討) 第15回 指導案・テスト案の再検討,最終課題の作成 ※ 他学年を交えて授業を実施する場合,授業日程を調整することがあります。この際は,受講生と日程相談の上で決定します。よって,初回の授業を欠席する場合は,必ず事前に授業担当者に連絡をしてください。 〔授業外学修の指示〕 指導法II, III において作成した英語科指導案に基づき,テストと評価方法を検討します。事前に加筆修正をしておくことを推奨します。 〔使用教材〕(英語科指導法Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ共通) 『最新英語科教育法入門』土屋澄男・秋山朝康・大城賢・千葉克裕・望月正道 (研究社) ICBN978-4-327-37513-3 『教室英語ハンドブック』高梨庸雄・小野尚美・土屋佳雅里・田縁眞弓 (研究社)ICBN978-4-327-41092-6 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編』文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編』文部科学省 〔参考図書〕 『中学校学習指導要領 英語科』及び同解説(最新版) 『高等学校学習指導要領 英語科』及び同解説(最新版) 『第3版 新学習指導要領にもとづく英語科教育法』望月昭彦編著(大修館書店)ISBN:978-4-469-24621-6 〔成績評価の方法・基準〕 ・ 授業内活動への参加(ディスカッションへの貢献) (20%) ・ 発表 (10%) ・ 授業後課題 (30%) ・ 最終課題 (40%) ※ 無断,および正当な理由のない遅刻・欠席は減点の対象となる。 ※ 授業形態により,評価基準の割合を変化させる場合がある。(その際は事前に連絡します) 〔学生へのメッセージ〕 「良い授業」とは何でしょう?皆さんの抱くイメージは色々あるかもしれませんね。ここでは「良い授業」とは,学習者が「なるほど!」「わかった!」「できた!」と思える時間を提供できること,そして「意味ある」家庭学習に繋げるための基盤を作ることと考えます。 高等学校では新しい学習指導要領が今年から段階的にスタートするので,皆さんが教壇に立つ頃には自分が受けてきた授業と少し異なる形での授業形態が求められます。単に活動を真似るのでなく「今,何が求められて,何を教えないといけないのか」を常に意識しながら授業やテストを組み立てていく習慣をつけましょう。基本を大切にしつつ,時代に適応した英語授業を共に考える時間にしたいと思います。 〔教員の実務経験〕 国・公・私立学校での英語科教員としての指導経験を活かし,生徒・学校・地域の事情や実態に即した英語の授業づくりの視点を伝えたいと思います。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕MSS2134 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (2)同僚・保護者・地域との連携・協働に必要な協調性やコミュニケーション力、リーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性) (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能) |