科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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581400 |
専門科目 |
数学教育に関する科目 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
581401 |
数学的リテラシー |
2 |
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代表担当者名 | |||
横 弥直浩 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 中学校・高等学校での数学の学習において、数学的リテラシーとは何かを理解し、数学的活動や深い学びと関連付けて、教材研究や授業を実践することができる。 1.中学校・高等学校の学習内容を概観し数学的リテラシーについての理解を深める。 2.中学校・高等学校での授業について、数学的リテラシーを重視する指導を考える。 〔授業科目内容の概要〕 国際学習到達度調査であるPISA調査やTIMSS調査での数学的リテラシーの扱いを概観し、そこで出題されている問題について検討、考察をする。また、数学的リテラシーに関わって、数学的活動や深い学びについて検討し、教材開発、教材研究をしながら模擬授業を行う。 〔授業計画〕 第1回 授業のガイダンス「数学的リテラシー」とは何か 第2回 数学教育の目標と数学的リテラシー 第3回 PISA調査とTIMSS調査から見る学習到達度 第4回 PISA調査の概要と考察 第5回 PISA調査での数学の内容について 第6回 TIMSS調査の概要と考察 第7回 TIMSS調査での数学の内容について 第8回 数学の学力と数学的リテラシー 第9回 数学的リテラシーと数学的活動 第10回 教材研究における数学的リテラシー 第11回 学習指導案における数学的リテラシー 第12回 授業における数学的リテラシー 第13回 学習評価における数学的リテラシー 第14回 模擬授業と協議 第15回 数学的リテラシーを重視した授業を考える 〔授業外学修の指示〕 中学校数学はもちろん高校数学(数学ⅠⅡA B)の知識が必要になる。これらの内容について自分の知識が不足していると思う場合は、授業外での予習・復習は欠かさないこと。 〔使用教材〕 配布プリントを使用する。 〔参考図書〕 『中学校学習指導要領解説(平成29年告示)数学編』、日本文教出版、2018年(ISBN978-4-536-59012-9) 『高等学校学習指導要領解説(平成30年告示)数学編 理数編』、学校図書、2019年(ISBN978-4-7625-0535-5) 〔成績評価の方法・基準〕 1.授業における活動と発表への取り組み:45% 2.振り返りと課題提出:55%(出席できなかった場合の取組を含む) 〔学生へのメッセージ〕 主体的に授業の活動に取り組み、数学的リテラシーに興味を持ち、具体的な問題を作成したり解決したりして、探究する姿勢を身に付けましょう。 〔教員の実務経験〕 県立高等学校および国立中等教育学校における教員としての勤務経験、大学生への教育実習での教科指導、大学での教科教育法の指導などの経験を活かし、数学科における生徒の実態や課題、数学的問題解決の取組について学生に具体的に教示している。 |
履修に関して留意すること |