科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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411700 |
教養科目 |
教養実践プログラム |
1回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
411703 |
日本語と表現(1N対象) |
1 |
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代表担当者名 | |||
占部 礼二 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)アカデミック(論文、レポート)・キャリア(履歴書)・ビジネス(企画書・報告書)、ステージに応じた文章を書けるようになる (2)書く力、考える力、調べる力を身につける 〔授業科目内容の概要〕 この授業は「文章を書くのが苦手」と感じている学生がターゲットになっている。毎回の授業で書くトレーニングを積む時間が設けられていて、実践的で楽しく参加型の内容になっている。表現に関する基礎的な技能を積み上げ、論理的かつ魅力的な文章(1000字~2000字程度のレポートや意見等)の作成に必要な知識と技能の修得を目標とする。 文章力はこれから学んでいく専門分野に比べると必要性が低いと感じるかもしれない。しかし、書く力は学生生活において多くの場面で活かすことができる(もちろん社会人になっても)。例えばレポートや論文。どれだけ研究や情報収集が上手くいっても、分かりやすく伝わる文章にできなければ、良い成果に結びつかない。どれだけ講義内容を理解しても、定期試験やレポート課題で低い評価に終わってしまう。 書くことに慣れること、伝わる言葉と表現(文章)を学ぶことが目的となっている。基本的なレポートライティングのスキル習得だけでなく、広く学生生活・就職活動・社会人生活にプラスを生み出すような幅広い効果も目指している。目先のテクニックだけではなく、根本的な書く力・考える力を伸ばす取り組みを行いたい。 〔授業計画〕 1.はじめに 大学生活で求められる文章について 2.どう書くか① 事実文と感想文 客観表現をみにつける 3.どう書くか② 一点突破とバラエティ 記憶に残る表現をみにつける 4.どう書くか③ 具体的と抽象的 説得力のある表現をみにつける 5.どう書くか④ ディテールとあらすじ 個性的な表現をみにつける 6.レポート『小説を読んで、表現する』 7.何を書くか① 受け手の視点と送り手の視点 8.何を書くか② 興味を喚起する要素を盛り込む 9.何を書くか③ something newとsurpriseを盛り込む 10.何を書くか④ 半径5mの世界を描く 11.レポート『街の魅力を調べて、書く』 12.何を書くか⑤ インタビューしてみよう 話の聞き方と取材のコツ 13.何を書くか⑥ インタビューしてみよう 実践してみよう 14.論文・レポートの基礎を学ぶ①(要約レポートと考察レポート) 15.論文・レポートの基礎を学ぶ②(論文に必要な4つの要件) 〔授業外学修の指示〕 レポートに向けて小説を読んでおくこと。推薦図書は授業中に紹介する。 〔使用教材〕 毎回の授業で教材(プリント)を配布する。 〔参考図書〕 なし 〔成績評価の方法・基準〕 毎回の講義で課題提出(40%)、レポート評価(30%×2回分) アカデミック・ライティングにおけるルーブリックを配布する 〔学生へのメッセージ〕 文章を書くのが苦手だと思っているあなたへ。書くことに対して、苦手意識を持つ学生はたくさんいます。私自身もそうでした…。ただそれは「才能がないのではなく、慣れていないだけ」ではないでしょうか。まずは書くことを楽しむことから始めましょう。90分の中で、楽しく、刺激的に、文章の面白さを感じていってください。 〔教員の実務経験〕 教育サービス企業における文章カリキュラムの企画・実施の経験、書籍・WEBコラムなどの執筆経験、キャリアカウンセラーとしての企業への応募書類や小論文などの指導経験をもとに、アカデミック・ビジネス・キャリアといった数々のステージで求められる実践的な文章力の育成を実例を示しながら行っている。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕PLA0011 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。 (2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。 |