科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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415010 |
教養科目 |
人間と社会 |
2回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
415011 |
東洋思想 |
2 |
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代表担当者名 | |||
塩原 佳典 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)日本思想に含まれる東洋の諸思想を理解することができる。 (2)日本文化に現れる日本思想の特徴を理解することができる。 〔授業科目内容の概要〕 西洋近代文明に囲まれた現代の日本社会においても、日常の行動や考え方の根底には東洋的思想の存在が少なからず感じ取れます。この授業では、東洋的思想を生み出した儒教、仏教、ならびに日本の思想文化的特徴を取り上げ、それらを土台とする日本文化の具体的な事例(教育、政治、芸術、宗教など)を通じて日本における思想文化(物事の考え方・捉え方)の理解を目指します。 〔授業計画〕 第1回 ガイダンス:東洋思想をどのようにイメージするか 第2回 インド思想① 「自己」を探求するアートマンの思想 第3回 インド思想② 仏教の「無我」 第4回 インド思想③ 色即是空から「私」を考える 第5回 インド思想のまとめとふり返り 映画を鑑賞するように「私」と向きあう 第6回 中国思想① 仁と礼で社会をつくる 第7回 中国思想② 仁による王道思想 第8回 中国思想③ 礼にもとづく制度設計 第9回 中国思想④ 法治とは何か 第10回 中国思想⑤ 老荘思想の無為自然 第11回 中国思想のまとめとふり返り 東アジア文化における政治と社会 第12回 日本思想① 「他力」の境地と念仏 第13回 日本思想② 「思考」によらず物事を理解すること 第14回 日本思想③ 「問題」から跳躍すること 第15回 東洋思想のまとめとふり返り 私たちの社会を問い直す視点 *各回の授業内容はあくまで目安なので、 一部内容を変更する場合があります。 〔授業外学修の指示〕 授業で用いた事例に関する資料を大学や公共の図書館などで視聴しておくことが望ましい。 〔使用教材〕 本講義は、オンデマンド形式で実施します。レジュメ資料(PDFデータ)を配付したうえで、講義動画を配信します。 〔参考図書〕 授業中に適宜指示します。 〔成績評価の方法・基準〕 1. 期末レポート:25% 2. 提出物(コメントシート):75% 〔学生へのメッセージ〕 現代社会に生きる私たちは、日々「自分磨き」を強いられています。そのなかでは、道くさや寄り道をすることなく、「目標」に一直線に進み続けるよう駆り立てられているのではないでしょうか。この講義では、そうした流れから少し距離を置き、私たちの足場をそもそもから問い直すことで、考え方や行動を拡げたり深めたりすることが出来ればと願っています。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕PES0012 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。 (2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。 (5) 国際化に対応した視野をもって、健康問題、教育問題を科学的・創造的に研究できる。 |