科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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415020 |
教養科目 |
人間と社会 |
1回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
415021 |
人権教育(1E対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
生駒 佳也 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 社会における様々な人権問題とその特性を理解する。 人権教育の意義と課題、また、他者の痛みについても深く理解できる感性と理性を養う。 学校や社会における人権教育の取り組みを学び、それを推進する知識と技能を獲得する。 各学齢に応じた人権教育の課題を設定し、実践力を身につける。 〔授業科目内容の概要〕 現在の社会の中にある人権問題を理解し、それが歴史的に形成されてきた過程を学ぶ。また、実際に地域や学校においてどのような取り組みが行われているのかを学習する。人権教育を展開するために資料をもとに具体的な問題を扱い、互いの意見交換を通じて人権を尊重する社会のあり方を考察する思考力を身につける。 〔授業計画〕 第1回 人権問題とは、人権教育とは(オリエンテーション) 第2回 パンデミックの中の人権問題 第3回 学校における人権教育①(各自の経験を振り返って) 第4回 学校における人権教育②(コロナ禍の中の教育) 第5回 選抜と平等をめぐって①(人種・性別・貧富など) 第6回 選抜と平等をめぐって②(教育と社会のあり方について) 第7回 生と性をめぐって①(パンデミックと人権) 第8回 生と性をめぐって②(医学の発達と人権問題) 第9回 人権問題の歴史を学ぶ①(博物館と人権) 第10回 人権問題の歴史を学ぶ②(部落問題の歴史的理解) 第11回 人権問題の歴史を学ぶ③(現代社会における差別問題) 第12回 人権問題の歴史を学ぶ④(国家・民族・言語と暴力) 第13回 人権問題に関する発表と意見交換①(前半グループ) 第14回 人権問題に関する発表と意見交換②(後半グループ) 第15回 総論(各授業案をめぐって) 〔授業外学修の指示〕 現在の人権問題に興味関心をもち、書籍や新聞、雑誌等にあたって欲しい。また、他者(時空を超えて)との対話に心がけ、調べる力、まとめる力、発表する力を身につけてもらいたい。特に現在はコロナ禍により教育だけでなく社会全体が大きな変革を求められている。現状を歴史的に俯瞰する力も共に身につけていきたいと考える。 〔使用教材〕 必要に応じ担当教員作成のプリントを配布する。 〔参考図書〕 講義中に適宜紹介する。 〔成績評価の方法・基準〕 授業態度(コメントペーパー)50% レポート50% 〔学生へのメッセージ〕 現実にある人権問題を理解するためには、常に不合理な差別や偏見を見抜く感性や理性が必要です。そのためには批判的に社会を見つめる視点が求められます。今の社会や集団のあり方に関心を持ち続けて下さい。また、この講座では他の受講者との意見交換を大切にしたいと思います。オンラインの利点を活かした「対話」を毎回行います。第1回目のガイダンスと最終回の7回目を対面で行い、2~6回はオンデマンドで進行します。 〔教員の実務経験〕 高校で人権教育担当として、また、県・市での人権教育啓発委員としての体験を示しながら、学校や行政で求められている人権教育啓発を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕PES0011 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。 (2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。 (4) 健康と教育に関する諸課題を分析評価し、問題解決を図ることができる。 |