専攻科 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
780230
助産学実践領域
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
780231
助産診断技術学Ⅲ(産褥・新生児期の診断とケア)
1
代表担当者名
西原 八重美
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.産褥ケア、新生児期のケアに求められる助産師の実践能力を理解することができる。
2.事例を用いて助産診断を理解することができる。
3.新生児の適応生理およびその異常を理解し、対処方法を理解することができる。

〔授業科目内容の概要〕
産褥期における生理的変化(進行性変化・退行性変化)と心理的・社会的変化を理解し、産褥日数に応じた個別性のある産褥経過において、対象に寄り添い援助できる能力を養う。親子関係の始まりを傍で見守り母子関係・父子関係を支えるケアについて考える。胎内から胎外への環境の変化に対する新生児の適応生理について学習し、異常の早期発見と異常への対処の必要性と方法について理解する。

〔授業計画〕
産褥期の助産過程の展開
第1回 産褥期の助産診断と助産過程の展開について(西原)
第2回 事例紹介(西原)
産褥1日目の助産診断と必要な助産ケア
第3回 産褥4日目の助産診断と必要な助産ケア(西原)
第4回 2週間健診(1か月健診)時の助産診断と必要なケア(西原)

産褥期・新生児期のケア応用
第5・6回 産褥期・新生児期の看護過程の展開(西原、塚田、岡田)

新生児期の助産過程の展開
第7回 新生児期の適応生理(塚田)
第8・9回 生後1日目の助産診断と必要な助産ケア(塚田)
第10・11回 生後4日目の助産診断と必要な助産ケア(塚田)
第12回 2週間健診(1か月健診)時の助産診断と必要なケア(塚田)
第13・14回 産褥期助産計画に沿った資料づくり
第15回 新生児期助産計画に沿った資料づくり


〔授業外学修の指示〕
母性看護学で学んだ産褥期・新生児期の経過と看護過程の展開を必ず復習して講義に臨んでください。
新生児の生理と呼吸・循環動態の予習をして講義に臨んでください。

〔使用教材〕
『助産学講座7 助産診断・技術学Ⅱ[2]分娩期・産褥期』我部山キヨ子・藤井知行編(医学書院)・2021年改訂 ISBN978-4-260-04210-9
『助産学講座8 助産診断・技術学Ⅱ[3]新生児期・乳幼児期』石井邦子・廣間武彦編(医学書院)・2021年改訂 ISBN978-4-260-04219-2
『実践マタニティ診断 第5版』齋藤益子編(医学書院)・2021年ISBN978-4-260-04583-4
『乳腺炎ケアガイドライン2020 2版』日本助産師会・日本助産師学会(日本助産師会出版)2021年 ISBN978-4-905023-30-2

〔参考図書〕
『今日の助産 改訂第4版』北川眞理子編他 ・(南江堂)・2020年ISBN978-4-524-24625-0
『ベテラン助産師から学ぶ!3大助産業務のコツと技 保健指導 分娩介助 おっぱいケア』山本詩子・宮下美代子編集(メディカ出版)ISBN9784840441810


〔成績評価の方法・基準〕
定期試験:50%、課題:50%


〔授業の到達目標〕
1.産褥ケア、新生児期のケアに求められる助産師の実践能力を理解することができる。
2.事例を用いて助産診断を理解することができる。
3.新生児の適応生理およびその異常を理解し、対処方法を理解することができる。

履修に関して留意すること
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)人間性豊かで対象を尊重できる。
(2)母子をとりまく社会のニーズや、産科医療の高度化並びに助産ケアの多様性に対応できる。
(3)女性のライフスタイルにおけるリプロダクティブヘルスに関する課題を捉えることができる。
(4)保健・医療・福祉チームとの連携を図り、地域社会に貢献できる。
(5)助産師としてのアイデンティティを形成することができる。
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