科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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780250 |
助産学実践領域 |
1回生 前期 |
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授業コード | 科目名 | 単位 | |
780251 |
母乳育児論 |
1 |
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代表担当者名 | |||
岡田 公江 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 母乳育児の重要性について理解し、エビデンスに基づいた根拠と母乳育児を成功させるための方法・技術を習得し、実践に繋げることができる。コミュニケーション・スキルを使って母親を温かく受容し、その選択を尊重する支援について理解することができる。助産師として個別に対応できる能力を獲得する。 〔授業科目内容の概要〕 母乳分泌の生理学的なメカニズム、母乳哺育の母子相互作用、母乳栄養児の発育、母乳の成分、母の栄養や嗜好品との関係など、母乳および授乳について母児双方の側面から概説する。それらを基に母乳哺育を成功させるための支援の仕方を考える。 〔授業計画〕 第1回 母乳哺育の意義、母乳育児を成功のための10か条(酒井) 第2回 母乳分泌の解剖・生理、乳汁産生調節のメカニズム(酒井) 第3回 正常ケースの観察・アセスメントとケア(酒井) 第4回 授乳支援の基礎、ポジショニング・ラッチオン(岡田) 第5回 産褥期(産後〜退院)の乳房変化と母乳育児支援(岡田) 第6回 産褥期(退院〜1ヶ月健診)の乳房変化と母乳育児支援(岡田) 第7回 産褥期(1ヶ月健診以降))の乳房変化と母乳育児支援(岡田) 第8回 乳腺炎の特徴とケア(岡田) 第9回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 母性看護学で学習した母乳育児支援について復習し、講義に臨んでください。 〔使用教材〕 『助産師基礎教育 第6巻 産褥期ケア/新生児期・乳幼児期のケア 2023年版・江藤宏美(日本看護協会出版会) ISBN 978-4-8180-2556-1 『乳腺炎ケアガイドライン2020』井村真澄 日本助産師会出版 2021 ISBN 978-4-905023-30-2 〔参考図書〕 『母乳育児支援ブック』 桶谷桐子 メディカ出版 2009年 ISBN 9784-8404-2590-2 『母乳育児支援講座改訂2版』水野克己・水野紀子 南山堂出版 2017 ISBN 978-4-525-50332-1 〔成績評価の方法・基準〕 課題に対するレポート20%、試験80% 〔学生へのメッセージ〕 母乳分泌機序を理解し、母乳育児を成功させる鍵は助産師が握っていることを意識づけていただきたい。 |
履修に関して留意すること |
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)人間性豊かで対象を尊重できる。 (2)母子をとりまく社会のニーズや、産科医療の高度化並びに助産ケアの多様性に対応できる。 (3)女性のライフスタイルにおけるリプロダクティブヘルスに関する課題を捉えることができる。 (4)保健・医療・福祉チームとの連携を図り、地域社会に貢献できる。 (5)助産師としてのアイデンティティを形成することができる。 |