科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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811200 |
専門基礎科目 |
1回生 前期 |
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授業コード | 科目名 | 単位 | |
811201 |
教育法制特論 |
2 |
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代表担当者名 | |||
宮村 裕子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 (1)教育法規の意義や役割を踏まえて、教育制度や教育行政について理解を深め、考察できる。 (2)我が国の教育政策や教育改革について、法規的側面を踏まえた上で理論的・実証的に検討できる。 〔授業科目内容の概要〕 教育法規の意義や役割を改めて確認のうえ、近年の主要な法改正の動向を学びながら、教育の制度的側面や教育行政の在り方を考察する。教育法規の理念や背景を確認するとともに、様々な教育政策が進められるなかで実際の教育現場における実感や状況との間に生じる課題、施策による影響等について学び、様々な立場から考察する。学校教育だけでなく社会教育の法制度やそれとの連携・協働にも着目しながら、今後の「地域とともにある学校」を展望する。授業においては、受講者によるプレゼンテーションやディスカッションを通じて、各回のテーマに関する知見を深める。 〔授業計画〕 第1回 イントロダクション―教育制度の基本と改革動向 第2回 教育の基本原理に関する法規と制度(1)-公教育の原理 第3回 教育の基本原理に関する法規と制度(2)-教育制度の基本 第4回 教育行政に関する法規と制度(1)-学校の制度 第5回 教育行政に関する法規と制度(2)-教育行政の組織と機能 第6回 教育行政に関する法規と制度(3)-学校関係者による学校支援 第7回 学校教育の運営や管理に関する法規と制度(1)-学校経営の制度 第8回 学校教育の運営や管理に関する法規と制度(2)-地域学校協働の制度 第9回 社会教育の運営や管理に関する法規と制度 第10回 学校教育の運営や管理に関する法規と制度(3)-社会に開かれた教育課程 第11回 学校教育の運営や管理に関する法規と制度(4)-GIGAスクール 第12回 教職員に関する法規と制度(1)-身分と待遇 第13回 教職員に関する法規と制度(2)-養成と採用 第14回 教職員に関する法規と制度(3)-研修の制度 第15回 教職員に関する法規と制度(4)-教員評価と育成 〔授業外学修の指示〕 受講者は、授業までに担当箇所についてのレジュメを作成すること。それをもとに受講者間で討議を行う。 〔使用教材〕 授業中に適宜資料を配布する。 〔参考図書〕 『新・教育制度論[第2版]:教育制度を考える15の論点』髙妻紳二郎編 ミネルヴァ書房 『教育法規スタートアップ・ネクスト ver.2.0: Crossmedia Edition』高見茂・開沼太郎・宮村裕子編 昭和堂 その他、授業において適宜紹介する。 〔成績評価の方法・基準〕 受講状況とプレゼンテーション(40%)、期末レポート(60%) 提出物に対するフィードバックは授業時に適宜行う。 〔学生へのメッセージ〕 現職教員や教員志望者にとって、教育法規は採用・研修時だけのものではありません。日常の教育現場と関連付けて、受講者自身の関心や課題意識を大切にしてください。なお、遠隔で授業に出席できますが、メディアの利用はあくまで補助であり、教室での対面授業に出席することが主となります。 〔教員の実務経験〕 社会教育行政や教育委員会関連の会議に携わった経験を活かして、具体的な制度や事例を示しながら解説している。 |
履修に関して留意すること |