健康科学部 2026年度版
更新日:2026/04/16
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
473500
専門科目
専門分野
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
473501
小児看護学援助論Ⅰ
1
代表担当者名
安井 渚
科目内容
〔授業の到達目標〕
1)医療的ケアを受ける子どもを含め、健康障害をもつ子どもと家族(きょうだいを含む)の現状と課題を説明できる。
2)急性期・慢性期・終末期、周術期、先天的な課題、救急、障害やこころのケアなど、様々な状況・経過にある子どもと家族の特徴(身体・心理・社会・生活)を整理して述べられる。
3)健康障害や治療・療養環境(外来・入院・在宅等)が、子どもの成長・発達および家族の生活・役割・意思決定に及ぼす影響を、発達段階を踏まえて説明できる。
4)子どもの権利と最善の利益の視点から、状況に応じて優先される看護上の課題を捉え、必要な看護援助(安全・安楽、苦痛緩和、家族/きょうだい支援、療養支援等)の方向性を提案できる。
5)事例・課題に対して、根拠(発達段階、病状・治療、家族状況)を示しながら、自分の言葉で簡潔に説明できる。

〔授業科目内容の概要〕
本科目は、小児看護学対象論で学んだ発達段階別理解を基盤に、健康障害をもつ子どもと家族(きょうだいを含む)への看護援助を体系的に学ぶ。近年、医療的ケアを受けながら生活する子どもが増える中、療養の場は病院だけでなく地域・在宅へも広がっている。本授業では、健康障害が子どもの成長・発達と生活に及ぼす影響、家族の心理・生活・役割・意思決定への影響を捉え、急性期・慢性期・終末期、周術期、先天的な課題、救急、障害やこころのケアなど多様な状況における看護の要点を学ぶ。講義と課題を通して、子どもの最善の利益を守るために「何を優先し、どのように支えるか」を根拠に基づいて考える力を養う。

〔授業計画〕
第1回 医療的ケアを受ける子どもと家族の現状
第2回 健康障害をもつ子どもと家族(きょうだいを含む)
第3回 様々な状況にある子どもと家族の看護
第4回 様々な経過にある子どもと家族の看護
第5回 急性期にある子どもと家族の看護
第6回 慢性期にある子どもと家族の看護
第7回 終末期にある子どもと家族の特徴と看護
第8回 手術を受けなければならない子どもと家族の看護
第9回 先天的な問題をもつ子どもと家族の看護
第10回 救急処置が必要な子どもと家族の特徴と看護
第11回 障害のある子どもやこころのケアが必要な子どもと家族の特徴と看護
第12回 健康障害をもつ子どもと家族の特徴
第13回 プレテスト・解説
第14回 健康障害をもつ子どもと家族の看護
第15回 定期試験
第16回 まとめ

〔授業外学修の指示〕
・各回、テキストの指定範囲を予習し、①その状況で起こりやすい子どもの反応(身体・心理・行動)、②家族/きょうだいへの影響、③看護の優先点(安全・安楽、苦痛緩和、説明・意思決定支援、療養支援等)を箇条書きで整理して受講すること。
・復習では、学んだ内容を「状況(急性期/慢性期/終末期/周術期/救急/障害・こころ/医療的ケア等)×発達段階(乳児・幼児・学童・思春期)×看護援助(子ども/家族/きょうだい)」の枠でまとめ、後続の演習・実習で参照できるノートにすること。
・プレテストは理解度を確認する機会である。解説を踏まえ、誤答の根拠(どの知識が不足していたか)を明確にして再学習すること。
・課題では、子どもの最善の利益の観点から看護援助を言語化する。結論→根拠→具体例(声かけ・支援の方向性)の順で簡潔に記述すること。

〔使用教材〕
『小児看護学②健康障害をもつ小児の看護』小林京子、高橋孝雄、メヂカルフレンド社、ISBN9784839234027
『小児看護技術 第3版』添田啓子、鈴木千衣、メヂカルフレンド社、ISBN9784839216955(小児看護学対象論使用分)
『小児看護学①小児看護学概論/小児保健』小林京子、高橋孝雄、メディカルフレンド社、ISBN9784839234010(小児看護学対象論使用分)

〔参考図書〕
『小児看護学 第8版』筒井眞優美、日総研、ISBN 978477618186
『0歳~6歳の発達と保育 第2版』河原紀子、学研、ISBN 9784058008676
『子どもの保健』吉田直哉・糸井志津乃、一げい社、ISBN9784863592070)
『小児看護学Ⅰ小児看護学概論・小児看護技術 改訂第4版』二宮啓子、今野美紀、南江堂、ISBN9784524227563
『小児看護学Ⅱ 小児看護支援論 改訂第4版』今野美紀、二宮啓子、南江堂、ISBN9784524227570

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験70%、課題20%、日々の取り組み10%

〔学生へのメッセージ〕
健康障害をもつ子どもの看護では、「病気」だけでなく、発達段階と生活、そして家族(きょうだいを含む)の体験を合わせて捉えることが重要です。授業では、知識を覚えるだけでなく、「この子と家族にとって、いま何が一番大切か」を根拠をもって考える力を育てます。毎回の予習・復習を通して、実習で使える土台を一緒に作っていきましょう。

〔教員の実務経験〕
小児看護領域における臨床経験および実習指導経験を基盤に、医療的ケアを受ける子ども、周術期、先天的な課題、救急、障害・こころのケア等の場面で生じやすい子ども・家族(きょうだいを含む)の困難を具体例とともに提示する。発達段階に応じた支援の視点、家族/きょうだい支援、療養環境に応じた看護の要点を整理し、学生が根拠に基づいて看護援助を説明できるよう支援する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MCN1432

関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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