大学院生が第41回日本疼痛学会で発表してきました!

7月12日‐13日に名古屋国際会議場にて開催された第41回日本疼痛学会に参加してきました.愛知医科大学学際的痛みセンターの牛田享宏先生が学会長を務められ,「心身二元論からの脱却と新たなる挑戦」をテーマに,痛みに関わる様々な分野の専門家が集結し,情報交換を行いました.森岡研究室からは4名の院生が発表参加し,口述・ポスター発表で活発な意見交換を行いました.以下発表演題です.

D2重藤隼人:中枢性感作と疼痛強度に基づいたサブグループにおける疼痛関連因子の特性-クラスター解析を用いて‐
D2田中陽一:慢性疼痛の日内律動性について‐律動性に影響を与える要因の検討-
D1藤井廉:腰痛を持つ就労者の作業動作における痛みおよび運動恐怖の関連性
M2古賀優之:中枢性感作症候群を呈したTKA患者に対する運動療法と患者教育・行動日記の併用効果‐症例報告‐

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ポスター発表では田中と藤井が優秀ポスター賞候補に選出されておりましたが,残念ながら受賞はなりませんでした.本学会は,基礎研究や普段あまり目にしない薬理学の内容も多く聞きなれない用語もあって新鮮でしたが,臨床での応用性も高く,興味深く参加できました.本学会の参加は初めてでしたが,リハビリ関連の学会だけではなく,こうした痛みに関わる医師を中心とした学会に触れ,その考えや痛みへの治療法などを深く知ることにより,痛みに対する集学的治療の意識が更に高まりました.学会で取り入れた知識や経験をさっそく臨床に持ち帰り,痛みに悩む患者さんに還元していきたいと思います!
最後になりましたが,このような機会を頂きました畿央大学と指導教員である森岡周教授に深謝いたします.

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畿央大学大学院健康科学研究科神経リハビリテーション学研究室
博士課程2年 田中陽一