大学院生が欧州疼痛学会(European Pain Federation – EFIC)に参加しました!
2025年4月24-26日に、フランスのリヨンでEFIC2025 Congressが開催されました。本学会には、森岡周教授(畿央大学)、大住倫弘准教授(畿央大学)、西祐樹助教(長崎大学)、佐々木遼さん(畿央大学)、私(畿央大学大学院博士課程 浦上慎司)、瀬川栞さん(畿央大学大学院博士課程)が参加し、ポスター発表しました。
今回、私は「脳卒中後疼痛の痛みの性質に基づいた臨床評価と痛みの予後、損傷領域との案系」を研究テーマでポスター発表してきました。内容は、脳卒中患者さんを対象に痛みの表現について評価を行い、サブグループ解析を行い、各サブグループ別の臨床評価と痛みの予後に加え、CTやMRI画像を用いて脳画像解析を行いました。
国際学会は初めての経験でしたが、同じ研究分野の方とは勿論、基礎研究に取り組んでいる研究者とも議論でき、多面的な意見をいただきディスカッションできた貴重な経験になりました。
また、同研究室の瀬川さんは「幻肢痛患者の安静時脳波ネットワーク」について、研究員の佐々木さんは「低出力レーザーの疼痛軽減機序」について、客員研究員の西さん(長崎大学)は「脊髄損傷後の感覚以上に対するしびれ同調TENS」について,大住准教授は「幻肢痛患者のVRリハビリテーション中の脳ネットワークの変化」についてそれぞれ発表し、海外の研究者から多くの質問をいただくとともに、活発な議論が交わされ、今後の研究の発展に役立つ貴重な経験が得られました。今回の貴重な経験を糧に、さらなる成果が報告できるよう精進したいと思います。
最後に、今回の報告にあたり、森岡周教授、大住倫弘准教授はじめ、多くの先生方に手厚いご指導をいただきました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
畿央大学大学院
博士後期課程 浦上慎司