第2回 京都大学大学院 大畑研究室 合同研究会
3月22日(金),京都大学にて畿央大学大学院 神経リハビリテーション学研究室 研究交流会が開催されました.今回は京都大学へお尋ねし,大畑光司先生の研究室の大学院生から現在取り組まれている研究の紹介を行って頂きました.また,畿央大学から大学院生の藤井(慎),尾川,田中(陽)からも研究紹介を行い,双方の研究に関して意見交換を行いました.
最初に大畑研究室の大学院生から,「脳卒中後片麻痺者の開扉課題に必要な能力」について野木さんが,「脳卒中後片麻痺者のまたぎ動作」について鶴田さんが,「脳性麻痺児に対するHONDA歩行アシストの効果」について川崎さんより話題提供して頂きました.それぞれの研究が現在進行形で取り組まれている研究内容であり,念密な実験の手続きなど,大変興味深く聴講することができました.森岡教授からもそれぞれの発表に対して意見やアドバイスを発しておられ,活発なディスカッションが行われました.
最後に,畿央大学から「意思決定場面で生じている患者参加の課題解決」について尾川が,「慢性疼痛の日内律動性」について田中が,「立位姿勢制御の特徴分類」について藤井が話題提供させて頂きました.それぞれの研究紹介に対して,大畑先生との意見交換だけでなく、大畑研究室の大学院生からの意見も発せられ、発表時間が超過しても議論が続く程の充実した会となりました.異なる研究室の方からのご指摘やご意見は非常に新鮮であり,日頃塾考できていないような内容の議論を通してそれぞれの研究をさらに良い方向へ進めていくきっかけになったと思います.
大畑先生の研究室との合同研究会は今回で2回目でしたが,前回の話題提供とは異なる内容も多く,新たな視点を得ることができました.短い時間の中で開催された会でしたので,もっとディスカッションしたい気持ちを抑えつつも,建設的な意見交換が活発に行われたことに喜びを感じ,それぞれがリハビリテーションという文脈に置き換えて研究成果を発信していければと思います.
最後になりましたが、ご多忙のなか快くご対応してくださった大畑先生ならびに大畑研究室の皆様、本会の調整役を務めてくださった大学院生の川崎さん,そして、このような機会を与えてくださった森岡教授に深く感謝を申し上げます.
博士後期課程 1年 水田直道