明治大学・嶋田研究室にてJST CREST領域内研究交流を行いました

JST CREST「生体マルチセンシングシステムの究明と活用技術の創出」領域の研究交流として、明治大学の嶋田総太郎教授の研究室を訪問しました。

当日は嶋田研究室で開発・活用されている全身VRシステムを体験させていただきました。本学からは、林田一輝助教(宝塚医療大学、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター客員研究員)、大西空(CREST特任研究員)が参加しました。

 

体験では、全身を用いて勇者となり敵と戦うコンテンツや、月面を歩行するコンテンツなどを体験しました。特に月面歩行では、月面に降り立つ場面だけでなく、宇宙船で地球を離れ月へ向かう過程から体験が始まり、ストーリーの中で身体を動かす構成となっていました。

同じ「歩く」という行為であっても、その背景となる物語(ナラティブ)が加わることで体験の意味づけや没入感が大きく変化することを実感しました。身体運動とナラティブを統合した体験設計は、人の認知や自己のあり方にどのような影響を与えるのかを考える上でも、大変興味深いものでした。

体験後には、VR技術をリハビリテーションへどのように応用できるかについて意見交換を行いました。身体機能の回復だけでなく、患者さんの主体性や自己の再構築を支える体験としてVRを活用する可能性や、身体運動とナラティブを組み合わせた新たな介入のあり方について活発な議論が交わされました。

今後もこのような領域横断的な交流を通じて、新たな研究の視点を深めていきたいと考えています。

 

 

畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター