科学研究費助成事業・学術変革領域研究(A)「顔身体のデザイン」第2回領域会議が開催されました!
2026年8月8日(土)から9日(日)にかけて、立教大学池袋キャンパスにおいて、科学研究費助成事業・学術変革領域研究(A)「顔身体のデザイン」の第2回領域会議が開催されました。学術変革領域研究(A)は、従来の学問分野の枠を超え、多様な分野の研究者が連携しながら新しい学術領域を切り拓くことを目指す大型の研究プロジェクトです。「顔身体のデザイン」領域では、未来の顔身体を設計するとともに、そこに生じうる差別や痛みを解消するための倫理形成と教育のあり方を提案することを目指しています。2026年度からは、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長の森岡周教授が、公募研究班の研究代表者として参画しています。

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公募研究班として初めて参加した今回の領域会議では、森岡周教授が研究代表者を務める研究課題「逸脱する身体との“対話”のデザイン:〈間〉の科学とアートで紡ぐケアの倫理」について、研究の概要説明や進捗報告を行いました。森岡周教授は、在外研究のため滞在中のフランス・リヨンからオンラインで参加し、会場の参加者と研究のビジョンを共有するとともに今後の展開に向けて意見交換を行いました。


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また、畿央大学からは複数の教員・大学院生が参加し、本研究課題に関するデータや関連テーマについて以下のポスター発表を行いました。
・幻肢痛のリハビリテーション経験から失われた身体の補完について再考する
*大住倫弘教授
・『逸脱する身体』との対話をデザインする:CRPS患者に対する影絵を用いた間身体的アプローチ
*平川善之客員教授、森岡周教授
・ 重度肢体不自由児と養育者の再会場面における顔身体を介した対話
*長森由依(博士後期課程)、高村優作特任研究員、堀田祥司氏、森岡周教授

・言葉による意思表出が難しい子どもにおける顔身体のサインの変化―一人場面とかかわり場面に着目した予備的検討―
*堀田祥司氏(修士課程)、長森由依、森岡周教授

・意識障害患者における「顔」を介した関係性の再構築
*小仁田充氏(博士後期課程)、森岡周教授

公募研究班の報告や各発表に対して、哲学、文化人類学、心理学をはじめとする多分野の研究者の方々から講評をいただきました。また、他の研究班による発表や意見交換会、分野別勉強会などの2日間のプログラム全体を通して、幅広い視点から意見交換を行うことができました。

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「顔身体のデザイン」領域の目的のもと、私たちは「育ち」と「老い」のケアの現場で繰り広げられている“対話”の実証・実践・設計に取り組み始めたところです。今回の領域会議への参加を通じて、リハビリテーション現場のフィールドワーカーとしての私たちのアイデンティティや強みを再認識するとともに、本研究がリハビリテーション分野を超えて発展していく可能性を強く実感しました。
このような貴重な機会をくださった領域代表の山口真美教授(中央大学、認知科学・実験心理学)、計画班の河野哲也教授(立教大学、哲学)をはじめとする「顔身体のデザイン」領域のみなさまに、心より感謝申し上げます。また、私たちの取り組みの可能性を大きく広げ、多くのご縁をつなぎながら本研究課題を牽引してくださっている森岡周教授に、改めて深く感謝いたします。今回の領域会議で得た新たな視点やご縁を大切にして、未来の顔身体のデザインの実現に向けて着実に歩みを進めてまいりたいと思います。
畿央大学大学院 健康科学研究科
博士後期課程3年 長森由依




