東京大学 今水 寛 学習機構研究室を訪問しました.
12/1に東京大学の今水研究室(心理学研究室)に森岡周教授,西祐樹(博士後期課程)と私(林田一輝 修士課程)が訪問し,研究成果の発表および今後の研究計画の検討に行って参りましたので報告させていただきます.
今回は新学術領域研究「身体性システム」の一環で行われました.本領域は,脳内身体表現の神経機構とその長期的変容メカニズムを明らかにし,リハビリテーション介入へと応用することを目的としています.また別分野の研究室とインタラクションすることで新しい研究へ発展させることも重要視されています.今水研究室は認知学習や運動学習に関わる脳の仕組みを解明するとともに,学習や適応を支援する技術の開発を行っており(ホームページ引用 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~imamizu/index.html),運動制御・運動学習分野でご活躍されている今水教授から貴重な意見をいただきました.森岡教授のagency attribution,西のBayesian inference,私のintentional bindingに関するの研究についてそれぞれ発表し,今後について検討致しました.今すぐに解決できる簡単な問題ばかりではありませんが,ブレークスルーできるように頂いた意見を元に研究計画を立てていきたいと思います.
また私自身,今水教授とディスカッションできたことは大きな報酬となり,今後の研究活動に対してモチベートされました.このような機会を与えてくださった森岡教授に感謝申し上げます.今後,共同研究へと発展させ,成果を挙げられるよう努力していこうと思います.
畿央大学大学院 健康科学研究科
神経リハビリテーション学研究室
修士課程 2年 林田一輝