第1回日本理学療法学会連合学術総会にて森岡周教授が「臨床研究学術賞」を受賞
2026年7月24日から26日までの3日間、札幌コンベンションセンターにて「第1回日本理学療法学会連合学術総会」が開催されました。
本学術総会は、「理学療法の英知の結集と未来への懸け橋」をテーマに、日本理学療法学会連合に所属するすべての法人学会・研究会が一堂に会して開催された初めての学術総会です。各専門領域で蓄積されてきた知見を共有するとともに、専門領域の垣根を越えて、これからの理学療法学の発展について考える多彩な講演やシンポジウムが行われました。
畿央大学大学院および畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターからは、森岡周教授、岡田洋平教授、西祐樹客員研究員が講演やシンポジウムに登壇しました。また、大学院生も本学術総会に参加し、各専門領域における最新の知見に触れるとともに、全国の研究者や臨床家との交流を深めました。

学会での主な講演
・理学療法学術賞受賞記念講演
理学療法学術賞受賞記念講演では、臨床研究学術賞を受賞した本学の森岡周教授が、「臨床の問いから拓く理学療法学―病態把握・身体性・自己再構築へ―」をテーマに講演しました。
・学会企画講演・特別企画シンポジウム
岡田洋平教授は、日本神経理学療法学会の学会企画講演「パーキンソン病の理学療法~病期に応じた最適な理学療法の実践をめざす~」に、西祐樹客員研究員は、日本物理療法研究会の学会企画講演「異常感覚に対する経皮的電気神経刺激の最新知見」に登壇しました。
また、学会最終日には、森岡周教授が、特別企画シンポジウム「日本理学療法学会連合の未来を語る」において、「高度専門性と学会連携が拓く理学療法学の未来」をテーマに登壇しました。
森岡周教授が「臨床研究学術賞」を受賞
今回の学術総会において、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長の森岡周教授が「臨床研究学術賞」を受賞しました。
受賞記念講演では、運動の予測と実際の感覚フィードバックとの間に生じる「予測誤差」を起点とした、これまでの研究の発展が紹介されました。予測誤差を修正しながら身体を適応させる感覚運動研究から、行為主体感、さらには患者の語りや自己認識の変化に着目したナラティブ研究へと展開し、患者が現在の身体を受け入れ、再び未来へ向かう過程を支える理学療法の重要性を感じることが出来ました。
森岡教授のこれまでの研究の歩みを振り返るとともに、今後の理学療法学の方向性を考える貴重な講演となりました。

終わりに
第1回日本理学療法学会連合学術総会は、各専門領域で蓄積されてきた理学療法の知見を共有し、専門領域を越えて理学療法学の未来について考える貴重な機会となりました。
今後も畿央大学大学院および畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは、臨床に根ざした研究を推進し、理学療法学ならびにニューロリハビリテーションの発展に貢献してまいります。
畿央大学大学院健康科学研究科
博士後期課程 田上友希




