大住特任助教が日本発達神経科学学会学術集会に参加しました!
日本発達神経科学学会学術集会に参加しました!
今回,10月18,19日に東京で開催された日本発達神経科学学会学術集会に参加し,腕神経叢引き抜き損傷後痛についての演題発表をしてきました.今回のテーマが,「脳幹・辺縁系から考える初期脳発達と障害」というテーマでかなり細かいところまでディスカッションがなされました.またシンポジウムでは,「ヒトの認知発達における辺縁系機能の役割を考える」というテーマでのディスカッションがあり,大変興味深いものでした.悲しいから泣くのではなく,泣くから悲しいのであるという議論から始まり,社会性発達まで拡張していきました.社会的行動も自己の自律神経反応などの身体反応がベースとなって営まれているという議論は,僕自身の興味のある身体性や痛みの研究にもかなり通ずるところがあり,大変参考になりました.
ポスター発表では,理学療法・作業療法士の先生方以外にも,心理実験やロボット研究をされている方まで幅広い方から意見を頂くことができ,大変貴重な体験になりました.このような幅広い研究分野の方々が集まる場で発表するのも悪くないかなと思いました.僕自身も痛みを研究する者として,幅広い視点から物事を捉えることができればと思います.
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
大住倫弘