第7回身体性システム領域全体会議で発表してきました

平成31年2月28日から3月2日に岩手で開催された”第7回身体性システム領域全体会議”に森岡周教授,信迫悟志助教,大住倫弘助教,西祐樹さん(博士後期課程)と私(宮脇裕,博士後期課程)が参加発表してきましたので,ここに報告させていただきます.

本領域は,脳科学とリハビリテーション医学の融合をシステム工学が仲介することで,「身体性システム科学」という新たな学際領域を創出することを目的としたプロジェクトです.本会議では,これまでの集大成として各研究機関が,その研究成果を発表しました.私たちも2日間にわたり主体感などに関する研究を発表し,多くの研究者と貴重な情報交換をすることができました.

本会議で発表された研究成果は,主体感や運動制御のメカニズムに関する基礎的なものから,臨床応用を試みたものまで多岐にわたり,それらに施された工夫と英知を感じられたことは,私にとって何事にも代えがたい貴重な経験となりました.そして一分野に限定されないその多彩な研究手法を学べたことは,研究の幅を広げる上で良いきっかけとなりました.本領域はこれで終了となりますが,私自身,この会議を通して素晴らしい研究者との強固な繋がりを得ることができました.この場で得た経験と繋がりを今後の活動に活かし,リハビリテーションへ貢献する研究を創造していきたいと思います.

今回,私が発表させていただいた脳卒中後遺症の主体感に関する研究成果は,近々論文投稿を行い,引き続き臨床研究に邁進したいと思います.

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このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする研究室の仲間の日頃のご指導およびご支援と,畿央大学の手厚いバックアップがあったからであり,この場をお借りして,深謝申し上げます.

博士後期課程 宮脇裕