現代教育学科の新着情報一覧
2025.08.13
ひらめき☆ときめきサイエンス「昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション」を実施しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは… 独立行政法人日本学術振興会の採択を受けて実施されるイベントで、最先端の研究成果を未来を担う小学生と中学生、高校生に楽しく伝えることで科学(学術)の面白さを知ってもらう取り組みです。 2025年8月9日(土)小学5年生から中学生、高校生対象の体験講座『昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション』(日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」採択事業/課題番号25HT0140))を開催しました。申込者は12名と昨年よりも増え、またジェンダーに関心のある高校生の申し込みが目立ちました。 ▼▼ 昨年度実施した”ひらめき☆ときめきサイエンス”の様子はこちら ▼▼ ひらめき☆ときめきサイエンス「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」を実施しました。 当日は小学生3名と中学生4名そして高校生3名が大阪市、奈良県内(奈良市、大和郡山市、河合町、広陵町)から参加し、講師の現代教育学科森岡 伸枝 准教授、森岡ゼミ生を中心とした大学生9名と共に戦時期の絵本を読み解き、ジェンダーは変わることを学びました。なお、この日は保護者7名、本学教員や自治体、メディアの方などにもお越しいただき、様々な方々が児童生徒の様子をご覧くださいました。 授業「博士(研究者)って何?」では、森岡先生がクイズをしながら進めました。森岡先生は、小さいころから戦争体験者の声を聞くことが多かったこと、また大学生の時に小学校の男女別学の実態を調べることでジェンダーの実情に興味を持ったことから、科研費の研究テーマに繋がったことを説明しました。そして今も日本はジェンダーの問題が残っていること、ジェンダーは歴史的につくられるということを強調し、歴史の視点でジェンダーについて学び続けることの大切さを伝えました。 参加者は全員が博士に会ったことがないと言い、博士の世界を知ろうと耳を傾けてくれました。また、授業内で森岡先生がクイズを出すたびに、活発に手を上げる児童生徒の姿がみられました。 そして、授業の後半では、全員で戦時期のすごろくを見て、読み解くヒントをもとに全員で分析する練習をしました。そこで児童生徒が発見したのは、当時の生活の中に障害を持った兵隊さんがいたという男性の姿、ランドセルの色が今のように男女別の色分けが無いこと、母親が子どもを見守っていること等で、児童生徒は戦時期という時代とジェンダーの視点を身につけたようでした。 実習体験では、実物の古書を分析するためのマナーの指導を受け、研究者になりきって絵本の分析を行いました。参加者は、手袋を身に着けて絵本をそっと箱から取り出し、用意された「博士発見シート」を元に、絵本の秘密を読み解いていきました。その際、発見をチェキで写して、自分の分析を実証するという研究手法も疑似体験してもらいました。チェキの撮影は学生スタッフが手厚くサポートしました。 その後、分析結果を小中校のグループごとに集まり、「畿央毎日新聞」を作成し、発表し、保護者も交えて意見交換を行いました。「満州国の国旗がある」「男の子と女の子の遊びが違う」「兵隊が『かっこいい』と描かれている」など戦争の姿、そしてその時のジェンダーについてたくさんの発見がありました。児童生徒の活発な意見交換に、教育学部の森岡ゼミのスタッフがうまく対応していることも印象的でした。 講義の後の昼食タイムでは森岡ゼミスタッフと児童生徒が仲良くなり、どんな新聞を作るのかを話し合っていました。また、実習の間にはお楽しみのクッキータイムがあり、クッキーを食べながら、自己紹介や好きなこと得意なことなど森岡ゼミとみんなが笑いながら楽しく過ごしました。 「未来博士号」の修了証書授与式では、一人ずつ名前を呼ばれ、畿央大学学長冬木正彦先生から修了証書を受け取りました。また、学長先生より「今回の学びや体験をさらに高めて欲しい」とあたたかいお言葉をいただきました。 参加された児童生徒の感想 研究者にとてもなりたいと思った。授業がとても分かりやすかったし、とても楽しかった。 戦争について絞った授業を聞いたことがなかったので、戦争のことがよく分かった。 古い絵本に触れて、チェキで撮影できて楽しかった。大学生との交流も楽しかった。 ジェンダーについて、学んだことがなかったので、このイベントで初めて知ることが出来た。 SDGsの一貫としてジェンダーは学んでいたが、ジェンダーについて知らなかったことが多かった。 今回も楽しく学べた。また来年も来たい(去年から二度目の参加者) ジェンダーの関連図書をたくさん初めて見て、その内容に驚いた(保護者)。 去年と内容が変わっていて、来てよかった。またお願いします(二回目参加の保護者) 募集人数を絞っての開催でしたので、参加した児童・生徒のみなさんが仲良くなって一体となって活動できたことがとても良かったと感じました。森岡先生からは、「これからもいろいろなイベントや資料館に出かけて学び続けて下さい。また疑問に思ったことにはすぐに答えを出さずに調べて考え続けてください。私も一緒に考え続けていきます」と参加した皆さんに呼びかけていました。参加者からは、ぜひ研究者になりたいといった声が多く聞かれ、このイベントの目的は達成できたようです。 畿央大学では、これからも本学教員の特色ある研究成果や取り組みを地域貢献の一つとして様々な年代の方にご参加いただけるイベントを開催していきたいと考えます。冬木学長はこのイベントも大切にしておられ、準備の段階から実施に至るまでご参加下さり、参加した児童生徒はもとより学生スタッフ達も緊張しながらも喜んでおりました。今後はさらにたくさんの方がご参加いただければと願っています。 関連記事 2024年「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」 【森岡准教授が読売新聞に】8/17(土)夏の無料体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」 2020年「身体と脳との不思議な関係~身体運動の脳科学~」 2019年「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」
2025.07.30
学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所
2025年7月20日(日)15時10分から、東京家政大学 岡田 京子先生をお招きしての学習会を開催しました。奈良県を中心に、近畿圏から18名の方にご参加いただきました。 「図画工作を味わう―今までとこれから―」 メディアで学習指導要領次期改訂の報道が見られるようになりました。「資質・能力の三つの柱」と各教科等の「見方・考え方」、「主体的・対話的で深い学び」等の基本的な考え方を重視しつつ、それらの共通理解と各学校の状況の応じた実施の一層の推進を示すように読めます。 そこで、「図工の授業がどう変わるか」を待つ前に「私たちは図画工作科の授業をどう変えたいか」を考える学習会を設定しました。平成29年の改訂を行われ、その後も現場の状況をご覧になってきた岡田京子先生に学び、共に考える時間にしたいと考えました。 学習指導要領改訂時のポイントの復習 初めに司会から、現行の学習指導要領改訂時のポイントの復習をしました。 ● 育成を目指す資質・能力の明確化 ● 個別の感じ方や考え方等に応じて、他の学習や生活の場面でも活用できる知識及び技能。 ● 知識・技能を活用しながら未知の場面でも課題を解決できる思考力、判断力、表現力等。 ● 主体的に学習に取り組む態度、メタ認知等と協働する力、持続可能な社会づくり、感性・人間性等含む学びに向かう力、人間性等 ● 教科の特質に応じた物事を捉える視点や考え方である「見方・考え方」 ● 主体的・対話的で深い学びの実現の向けた授業改善の推進 そして学習指導要領実施後に提示された、 ● 指導と評価の一体化 現在進行している検討事項として、 ● 資質・能力の教育の共有と一層の充実 ● 中核的な概念や方略の明確化 などを提示しました。 その後、参加者の皆さんに4人ごとのグループに分かれていただき協議に進みました。 現在取り組まれている授業の成果と課題を出し合い、今後どのような児童を育てたいと考え、どのように授業を変えていきたいかをホワイトボードに掲示しました。初めて出会った先生のグループもありながら活発な協議が行なわれ、多くの意見が出されました。 報告で出ていた意見をご紹介します。 児童について ● 自分で課題を解決できる。 ● 自分を知り、他者を知り、認め合う。 ● 答えがないチャレンジを楽しめる。 ● あふれる情報から最適解を見付けることができる。 ● 感動し、自分の素敵を見付けられる。 ● 最後まで活動し、最後を自分で決める。 授業について ● 授業で子供を育てる。 ● 感性を働かせ、自分に表現し、認め合える。 ● 幸せに生きる力を育てる。 ● 選択肢があり、自己決定できる造形遊びを核とする。 ● 学習との素敵な出会いをつくる。 ● 児童の主体性が働く仕組みがある。 岡田京子先生の講話 まず、学校の先生は有能だということ、『話をする』、『話を聞く』、『情報をまとめる』、『相手を思いやる』、『展開を予想する』など様々な行為を必要に応じて行いつつ瞬間に思考し選択し、決定しているのが先生の能力だと指摘されました。 そこで、あるグループで話題になっていた「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できる図画工作科の授業は何かを参加者に問われました。実際に図画工作の時間では「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できることが多くあります。その理由を考えればだれもが主体的に学習できる時間になるでしょうと。 参加者からは「自分が主体だから」「答えに向かう指示が少ないから」などの意見が出ました。 そうした話題を継ぎ、授業改善のポイントになるのは指導が特に難しい児童ではないとのこと。なぜならその児童には先生は指導に注力するので成果は出やすい。指導の必要性は特にないが大きな成果も残さない児童に注目し、授業改善を試みることが授業を充実する方法ではないかと話されました。また、コロナ禍で実体験ができない時期があったことから、その学年よりも前学年の目標を設定した授業が見られることを危惧し、例え前学年的な活動から始めても、学習活動中に学年にふさわしい活動になるよう教師が計画することが必要と話されました。 中央教育審議会で検討が進んでいる事項の資料を紹介され、「決まってはいないが、注目しておくことも必要」と伝えられました。 最後に、学習指導要領が改訂されると新しい考え方や方法が提案され、理解し馴染むのに苦労するように感じるが、新しい考え方や方法はも実は現場の先生方が長く取り組まれてきた指導であることが多く、近い将来の新しい授業像は実は有能な先生方の日常にあることを共通理解し、会を終えました。 畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛
2025.07.28
学校の先生になりたい高校生のための特別企画「ほら、“先生”ってステキ!」を開催!~畿央大学現代教育研究所
教員という職業の厳しさに注目が集まる昨今、次世代が目を向けにくい状況となっていることを踏まえ、教職に興味がある高校生にその魅力を伝えることを目的として畿央大学現代教育研究所が開催した特別企画「ほら、”先生”ってステキ!」を担当教員がレポートします。 特別講演会「ほら、“先生”ってステキ!」 【開催日時】2025年7月20日(日)13:10〜14:40 【第1部】 「ほら、“先生”ってステキ!」13:10〜13:50 【講師】岡田京子氏 東京家政大学教授/前文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 ● 一人一人の子供を大切にしたい。 ● 自分も自分の人生も大切にしたい。 こうした言葉から始まりました。 図画工作科がご専門の岡田京子先生は、初めに小学校1年生が遠足先で楽しんだローラーすべり台を自分なりに表した絵を通して子供が学ぶ姿を紹介されました。色、高さ、昇る階段、全体の形、滑る仕組みなど一人一人の思いによって表現が違うことを取り上げられました。 それぞれの子供にはそれぞれの感じ方があり、それぞれの思いを読み取ることが教師としての力になり、また、違いがあることを知り、違いを受け入れ、子供に知らせる先生になって欲しいとも話されました。一人一人の子供を大切にしたい先生の姿です。 先生は、受けもつ学年に合った学習の目標と内容を把握します。そして授業を計画し、実施すると、その成果としてどのような力がついたか、自分の授業はどうだったかを振り返り、よりよい指導ができるよう改善しようとします。そうした繰り返しにより、自分が高まります。また、片付け中の版画の用具から生き物の形を見付け表した子供の姿で授業時間以外でも学ぶことを示されました。 いろいろな場で子供の学びに出合うことが先生の楽しみであり、子供に答えを教えるのではなく、子供が自分で学び答えに辿り着けるように支えることが先生の仕事だとのことです。先生は大学で学んだことを基に、学校の先生という集団の中で成長します。教育者である先生は、分からないことを教え合い、一緒に考えることができる、学び合う仲間だとおっしゃいました。自分も自分の人生も大切にする先生の姿です。 続いて、高校生や保護者のみなさんが心配されている先生方が働きやすくなるようにすることについて、文部科学省の資料を基に近い将来の取り組みを紹介され、最後に「先生の仲間としてみなさんをお待ちしています」との言葉で講演を終えられました。 「学校の先生をしている畿央大学卒業生の話を聞こう」 【第2部】ディスカッション「学校の先生をしている畿央大学卒業生の話を聞こう」 14:00〜14:40 初めに、先生になって9年目の金沢 千穂先生のお話です。 先生の仕事として、学校生活で最も長い授業時間を楽しいものと工夫すること、子供のことを理解して正しい方向に導くこと、心がけているとのことでした。先生としての喜びでは、子供が自分の信念を理解し行動できるようになることを挙げられました。言葉がなくとも通じ合えるようになるとおっしゃっていました。苦労していることとしては、専門的な知識が少ないことで専門性を高めて先生としての厚みを身に付けたいと話されました。 子供をよく見るとともに自分は明るく振る舞うことを大事にし、将来の社会に貢献する子供を育てることが自らの社会人としての貢献であるとのお話で終えられました。 次に、先生になって16年目の金石考弘先生です。 フロアのみなさんに「好きな教科はありますか」と呼びかけられ、お話を始められました。全ての教科を教える小学校の先生も、一つの教科を専門的に研究でき、その活動を通して他の地域の先生や校園種の違う先生方と交流するなど素敵な場面に出会え、教科の専門性をもつことが先生としての強みになるとお話され、専門にしている図画工作科の授業で、子供の「うれしそうな姿」「挑戦している姿」「成長している姿」を紹介されました。 子供の「先生のこの教科の授業が好き」、卒業生の「先生のこの授業憶えている」「今も作品を家に置いている」との言葉が喜びと話されました。 最後のプログラムはフロアからの質問に岡田京子先生、金沢千穂先生、金石考弘先生が答えるトークコーナーです。 初めの質問は「どうして小学校の先生になったのですか」それぞれに答えておられましたが、みなさんが先生になりたい強い希望をもっていたわけではなく、様々な思いやつながりの結果先生になっていることが分かりました。 「大学生活をどう過ごせばいいですか」には、学習も大事だが学生時代にしかできない趣味や旅行を楽しむことも大事だとのこと、自分の経験から答えてられました。 保護者の方からの「今以上に学校を楽しく過ごせる場所にできますか」との質問には、子供に関わる人が責任を押し付け合うことなく、分かり合い協力し合う努力をすれば楽しくすることは可能との答えがありました。 10分の休憩を挟んでの90分はあっという間に過ぎました。 最後に主催から「人がいる限り、教育は必要です。そして先生がいなくてはいけません。皆さんのように、将来の自分を先生に夢見ている人たちを私達は待っています。」と伝え、全てのプログラムを終えました。 畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛 【関連リンク】 「ほら、先生ってステキ」未来を育てる学校の先生になろう!~現代教育研究所主催 | 畿央大学
2025.07.23
小さなことからコツコツとーできることから始めるまちおこし~現代教育学科
現代教育学科の岡田 良平先生(専門:生活科・社会科)による農村研究の一環として開催された、岡山県美作市勝田地域のイベント「再発見!たんけん ぼくのまち-小学校の社会科教科書から見た勝田町編-」をご紹介!ご本人によるレポートです。 みなさん、こんにちは。皆さんの住む地域はどのような地域ですか?ある人は都会に住んでいるでしょうし、またある人は伝統的な街並みのある地域に住んでいる人もいるでしょう。 今回は私の専門である農村研究の一端をご紹介します。私が紹介するのは岡山県美作市の勝田(かつた)という地域です。今から約20年前、「平成の大合併」が行われました。特に地方ではいくつもの町村が合併し、たくさんの新しい市が誕生しました。美作市も5町1村(美作町、勝田町、英田町、大原町、作東町、東粟倉村)が合併してできた新しい市です。こうした地方のまちは、地元産業の衰退、雇用機会の減少、若者の都市部への流出、人口減少、少子高齢社会などが顕著で大きな社会問題となっています。 「再発見!たんけん ぼくのまち -小学校の社会科教科書から見た勝田町編-」 そうした中で、私は美作市の職員の方々と協力して、「再発見!たんけん ぼくのまち -小学校の社会科教科書から見た勝田町編-」というイベントを企画しました。「たんけん ぼくのまち」はNHKのEテレが今から約40年前に制作した小学3年生向けの社会科番組をオマージュしています。 さて、この企画の一番のポイントは「まずは広域な美作市ではなくて、合併前の小さな勝田町からコツコツ始めてみよう」というところです。美作市は今年で合併して20年が経ちました。そこで地元の方に、昔の勝田町を懐かしんでもらおうというコンセプトです。勝田町って何?目玉になる観光資源?はっきり言いましょう!ありません!極々平凡な田舎町です。とにかくローカル!!!でもね、だからこそ地域の魅力を探す価値があるんですよ! ▼ 勝田公民館のロビー展示(展示物すべてまちの中にあったもの! MADE IN 勝田) ▼ 合併前の小学校社会科の教科書 1986年と2002年版の勝田町の社会科の教科書から当時のまちの様子がわかるページを拡大印刷しました。また、廃校になった小学校にずっと残されていた勝田町の手作り立体模型、昔の写真や学校の記念誌を展示しました。誰が見てもわかるものではなく、地元の人だからこそ愛せるものにこだわりました。地元の公民館だよりに掲載し、地元のケーブルテレビ局に協力してもらいました。とことんローカル!!! ▼ 美作市のケーブルテレビ「みまちゃんネル」の取材に答える新免公民館長さん ▼ カメラマンもレポーターも1人! 台本なし! このざっくり感がすごい! 正直にいいます。見に来る方もなかなかいません!ただ、公民館の市民講座に来た際に、ふと立ち寄って、「ああ、〇〇じゃがな。」、「これは△△じゃろうか」、「昔はようけ店があったけんなあ。」と地域の方が昔を思い出して話してもらうきっかけづくりの場をまずは作ること。それが第一歩です。 ▼ 見に来て下さった方に丁寧に説明してくれています 勝田中学校の皆さんも見学に来てくれました! 勝田中学校の1年生と2年生の皆さんも見学に来てくれました。社会科の教科書に書かれた地図の謎の「ひょうぐ屋」、「あらもの屋」という店。皆さんわかりますか。「あらもの屋」をわかりやすく「今のホームセンター」というと、「ああ、、、」という驚きの反応。昔の写真を見て、「ああ、わかった。あそこじゃ」と教えてくれます。自分たちの身近な地域だからこそ感覚的にわかることってありますよね。最後に寂しかったタイトルポスターをきれいに仕上げてくれて、学習の感想も貼ってくれました。その一部を紹介します。 「私たちの知る勝田はすごく歴史があると知って興味が出てきた。」 「勝田のいろんなことを知れたので親に自慢できます。」 「勝田に住んでいても知らないことばかりだった。」 「美作市になる前の勝田町の歴史が50年もあって、それまでの写真や教科書があったり、店があったりでおもしろいし、ぜひ、勝田の人が知ってほしいことがあったので来てみて下さい。田舎でもいいところもあるのです。」 「中でも一番印象的だったのは、大阪にはなくて田舎にあるものです。それが一番誇らしく思いました。」 とてもうれしい感想です。自分たちの身近なまちの再発見、そしてまちを見直すことでよりふるさとを好きになる気持ちや誇りに気づいてくれました。子どもたちと先生方には感謝しかありません。 ▼ 中学生の感想コーナー 地域の公民館を地域の材料をメインにして創意工夫して展示することで、世代ごとに違った再発見があったように感じます。もとからあるものに再び光を当て、見せ方を変えるだけで新しい発見ができるんですよ。 ▼ 長年、地域の資料を整理・保存してこられた美作市役所の景山主査 ▼ 真剣に感想を書いてくれている勝田中学校の生徒のみなさん ▼ 公民館のためにタイトルを装飾してくれました 小さなことからコツコツと!みんなができる範囲で、とことんローカルにこだわっていくことで、私の地域もやってみたい、このレベルならできそう!と思ってもらえることが大切です。実践してみてわかったことは、とにかく早い!さすが地元!あっという間に話がまとまることもしばしば。このフットワークの良さは人のつながりが大切にしているローカルレベルでの活動の良さだと実感しました。地域の活性化の重要なポイントは打ち上げ花火ではなく、既存の地域の資源と人材を活用して持続的な内発的な取り組みにつなげていくことです。誰もが無理なくできる範囲で取り組むことが重要です。 私たちには大きな目標があります。この小さな取り組みが少しずつ別の地域に拡大していくことです。だからこそとことんローカルにこだわってみる。第2弾は、「地元の方言」を企画中です。 うまいこといきゃあ、ええんじゃけどなあ。 現代教育学科 准教授 岡田 良平 関連記事 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.1-大阪歴史博物館編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.2-大阪城下クルージング編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.3-沖縄到着?!編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 卒業生の高橋京花さんが、フットサル女子日本代表としてアジアカップ初優勝に貢献しました。|KIO Smile Blog
2025.07.22
【小5~高校生対象】夏の無料体験講座(ひらめき☆ときめきサイエンス)を開催します。
2025年8月9日(土)に小学5・6年生および中学生、高校生向けの体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催することとなりました。このプログラムでは、古い絵本に直接触ってもらい、戦争やジェンダー(男の子らしさ・女の子らしさ)を発見することを目的としています。 実施要項 テーマ 昔の絵本で調べよう! 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション 日時 2025年8月9日(土)11:05~15:55(受付10:45) 会場 畿央大学 L棟3階 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 ▶アクセス 講師 畿央大学 教育学部 現代教育学科 准教授 森岡 伸枝 森岡先生のXアカウントでは当日のプログラムなどを発信しています。 Xアカウント 対象 小学5・6年生、中学生、高校生 ※参加者は、保護者の同意が必要 ※小学生は、保護者同伴 定員 15名(参加無料) ※定員超過の場合は抽選制。抽選結果は8月5日(火)までにメールにてご連絡します。 持ち物 筆記用具 申込方法・ 期間 日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」公式HPもしくは、下記フォームから申込ください。 申込期間:6月上旬~7月31日(木)※申込期限を延長しました。 本学フォームはこちら 日本学術振興会公式HP 問い合わせ先 畿央大学地域連携センター 「ひらめき☆ときめき」係 E-mail: info@kio.ac.jp 備考 ※本プログラムは「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」(独立行政法人日本学術復興会)科研費25HT0140の助成を受け実施するものです。 ※申込みをした後で参加できなくなった場合は、必ず(info@kio.ac.jp)に連絡してください。無断キャンセルはしないでください。 ※ご提供いただいた個人情報は、本イベントでのみ使用いたします。 チラシPDF
2025.07.16
公立幼保の採用試験に向けて取り組んでいます
皆さん、こんにちは。 現在、公立幼保の採用試験が各自治体で順次進められています。 教採・公務員対策室では、筆記や面接対策以外に実践力を高める内容も提供しています。 音楽実技指導では、個別にピアノや歌唱を練習し、声の出し方や強弱のつけ方など、現場で通用する表現力を磨いていきます。 また模擬保育では、各自が準備した活動をグループ内で実演。ほかの学生から学んだり、先生からフィードバックをもらったりなど、さらに視点や発想を広げます。 ほかにもスキルを伸ばしたいことに応じて取り組み、実践力を向上させます。 引き続き、教採・公務員対策室では、合格に向けて皆さんのサポートを行っていきます。 暑い日が続きますが、着実に力をつけて合格をつかみ取りましょう!
2025.07.14
【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.3-沖縄到着?!編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ
教育学部 現代教育学科で生活科・社会科を専門とする岡田 良平先生のゼミでは、フィールドワークを実施しています。今回はゼミ生の皆さんにその様子をレポートしていただきました!行先は大阪市内です! みなさん、こんにちは。岡田ゼミの辻本と西村です!大阪城周辺探索編に引き続き今回は大阪探索後半編です! 対岸をめざしてレース開始! 大阪城公園を後にし、私たちは大正にあるめがね橋へと向かいました。 めがね橋を走って向こう岸をめざすグループと、船に乗って向こう岸をめざすグループに分かれて出発!どっちが先に着くのか・・・。レース開始です! ▼ がんばるぞー!!えいえいおー! ▼ めがね橋をかけのぼります! 橋を走るチームは、汗をかきつつも完走!!達成感でいっぱいです。 ▼めがね橋完走~!! 一方、船チームは風を感じながらのんびり優雅にクルーズ気分。途中、船の上から橋を走っているみんなの姿が見えて、「おーーい!!」 向こうも気づいて手を振ってくれました(^^♪ ▼ 私たちは優雅に船で移動^ ^ 実は、この船無料で乗れちゃうんです!中には、自転車と一緒に乗っている地元の方も!乗車時間は数分でしたが観光気分になれました。 沖縄到着⁉ さて、いよいよ沖縄に到着です!? みなさん、大阪にリトル沖縄と呼ばれるところがあるのをご存じですか?商店街のアーケードをくぐるとそこには沖縄を感じるお店が!サーターアンダギーを食べ、お土産も買うことができてみんな満足です! ▼ 沖縄到着!? この旅の最後には、沖縄といえば!のライブがあるお店に行きました! 三線の演奏を聴きながら、たくさん歌ってたくさん踊り、たくさん沖縄料理を食べて、沖縄の文化を十分に満喫することができました。 ▼ 真似して踊って~ ▼ おいしい沖縄料理をたくさん食べて~ ▼ また踊る! 大阪という私たちに身近な場所にも「知らんかった!」がたくさんあり、新たな学びがたくさんありました!たくさん歩き、たくさん学び大阪を満喫した岡田ゼミ一同でした! 関連記事 ▼ 岡田ゼミ 今回のフィールドワークについての記事 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.1-大阪歴史博物館編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ 【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.2-大阪城下クルージング編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ ▼ 岡田ゼミ 過去に実施されたフィールドワークについて 【フィールドワーク】第1弾 大和を歩く ひと“味”ちがう歴史・地理散歩 ▶▶こちらをクリック 【フィールドワーク】第2弾 京都の魅力をさがす ▶▶ こちらをクリック ▼現代教育学科 関連記事 アジアカップ優勝に貢献!フットサル女子日本代表、高橋京花さん(現代教育学科卒業生)インタビュー! 卒業生の高橋京花さんが、フットサル女子日本代表としてアジアカップ初優勝に貢献しました。 小学校一日見学を実施しました 〜 現代教育学科
2025.07.14
今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!
2025年6月20日(金)、畿央大学とならコープのコラボ企画『こども寺子屋』がコープ真美ケ丘店で開催されました。5月16日(金)に引き続き、今年度2回目の開催となります。今回は、地元の小学生9名と畿央大学生5名が楽しく交流しました。 初めはやや緊張した面持ちでしたが、一緒に学習に取り組む中で次第に打ち解け、コミュニケーションをとることができました。学習後のレクリエーションでも大いに盛り上がりました。畿央大生にとっても小学生のみなさんにとってもとても充実したよい体験となったと思います。 この企画は、「子どもの居場所づくり」と「保護者の負担軽減」を目的とした取り組みの一環として企画されました。近隣の皆さんにご好評いただき、今後も引き続き開催していきます。 参加した学生の感想 勉強の教え方は普段の大学の勉強だけではできないので、とてもいい体験になりました。また、子どもたちに楽しんでもらえるように、声掛けしたり、話をすることは将来小学校教員となった時に生かせそうだと思いました。 どのように教えたら、より理解してくれるか今後工夫していきたい。学ぶことが多かった。 普段とは違い刺激を得る事ができ、少し成長することが出来た。 普段触れ合うことのない小さな子と話すことができました。必要以上に子どもにビビることがなくなりそうです。 小学生の保護者の声 帰ってからも子どもがとても楽しくまた行きたいと言ってます。わかりやすく勉強(宿題)ができて、なぞなぞも楽しくとても有意義だったみたいです。 こどもが楽しく通わせていただいています。畿央大学の学生さんやスタッフの方々とお勉強をしたりゲームをしたりするのがとても楽しいようです。 大学生さんにとても親切に教えていただき、娘もとても喜んでいたため。なぞなぞクイズもとても楽しんでいました。 宿題をわからないところはゲーム感覚みたいに教えてもらって、楽しかったと言ってます。また、学生さんのなぞなぞと算数問題も楽しくまたしたい!との事でした。 次回開催のご案内 次回の「こども寺子屋」は8月22日(金)に開催します。 今年は「被爆、戦後80年」という節目の年でもあるため、ならコープ様の計らいで外部から識者を招き、初めの30分だけですが平和学習の時間を取り入れる予定です。 今後の実施予定について 第13回 2025年10月17日(金)16:30~18:00 第14回 2025年11月21日(金)16:30~18:00 第15回 2025年12月19日(金)16:30~18:00 第16回 2026年 2月20日(金)16:30~18:00 関連記事 第19回ならいちばのキッチン料理教室」開催!~ 健康栄養学科 第7回エコマミ公開講座レポート:「口から見直す生活習慣~誤嚥性肺炎から命を守るために」~看護医療学科 山本 裕子教授 広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加! 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門
2025.07.13
【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.2-大阪城下クルージング編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ
教育学部 現代教育学科で生活科・社会科を専門とする岡田 良平先生のゼミでは、フィールドワークを実施しています。今回はゼミ生の皆さんにその様子をレポートしていただきました!行先は大阪市内です! みなさん、こんにちは。岡田ゼミの河口と奥本です!歴史博物館を後にし、私たちは次に大阪城周辺を歩いて探索しました!良い天気の中、岡田先生やゼミの先輩のクイズなどもありながら、実りある楽しい探索ができました! ▼ 大阪の街を堂々と見渡す大阪城 ▼ 大阪城の岩壁の大きさに驚愕するゼミ生一同と熱弁する岡田先生 大阪城に見守られながら、大阪の歴史や豆知識を実際に目で見て体感することができました。みなさんも、大阪城周辺にあるたくさんの岩から一番大きな岩を探してみてください!予想の何倍も大きいはずです! アクアライナーに乗ってクルーズ体験! 続いて私たちはフェリーに乗って大阪の街並みを巡りました。添乗員さんの楽しく学びにつながるお話のもと、大阪城周辺の歴史漂うにぎやかな街並みを約1時間、船から眺めました。観光中、手を振ってくれる方や笑顔を向けてくれる方もいて、心温まる時間でもありました! ▼ 乗せていただいたフェリー!中も広くて豪華でした! ▼ フェリーが楽しみすぎてワクワクでした! ▼ 手を振ってくれた方々に私たちも全力で応えました!「やっほーーーーー!」 ▼ フェリーを満喫した岡田ゼミ一同!! このフェリー1時間を通して大阪城周辺の街並みを満喫し、歴史あるにぎやかな大阪を味わうことができました!途中、フェリーの気持ちよさのおかげで”うつろうつろ”しちゃった人がいることは内緒にしておきましょう。すぐに起こしました。 フードフェスでおなかを満たします!! 次に!大阪城公園で開催されていたフォードフェスに向かいました!歴史博物館での歴史学習や徒歩での大阪城周辺散策、フェリーを通し、おなかを空かせた私たちをいろいろな料理が疲れを癒してくれました!私は、おなかが空きすぎてたこ焼きとラーメンと焼きそばを頂きました!とてもおいしかったです! ▼ 数々のお店が私たちのおなかを鳴らせました!みんな迷いまくりました! ▼ 席に座ってもまだ迷い続けている男子たち!お花もつけてノリノリ~ ▼ お腹を満たした私たちの元気いっぱい集合写真!疲れも癒されて次に向かいます! ご飯を食べた後の内容は、大阪探索後半編にバトンタッチします! 関連記事 ▼ 岡田ゼミ 過去に実施されたフィールドワークについて 【フィールドワーク】第1弾 大和を歩く ひと“味”ちがう歴史・地理散歩 ▶▶こちらをクリック 【フィールドワーク】第2弾 京都の魅力をさがす ▶▶ こちらをクリック ▼現代教育学科 関連記事 アジアカップ優勝に貢献!フットサル女子日本代表、高橋京花さん(現代教育学科卒業生)インタビュー! 卒業生の高橋京花さんが、フットサル女子日本代表としてアジアカップ初優勝に貢献しました。 小学校一日見学を実施しました 〜 現代教育学科
2025.07.12
【フィールドワーク】大阪の“知らんかった”を拾い集めて⁉ vol.1-大阪歴史博物館編 ~ 現代教育学科 岡田ゼミ
教育学部 現代教育学科で生活科・社会科を専門とする岡田 良平先生のゼミでは、フィールドワークを実施しています。今回はゼミ生の皆さんにその様子をレポートしていただきました!行先は大阪市内です! 岡田ゼミの今中と長尾と廣石です!今回は5月にゼミで行った大阪市のフィールドワークについてご報告します!私たちのゼミでは、自分たちで相談してフィールドワークの行き先を決めます。みんなで楽しめるように体験学習や解説の工夫を取り入れることで、将来、先生になったときに、「こんな社会見学にしたい!」という練習の場にもなっています。 さて岡田ゼミフィールドワーク記念すべき一発目の場所は、大阪城と難波宮跡のあいだに建つ「大阪歴史博物館」に行きました!大阪メトロ 谷町線 谷町四丁目から徒歩7分で着く場所にあります。入館後はまず、10階にある、奈良時代の難波宮の太極殿の実物大復元を背景として集合写真を撮りました。 時代ごとに歴史を学ぶ 大阪歴史博物館は10階から展示が始まり、時代を進みながら下へ降りていく構成になっています。10階は、古代フロアで、そこはもう奈良時代の難波宮の大極殿ともいえる空間です。原寸大に復元した空間では、直径70センチもある朱塗りの円柱が立ち並び、官人たちが整列しています。大スクリーンでは宮廷の儀式のようすをわかりやすく紹介してくれます。想像したこともなかった古代の世界へのタイムスリップには、みんなワクワクしました! 9階は、中世近世フロアで、信長と戦った本願寺の時代の大阪を見ることができます。さらに、天下の台所の時代では文楽人形「浪花屋」を水先案内人に、水都の景色を楽しみました。ビデオで一つ一つ丁寧に説明してくれるので楽しく見学することができました! 8階は歴史を掘るフロア!ここはなにわ考古学研究所!原寸大に再現した発掘現場で、調査方法や遺構・遺物の見方を学びました。 そして、8階では特集展示として、「オープンtheタイムカプセル Back to the 70’s」が開かれていました! ここには、今から約50年前に使われていた日用品等、様々な物が展示されていて、その時代に生きていた訳ではないのに、どこか懐かしい気持ちになりました。今では使い勝手の良い便利な物も、長年の進化を続けてきたということを実感する機会となりました。 7階は近代現代フロア!ここで10階からの時空の旅は終着です。ここでは、大正末期~昭和初期の心斎橋筋、道頓堀などの街角がリアルに再現されていました。当時の記録映像と一緒に繁栄するモダン都市・大阪の街を歩くことができました。大正と昭和の世界にみんなわくわくでした! 7階で常設展示は終わりだったのですが、6階で期間限定の特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」が開催されていたため、そちらも見に行きました! ここでは、様々な日本刀や短刀が展示されていて、圧倒されました。「バケモノの子」に出てくる刀も展示されていました。その他にもコラボレーションしているものもあり興味深いものばかりでした! 大阪の歴史が詰まった「大阪歴史博物館」はこれでおしまいです! 沢山学んだ後は、実際に今の大阪を探索したいと思います!その内容は、大阪城周辺探索編にバトンタッチします! 関連記事 ▼ 岡田ゼミ 過去に実施されたフィールドワークについて 【フィールドワーク】第1弾 大和を歩く ひと“味”ちがう歴史・地理散歩 ▶▶こちらをクリック 【フィールドワーク】第2弾 京都の魅力をさがす ▶▶ こちらをクリック ▼現代教育学科 関連記事 アジアカップ優勝に貢献!フットサル女子日本代表、高橋京花さん(現代教育学科卒業生)インタビュー! 卒業生の高橋京花さんが、フットサル女子日本代表としてアジアカップ初優勝に貢献しました。 小学校一日見学を実施しました 〜 現代教育学科


