財務報告

財務報告



平成29年度事業活動収支計算書

表1

平成29年度の主な教育活動収支の内訳

表1

平成29年度貸借対照表(平成30年3月31日現在)

表1

主な財務比率比較

グラフ1

冬木学園財務状況の公開について

 平成29年度の冬木学園の業務及び財産の状況について監事監査を受けた上で、平成30年5月29日の理事会において、平成29年度事業報告と収支決算が審議承認され、同日、評議員会に報告されました。事業報告書及び計算書類は、学園のHPに掲載させて頂いております。
 平成29年度は平成28年度に引続き、設備投資等による大きな財務の変動もなく、経常的な収支構造の中で安定的に学園運営がされました。「事業活動収支計算書」に基づき、収支の概略を説明します。
 教育活動収入に関し、「学生生徒等納付金」は、高校の入学者増による生徒総数の増加と学費改定の効果及び大学の収容定員増の継続と学費改定の効果により、学園全体で3,239百万円(対前年度比105.8%、178百万円の増加)となりました。「手数料」に関しては、大学の平成30(2018)年度入学に向けた志願者数による検定料収入増から3百万円の増加となり、210百万円となりました。大学、高校、幼稚園とも補助金の増加のための施策を行ったことで「経常費等補助金」は、430百万円(対前年度比104.7%、19百万円の増加)となりました。集客力の高かった大学の「ニューロリハビリテーションセミナー」に関し、一定の役割を終えたことから終了し、「付随事業収入」は、7百万円減少しました。また、退職者の変動による退職金団体からの交付金の増加から「雑収入」は、前年度から16百万円の増加となり、「教育活動収入計」は、4,008百万円(対前年度比105.5%、210百万円の増加)となりました。
 教育活動支出に関し、「人件費」については、大学教育学部の定員増に対応し3名の教員、欠員となっていた健康科学部人間環境デザイン学科に1名の教員を採用したこと等により、大学は5.4%(45百万円)の増加、高校は常勤講師1名増等による増加、幼稚園は退職給与引当金の変動等による減少となり、学園全体で1,946百万円(対前年度比102.6%、49百万円の増加)となりました。「教育研究経費」については、1,203百万円(対前年度比100.1%、1百万円の微増)、「管理経費」については、280百万円(対前年度比92.7%、22百万円の減少)となりました。大学学費に「徴収不能額等」が出たことにより 715千円を計上し、「教育活動支出計」は、3,431百万円(対前年度比100.9%、29百万円の増加)となりました。
今年度は「教育研究経費」「管理経費」とも安定的な状態になっており、「教育活動収支差額」について、学園全体では577百万円(対前年度比145.8%、181百万円の増加)の収入超過となりました。
教育活動外収支に関し、「受取利息・配当金」は、24百万円(対前年比75.9%、7百万円の減少)となり、「教育活動外収支差額」は、24百万円(対前年度比77.5%、7百万円の減少)の収入超過となりました。
 「教育活動収支差額」と「教育活動外収支差額」の合算である「経常収支差額」は、602百万円(対前年度比140.7%、174百万円の増加)の収入超過となりました。
特別収支に関し、「資産売却差額」についての計上はありません。高校の同窓会(蘭友会)より、同窓会館建設のための「施設設備寄付金」(100百万円)を受けたこと、大学のエアコン改修に環境省関連の補助金(11百万円)を受けたこと及び科学研究費補助金を財源として購入した機器等を中心とした「現物寄付」の13百万円を合わせた「特別収入計」は、125百万円(対前年度比185.6%、58百万円の増加)となりました。廃棄処分を行った固定資産の「設備処分差額」の支出と増減し、「特別収支差額」は、121百万円(対前年度比185.5%、55百万円の増加)の収入超過となりました。
「経常収支差額」と「特別収支差額」を合算した「基本金組入前当年度収支差額」は、723百万円(対前年度比146.6%、230百万円の増加)の収入超過となりました。貸借対照表の概要のとおり、28百万円の基本金を組入れ、「当年度収支差額」は、695百万円(対前年度比236.6%、401百万円の増加)の収入超過となりました。
「前年度繰越収支差額」の2,464百万円に「当年度収支差額」を加えた「翌年度繰越収支差額」は、3,159百万円となりました。また、資金収支計算書における「翌年度繰越支払資金」は、「前年度繰越支払資金」から、698百万円増加し、8,354百万円となりました。
比率でみると、「事業活動収支差額比率(基本金組入前当年度収支差額/事業活動収入)」は、17.40%(前年度12.66%、全国平均4.9%)で収入超過を増加させています。「学生生徒等納付金比率(学生生徒等納付金/経常収入)」は、80.31%(前年度79.90%、全国平均73.7%)と平均よりも比率が高く、畿央大学単体では83.18%となっています。学生生徒等納付金は、補助金や寄付金と比較して、外部要因に影響を受けにくい財源であり、比率が高いことで収入の安定性につながっているが、適切な外部資金の収入拡大も重要な検討事項であります。「人件費比率(人件費/経常収入)」は、48.25%(前年度49.52%、全国平均53.6%)で適正な水準を維持できています。

 貸借対照表の「資産の部」に関しては、「有形固定資産」は11,900百万円(前年度末から389百万円の減少)、「特定資産」は2,093百万円(前年度末から201百万円の増加)、変動のなかった「その他の固定資産」を加えた「固定資産」総額は13,995百万円(前年度末から188百万円減少)となりました。「流動資産」に関しては、「現金預金」は8,354百万円(前年度末から697百万円の増加)、「有価証券」は550百万円(前年度末から300百万円の増加)、「未収入金」の前年度末との変動は、当該年度の退職金団体からの交付金の差異等です。本年度末の「流動資産」合計は、8,958百万円で、前年度末から1,006百万円の増加となりました。結果、「資産の部」の合計は、22,954百万円で前年度末から818百万円の増加となりました。
「負債の部」に関し、「固定負債」としては337百万円(前年度末から16百万円の増加)となりました。「流動負債」について期末「未払金」は、前年度末と比較して76百万円の増加(201百万円)、大学の定員増が完成年次を迎えたこと等により「前受金」の額が安定し、他科目と合わせ「流動負債」は1,034百万円(前年度末から77百万円の増加)となりました。「負債の部」の期末総額は1,372百万円(前年度末から94百万円の増加)となりました。
「第1号基本金」は17,904百万円(前年度末から27百万円の増加)、「第3号基本金」は283百万円(前年度末から1百万円の増加)となりました。期末の「基本金」総額は、18,422百万円(前年度末から28百万円の増加)となりました。
翌年度への「繰越収支差額」については、3,159百万円の収入超過で、前年度末から超過額は695百万円増加しました。「基本金」と「繰越収支差額」の合計である「純資産」合計は、21,582百万円で前年度末から723百万円増加しました。 比率でみると、「流動比率(流動資産/流動負債)」は、865.69%(前年度末830.56%、平成28(2016)年度医歯系を除く大学法人平均値(以下「全国平均」という。)252.2%)で、非常に高い支払能力を維持しています。「負債比率(総負債/純資産)」は、6.36%(前年度末6.13%、全国平均14.2%)、「純資産構成比率(純資産/(負債+純資産))」は94.02%(前年度末94.23%、全国平均87.6%)で、財政の高い安定性が維持されています。それらの結果としてということになるが、「基本金比率(基本金/基本金要組入額)」も99.67%(前年度末99.65%、全国平均97.3%)と、高い数値となっています。
 貸借対照表関連財務比率は、全国平均との比較で良い数値となっているだけでなく、数値が前年度から良い方向に推移しています。また今年度、退職給与引当金の一部を引当特定資産としたため、「退職給与引当特定資産保有率(退職給与引当特定資産/退職給与引当金)」が59.46%(前年度0%、全国平均69.2%)となりました。


財務報告
  • カトレア 冬木学園の今日と明日を語る広報誌
  • 畿央大学
  • 関西中央高等学校
  • 畿央大学付属幼稚園