財務報告

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令和3年度事業活動収支計算書

表1

令和3年度の主な教育活動収支の内訳

表1

令和3年度貸借対照表(令和4年3月31日現在)

表1

主な財務比率比較

グラフ1

冬木学園財務状況の公開について

 令和3(2021)年度の冬木学園の業務および財産の状況について監事監査を受けたうえで、令和4(2022)年5月28日の理事会において、令和3(2021)年度事業報告と収支決算が審議承認され、  同日、評議員会に報告されました。事業報告書および計算書類は、学園のHPに掲載させていただいております。

【事業活動収支計算書について】
 令和3(2021)年度は、新型コロナウイルス感染症の継続的影響があるものの大きな財務の変動もなく、経常的な収支構造の中で安定的に学園運営が行なわれました。「事業活動収支計算書」に基づき、収支の概略を説明します。
 教育活動収入面では、「学生生徒等納付金」が大学学部生の減少、高校の入学者数の減少及び幼稚園の段階的募集停止の影響から、学園全体で3,209百万円(対前年度比99.9%、34百万円の減少)となりました。「手数料」は大学の令和4(2022)年度入学に向けた志願者が増加したことで、検定料収入が増加(対前年度比111.0%)しましたが、高校の生徒募集を停止したことで、検定料収入がなくなり、学園全体では前年度からほぼ横ばいの128百万円となりました。「寄付金」については、新型コロナウイルス感染症対応支援募金に、13百万円のご支援があり、学園全体で42百万円(対前年度比158.0%、15百万円の増加)となりました。「経常費等補助金」は大学の私立大学等経常費補助金と授業料等減免費交付金の増加、高校と幼稚園の生徒・園児等の減少による減額から、学園全体で500百万円(対前年度比101.8%、9百万円の増加)となりました。「雑収入」は退職者の変動による退職金団体からの交付金の増加等から87百万円(対前年度比163.2%、33百万円の増加)となりました。これらを合計した「教育活動収入計」は3,985百万円(対前年度比100.7%、25百万円の増加)となりました。  教育活動支出面では、「人件費」に関しまして、教職員の退職者数の変動により退職金が68百万円(対前年度比190.0%、32百万円の増加)となり、人件費総額としては、大学の教員増、高校、幼稚園の教員減などにより学園全体で1,945百万円(対前年度比100.2%、3百万円の増加)となりました。「教育研究経費」は、大学の奨学費の変動や新型コロナウイルス感染症の継続的影響と、大学の機器等の更新タイムラグなどによる減価償却費の減少により1,149百万円(対前年度比93.3%、82百万円の減少)となり、「管理経費」は、システムの更新や大学ホームページのリニューアルにより、299百万円(対前年度比105.3%、15百万円の増加)となりました。これらを合計した「教育活動支出計」は、3,394百万円(対前年度比98.1%、64百万円の減少)となりました。  今年度も、「教育研究経費」、「管理経費」ともに中期計画の進捗の関係で継続して安定的な状態になっており、「教育活動収支差額」は、高校の170百万円の支出超過、幼稚園の29百万円の支出超過を含め、学園全体では591百万円(対前年度比117.9%、89百万円の増加)の収入超過となりました。
 教育活動外収支に関しては、収入において「受取利息・配当金」が23百万円(対前年度比96.8%、微減)となり、経常的な教育活動外支出がなかったことから、「教育活動外収支差額」は、23百万円(対前年度比96.8%、微減)の収入超過となりました。
 「教育活動収支差額」と「教育活動外収支差額」の合算である「経常収支差額」は、614百万円   (対前年度比117.0%、89百万円の増加)の収入超過となりました。
 特別収支に関しては、法人部門への認定こども園施設整備補助金(34百万円)と、大学と高校で施設関連の補助金(15百万円)の採択を受け「施設設備補助金」は、49百万円の収入があり、大学の科学研究費補助金を財源として購入した機器等を中心とした「現物寄付」の10百万円等を合わせた「特別収入計」は、60百万円(対前年度比182.7%、27百万円の増加)となりました。「特別収支差額」は56百万円(対前年度比184.6%、25百万円の増加)の収入超過となりました。
 「経常収支差額」と「特別収支差額」を合算した「基本金組入前当年度収支差額」は、670百万円(対前年度比120.7%、114百万円の増加)の収入超過となりました。後述の貸借対照表の概要のとおり208百万円の基本金を組入れ、「当年度収支差額」は461百万円(対前年度比183.5%、210百万円の増加)の収入超過となりました。
 以上により、「前年度繰越収支差額」の4,344百万円に「当年度収支差額」を加えた「翌年度繰越収支差額」は、4,806百万円となりました。
 比率でみると、「事業活動収支差額比率(基本金組入前当年度収支差額/事業活動収入)」は、16.5%(前年度13.8%、令和2(2020)年度医歯系を除く大学法人平均値(以下「全国平均」という。)5.2%)で自己資金を充実させ、財務健全化が図られています。「学生生徒等納付金比率(学生生徒等納付金/経常収入)」は、80.1%(前年度81.4%、全国平均74.4%)と平均よりも比率が高く、畿央大学単体では82.9%となっています。学生生徒等納付金は、補助金や寄付金と比較して、外部要因に影響を受けにくい財源であり、比率が高いことで収入の安定性につながっていますが、適切な外部資金の収入拡大も重要な継続検討事項です。「人件費比率(人件費/経常収入)」は、48.5%(前年度48.8%、全国平均51.8%)で適正な水準を維持できています。

【貸借対照表について】
 「資産」に関して、「有形固定資産」では、「建設仮勘定(令和5年4月開園予定の認定こども園の設計料及び建設着手金)」188,860千円の計上のほか、老朽化による大学空調設備等の更新、実験機器や車両の買替等による計上と除却並びに減価償却による減少をトータルした「有形固定資産」総額は、11,167百万円(前年度末から27百万円の減少)となりました。「特定資産」は、第3号基本金引当特定資産のみ増加し、5,290百万円(前年度末から9百万円の増加)となりました。これらのことにより「固定資産」総額は、16,463百万円(前年度末から18百万円の減少)となりました。
 「流動資産」は、「現金預金」が7,984百万円(前年度末から689百万円の増加)、「有価証券」が、1,055百万円(前年度末から微増)となりました。「未収入金」は、本年度の退職金団体からの交付金の差異等により83百万円(前年度末からの変動25百万円の増加)となりました。これらのことより「流動資産」総額は9,125百万円(前年度末から713百万円の増加)となりました。
 以上により、「資産」(固定資産と流動資産)の部の合計は、前年度末から695百万円増加し、  25,589百万円になりました。
 「負債」に関しては、「固定負債」は「退職給与引当金」が前年度末から2百万円増加した一方、 リースでの機器調達による「長期未払金」がほぼなくなったことから、382百万円(前年度末から7百万円の減少)となりました。「流動負債」は「未払金」が、前年度末と比較して16百万円の増加(215百万円)となり、他科目と合わせ「流動負債」は1,107百万円(前年度末から31百万円の増加)となりました。
 以上により、「負債」(固定負債と流動負債)の部の合計は、前年度末から24百万円増加し1,489百万円になりました。
 「基本金」に関しては、「第1号基本金」が前述の理由(こども園に関する建設関連)の組入れや固定資産の購入による組入れ、リース終了資産や老朽化し除却した資産の取崩しを相殺し、トータルで18,566百万円(前年度末から192百万円の増加)となりました。「第3号基本金」は、特別寄付金の教育振興基金への組入れにより330百万円(前年度末から9百万円の増加)となりました。また、「第4号基本金」は規定に基づき7百万円の新たな組入れを行い、トータル246百万円となりました。これらのことより期末の「基本金」総額は19,293百万円で、前年度末から208百万円の増加となりました。
 「当年度収支差額」が461百万円の収入超過となったことから、翌年度への「繰越収支差額」が4,806百万円となりました。
 以上により、「基本金」と「繰越収支差額」の合計である「純資産」の部の合計は、前年度末から670百万円増加し24,099百万円になりました。
 比率でみると、「流動比率(流動資産/流動負債)」は、824.3%(前年度末782.3%、全国平均256.6%)で、非常に高い支払能力を維持しています。また、「負債比率(総負債/純資産)」は、6.2%(前年度末6.3%、全国平均13.8%)、「純資産構成比率(純資産/(負債+純資産))」は94.2%(前年度末94.1%、全国平均87.9%)で、財政の高い安定性が維持されています。それらの結果として、「基本金比率(基本金/基本金要組入額)」も99.9%(前年度末99.8%、全国平均97.2%)と、高い数値となっています。


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