第15回理学療法特別講演会「脳卒中急性期のリハビリテーション」を開催しました。
2022年10月21日(金)、畿桜会(畿央大学同窓会)主催で「理学療法学科特別講演会」をオンライン開催しました。
コロナ禍により、今年もウェビナーを利用したオンライン開催となりましたが、オンラインのメリットを生かし、平日の夜に、奈良・新潟・名古屋・横浜・大阪と繋がることができ、全国から卒業生以外の医療関係者含む約100名の方々に視聴していただきました。
今年は、「急性期脳卒中リハビリテーションを語ろう」をテーマに、理学療法学科3期卒業生の玉越さんの講演および、同じく3期生の草場さん、植田さんを加えた3名での座談会という内容でお送りしました。
玉越さんの講演では、新潟医療福祉大学での現在の仕事やラットを使った研究について、たくさんの写真や動画を用いて実際の研究の様子をご紹介いただきました。また、基礎研究を中心に、我々理学療法士の臨床に繋がる知見をたくさん提示していただき、明日からの臨床に役立つ内容でした。
後半の座談会では、植田さん、草場さんから、たくさんの質問と意見があり、いつまでも聞いていたいと感じました。また、後半には聴講者から3名の卒業生もパネリストとして参加してもらい、卒業生のアットホームな感じがにじみ出た時間を過ごすことができました。座談会の中では、玉越さんの願望の話になり、「超急性期の脳卒中リハビリテーション開始時期を時間で決めるのではなく、しっかり個々人の血液データなどをもとに決めることができるようにしたい、また基礎研究だけでなく、臨床応用をしっかり見据えて臨床家と研究者がタッグを組んで脳卒中リハビリテーションを発展させていけるようにしたい」と仰っていたことがとても印象に残りました。こういった最先端で尽力されている先輩方の背中を見せてもらえると、私たちももっとできることがあるんではないか、もっと頑張ろう、とパワーが湧いてきます。
是非今後もたくさんの知見を出し、脳卒中リハビリテーションを発展させていただきたいと思います。
理学療法学科4期生 山野宏章(2010年3月卒)