
2010年3月、教育学部現代教育学科の1期生が卒業しました。
多くの学生が公立の学校や幼稚園・保育所の採用試験に挑み、初めての卒業生として素晴らしい結果を残してくれました。このページでは、「教員・保育士になる」という夢を見事に実現させた学生の声をいくつかご紹介します。
小学校教諭・養護教諭編
大阪府・小学校合格 鴨川龍さん(大阪府・東海大学付属仰星高校出身)
教員をめざそうと思ったきっかけ
私が教師になりたいと思い始めたのは、大学に入学してからのことでした。
それまでは人と関わる仕事であれば、こだわりはなかったのですが、インターンシップや教育実習を通して子どもたちと触れ合い、一緒に学んだり過ごしている中で、子どもたちの成長を間近で感じることができる「やりがいのある仕事」だと感じ、教師をめざす思いが強くなりました。
そして大阪府教育センター主催の『大阪教志セミナー』に参加し、その先生方から教育に対する熱意ややりがいを教えていただき「教師になりたい」と確信しました。大学生活の中で様々な経験を送ることによって、教師に必要な資質を学べたことにより、「教師をめざす自信」がついたことが教師になろうと思った最大のきっかけではないかと思っています。
合格までの道のりを振り返って
私の場合は、教員採用試験と平行して就職活動も行っていたので、3回生の秋から4回生の4月くらいまではものすごく忙しく、「就活と教採、どちらとも上手くいかないんじゃないか」という大きな不安はあったのですが、「両方を選んだのは自分だし、納得いくまでやってやれ!!」と強く思い、やり抜きました。
結果、企業にも内定をいただき、大阪府の教員採用試験にも合格することができました。これは自分の力だけではなく、サポートしてくれた教職支援センター、キャリアセンターのみなさん、共に頑張り支えあった友人と日々支えてくれた家族のおかげだと思います。色んな人に話したり相談することによって、リフレッシュしたり、自分では分からなかった部分や見えていなかった部分を知ることができて、非常に助かりました。
これから受験される方も、一人で抱え込まず色んな人に相談しながら、受験するみんなで合格をめざす心を持って頑張ってほしいです。
こんな先生になりたい
児童の心に寄り添って、児童の気持ちを理解することのできる教師になりたいと思います。そして、子どもたちが自然と興味・関心を示し、進んで自主的・自立的に授業に取り組めるような学習環境を整えていきたいです。そのために、児童1人1人の声を聞き、進んでコミュニケーションを図り、信頼関係を築き、良い授業環境づくりを意識します。そして、保護者や地域の人々の協力を得て、他の先生方とも協力し、広いコミュニティーの中で学級経営を行っていきたいと思っています。最終的には、子どもたちに新たな発見により「感動」を与えられるような授業や活動を行っていきたいです。
大阪府・小学校合格 松本理香さん(大阪府・富田林高校出身)

教員をめざそうと思ったきっかけは
人と関わり共に成長できる仕事に就きたいという思いから、教育学部に入学しましたが、大学に入学した時は、「先生になりたい」という強い思いはありませんでした。教員を目指そうと決心したのは、小学校実習で素晴らしい先生と出会い、また青少年リーダーの活動や学習支援等のボランティア活動を通じて、輝く笑顔で生き生きとした子ども達と出会ったからです。
私には私なりに子ども達の力になれることがあると思っています。子ども達の姿や言葉にしっかりとアンテナを張り、子どもとともに共感していきたいです。さらに、子ども達の持つ力を信じて、ともに成長していける教員を目指しています。
大学生活において、人と人との出会いを通じて学んだこと
青少年リーダー活動や小学校での学習支援を通じて、子ども達と関わったり、先生方の指導方法を学んだりしました。複数の小学校に行ったことで、子ども達の実態の違いや、それぞれの小学校の仕組みや取り組み方の違いに気付きました。また、大学でバトン部を立ち上げて、1年間キャプテンを務める中でも、リーダーシップをとることの大変さを学ぶとともに、その技術が身についたと思っています。大阪府の教員を目指し、大阪教志セミナーにも参加しました。セミナーでは、大学とはまた違って、同じ志をもった仲間と交流し、教員になる上でのたくさんの講義を受け、教員採用試験だけでなく、教員になろうという熱意が高まり自信にもつながりました。
合格までの道のりを振り返って
先輩がいない不安もありましたが、1期生ということで、先生方はとても熱心に指導してくださいました。畿央大学教育学部の1期生であることを大変嬉しく思っています。
畿央大学では複数の免許取得が可能で、私は、小学校教諭・幼稚園教諭・養護教諭の免許を取得予定です。小学校教諭だけでなく、幼小の連携や養護教諭の視点から学ぶことが出来たので、このことを自分の強みとしていきたいです。
先生方が教員採用試験に向けての講義を設け、面接や模擬授業に関して個別に親身になって指導してくださいました。毎日勉強するという習慣がなかったので、勉強することはとても大変でしたが、講義や練習の場には出席していたので、徐々に習慣づいてきました。先生方が熱心なご指導をしてくださったこと、同じ志を持った仲間と励ましあってともに頑張ったこと、そして家族や友達などたくさんの支えがあったからこそ、合格を手にすることができました。この感謝の気持ちを忘れずに、これからさらに子どもたちのために、学び続けていきたいです。
兵庫県・小学校合格 門積健太さん(兵庫県・山崎高校出身)

私が教員採用試験に合格できた理由として、2つあると思います。1つ目は、勉強を継続して続けられたことです。採用試験の勉強は3回生の夏を過ぎたころから本格化します。この勉強に対するモチベーションを、4回生の夏に行われる試験まで維持する事は、なかなか難しいことです。実際、私も飽き性なので、勉強の継続など難しいと思っていました。そんなことを考えていた3回生の冬に、教職支援センターの対策講座が始まりました。この講座は毎週行われていたので、講座の予習・復習をするうちに勉強の習慣もつき、勉強に対するモチベーションの維持にもつながりました。また、講座を休むと先生から電話をいただくこともあり、こうした細かな指導のおかげで、自分に負けそうな時も先生と一緒に乗り越えることができました。
2つ目は仲間です。私は畿央大学に来て本当によかったと思っています。私たちの学年は教育学部の1期生なので先輩がいません。1回生のころから、不安や悩みがあっても先輩には相談することもできず、同じ学年の仲間に相談し、お互いを励ましあってきました。だからこそ、仲間としての「絆」は本当に強かったと思います。採用試験の勉強というのは1人で出来るものではありません。なぜなら、教師は「人と関わるプロ」だからです。つまり、試験では人と関わる力(コミュニケーション力)が要求されます。そのため、試験の対策では学力をつけるのはもちろんですが、話す力・聴く力をつけることも重要です。面接や集団討論・ロールプレイなど、決して1人では対策のできないことを、これまで築いてきた信頼できる仲間と共に乗り越えました。
この2つが、私が合格できた理由だと思います。今回、先生や仲間のおかげで私は合格をすることができましたが、これで終りではないと思います。これからが、始まりです。今、先生や仲間に抱いている感謝の気持ちを、教師になってからの自分の姿で恩返しをしたいと思っています。
奈良県・小学校合格 松林 紗世さん(奈良県・郡山高校出身)
教員をめざそうと思ったきっかけ
親が公務員で、将来企業で働く自分をイメージできませんでした。「学校の先生」がいちばん身近な職業だったことや、高校の部活で後輩に指導する中で、人に教えるのが向いていると思ったのがきっかけです。大学に入学した時はどの教員をめざそうか決まっていなかったのですが、3 回生で小学校の教育実習に行って「小学校教員になりたい」と強く思いました。
合格までの道のりを振り返って
初めは教職支援センターやの先生方の熱意の方がすごくて、その熱意に応えなければ! と思いました。1回生の時に創立した教職サークルのメンバーは本気で教師になりたいと思っている人ばかりなので、何事にも本気で取り組めました。勉強に一番時間を割いたのは1次の筆記試験で、集団討論は1回生から教職サークルで続けていたのでそれが活かされました。来年4月から教壇に立つと思うと、正直怖いし今の自分ではまだまだ足りないと思います。合格してからもスクールサポートを続けていますが、取り組む気持ちがより真剣になりました。
学校インターンシップについて
2回生の後期から5つの小学校に半年~1年行ったので、職員室の雰囲気や児童の家庭環境など学校によって違いがあることがわかりました。
教育学部1期生として
知名度が低く「どこにある大学?」と周りから言われたけど、取りたい免許が取れてやりたい勉強ができることが一番大切だったのでさほど気になりませんでした。むしろ自分たちで歴史を一から作っていくという貴重な体験ができました。
こんな先生になりたい
子どもが安心できる学級を作りたいです。先生に「認められている」「思ってくれている」と安心できることで子どもたちが一歩踏み出せると思うから。子どもをしっかりみて、子どもの話をしっかり聞く。そしていつも笑顔の先生でいたいです。
兵庫県・養護教諭合格 尾家江里奈さん(兵庫県・山崎高校出身)
教員をめざそうと思ったきっかけ

高校生の時は幼稚園教諭になりたかったのですが、高3の時友人が亡くなったのがきっかけで命の大切さを伝えたいと思い、養護教諭も考えるようになりました。幼稚園教諭と養護教諭の両方がとれる大学として畿央大学を志望しました。4回生で養護教諭の教育実習に行き、養護教諭をめざそうと決心しました。
合格までの道のりを振り返って
3 回生の夏休みから教員採用試験に向けて勉強を始め、その年末に受けた模擬試験の結果にショックを受けエンジンがかかりました。勉強は大変だったけど、苦しいと思ったことは一度もありません。試験が終わってから結果が出るまではドキドキしたけど、「ここまでやったんだから後はどうにでもなれ!」と開き直れました。合格して思ったことは「努力は裏切らない!」。これから教員をめざす人にもそう伝えたいです。
学校インターンシップについて
小学校で補助教員として児童のサポートを経験しました。児童や地域の方々に「先生」と呼ばれることで、責任の重さと今の自分ではまだ駄目だという気持ちを痛感しました。
こんな先生になりたい
子どもだって楽しいことばかりじゃなくて苦しいこともあって、それを口に出して言えない子だっていると思います。そんな子どものSOSを察知できる養護教諭になりたいです。学校でいやなことがあっても、最終的には学校って楽しかったと思ってもらいたい。養護教諭は子どもの命を守れなくてはいけないと思うのでもっと知識や技術を身につけたいです。また他の教員や保護者・関係機関の方などさまざまな人との連携が大切だと思うので、コミュニケーション力を伸ばすためにこれからも多くの人と関わりたいと思います。
幼稚園教諭・保育士編
三重県松阪市保育士合格 大平祥子さん(三重県・三重高校出身)
保育士を目指そうと思ったきっかけは
中学生時代に、職業体験学習で保育士の仕事を体験したことがきっかけで「先生」という職業に興味を持ち始めました。教育学部に入学し、4年間の中で実習やボランティアを通じて、純粋な子どもたちの笑顔をたくさん引き出せる保育士の魅力を感じることができました。私にとってのやりがいを持てる職業は「保育士」しかないと考えるようになりました。
合格までの道のりを振り返って
どうしても自分が生まれ育ったところで働きたかったので、松阪市の一本勝負で試験に挑みました。公立幼稚園・保育園は毎年募集が少ない狭き門であり、筆記試験では、一般教養だけでなく公務員試験独特な問題があるため大変苦戦する日々が続きました。しかし、地元で長く保育士の仕事を続けたいという強い思いがあったため、あきらめようと思ったことは一度もありませんでした。一緒に励まし合える仲間たちや、熱心に指導してくださる先生方がいる恵まれた環境があったからこそ合格できました。
大学生活について(頑張ったこと、取り組んだこと)
三重県の実家から奈良県の大学まで、4年間片道2時間半かけて通いました。大変でしたが、地域の子どもたちと触れ合う機会を多く持つことができました。そのおかげで、2次試験の面接では地域との触れ合いを私の武器にすることができました。
こんな先生になりたい
子どもの最適な生活環境の一部となりきる先生です。子どもたちのいきいきとした表情を引き出せるよう、一人ひとりが必要とするサポートを見極め、共に成長していこうという姿勢を忘れずに向き合っていきたいです。また、子どもたちのモデルとなれるよう、常に自分磨きをして魅力ある人間を目指していきたいと思っています。
これから教員・保育士を目指す人へのメッセージ
模擬試験で合格判定が一度も出たことのない私が合格できたのは、奇跡かもしれません(笑)しかし、あきらめず頑張り続けたからこそ夢が叶ったのだと思っています。筆記試験は早いうちからコツコツと、実技などは授業や実習などで日頃から身に付けておくことが大切です。そして、「保育士になりたい」という強い思いが合格への第一歩だと思います。頑張ってください。
大阪府吹田市幼稚園教諭・保育士合格 長浜朋子さん(大阪府・牧野高校出身)
保育士を目指そうと思ったきっかけは
親が保育士をやっていたため小さい頃から保育所での話をよく聞くことがあり、そこから保育士になりたいと思うようになりました。
合格までの道のりを振り返って
今回の公務員試験を振り返って思うのは、やはり2次試験が大変だったということです。2次試験は自治体によって内容が違うし、過去の情報がほとんどなかったため、試験の内容がわかってもそこからどうやって対策をすれば良いのか悩みました。また私は集団討議の練習を一切やっていなかったので、2次試験の内容がわかってからの2週間で集団討議の練習を集中的にやり、とても焦ることもありました。討論の対策授業などは必ず出て練習しておいた方が良いと思います。
こんな保育士になりたい
私は子どもたちひとりひとりを理解することのできる保育士になりたいと思います。
子どもと関わっていく仕事において、子どもを理解するというのは欠かせないことだと思うし、その子どもを知り、個性などを含め理解していくことで、より良い保育につながっていくのではないかと思います。
これから教員・保育士を目指す人へのメッセージ
保育士や幼稚園教諭の仕事は、子どもが好きという気持ちに加えて専門的な知識や技術などがとても大事だと思います。これからの授業をしっかり受けて、専門的な力を身につけて下さい。また公務員試験は1次試験から2次試験までの期間が短い自治体などもあるので、ピアノの練習や模擬保育、絵画など、他分野の試験がくることを想定して早め早めに行動したほうが良いと思います。頑張ってください。
奈良県橿原市幼稚園教諭・保育士合格 杉本香織さん(奈良県・桜井高校出身)
保育士を目指そうと思ったきっかけは
高校生の時に行った保育所のボランティアです。子どものキラキラした笑顔、先生方の生き生きとした表情に保育士の魅力を感じたことは今でも覚えています。その時ちょうど進路に悩んでいたのですが、この経験をきっかけとして、保育士になりたいと考えるようになりました。実習生として現場に行くと、ボランティアの時とは違い大変だと感じる事もありましたが、保育士というやりがいのある仕事を選んで良かったと思っています。
合格までの道のりを振り返って
公立保育士・幼稚園教諭の採用は本当に少ないので、自分のレベルでは合格できないんじゃないか、私立園に切り替えようかとすごく悩んだ時期がありました。そんな時、一緒に合格を目指して頑張っている友達の存在がとても励みになりました。また、先生方に対策講座を開いてもらった事や、アドバイスをいただいた事は本当に心強かったです。様々な人に支えられたおかげで、合格することができたと思います。
大学生活について(頑張ったこと、取り組んだこと)
ボランティアやインターンシップに参加しました。ボランティアでは子ども達と自然の中でキャンプをしたり、障がいのある子と関わったり、普段経験できないことをさせていただきました。インターンシップは実習と違って長期的に園に行くので、実習で体験できない行事や子どもの姿を見ることができ、とても勉強になりました。
こんな保育士になりたい
子どもと一緒に成長していける保育士になりたいです。子どもは毎日の生活の中で、多くの発見をします。それを子ども達と共に喜び、考え、学ぶことで、自分自身も成長出来ると思います。そして毎日ニコニコ笑顔で子ども達と向き合っていきたいです。
これから教員・保育士を目指す人へのメッセージ
採用試験の合格通知を見たとき、努力すれば本当に夢は叶うんだと思いました。どんなことに対しても、あきらめないで取り組むことは、きっと良い結果につながってくると思います。そして、「教員・保育士になりたい」という強い思いを忘れず、「先生」になった未来の自分を想像しながら、頑張ってください。
社会福祉法人奈良福祉会 なごみ保育園内定 猪股亜由美さん(奈良県・一条高校出身)
保育士を目指そうと思ったきっかけは
小さい子が好き、というのが初めに保育士を目指そうと思ったきっかけです。昔から小さい子と一緒に遊んだりすることが好きだったので、子どもと関わる仕事がしたいと思いました。その中で、一緒に遊んだり長時間一緒にいることのできる保育士に魅力を感じました。
合格までの道のりを振り返って
授業が減ってきた2回生の後期は中学校、3回生では幼稚園にインターンシップに、4回生になってからはインターンシップだけではなく保育園にもボランティアとして参加しました。子どもたちとの接し方だけではなく、保護者の方とも接することができたのがよかったと思います。長期間行ったことによって子どもたちの成長を感じることもできました。また、実際に保育を見ることができたり、先生方から様々なことを教えていただいたりすることもできたので勉強になりました。実際に保育現場を経験していたことはとても自信につながったし、採用試験を受ける時のアピールポイントにもなったと思います。
大学生活について
1・2回生の時に学祭実行委員を務め、実行委員の有志でソーラン節も踊りました。大学祭の時期は本当に忙しかったですが、友達とずっと一緒に取り組めたのが楽しかったです。同じ学部の人だけではなく、他の学部、先輩や後輩とも仲良くなることができました。実行委員を通して様々な人と出会ったり、色々な経験をすることができ、とても充実した4年間になりました。
こんな保育士になりたい
笑顔の溢れる保育士になりたいです。笑っているだけではいけない時もありますが、そんな時以外はいつも笑顔でいられるようにしたいです。笑顔を見ると、楽しい気分になったり元気がでてきたりすると思うので、私の笑顔を見て子どもたちや周りの人にも笑顔になってもらうことができるといいな、と思っています。
これから教員・保育士を目指す人へのメッセージ
インターンシップやボランティアに積極的に参加するといいと思います。実際に学校や園に行くと、教科書には載っていないことも分かるし学校では経験できないこともたくさん経験することができるので、自分にとってプラスになると思います。授業等も忙しいと思いますが、時間を見つけて将来のために頑張ってください!
滋賀県東近江市幼稚園教諭・保育士合格 粕渕佑輝さん(滋賀県・近江兄弟社高校出身)
保育士を目指そうと思ったきっかけは
私の母親が子どもと関わる仕事をしており、毎日楽しそうに働く姿を幼いころから身近に見てきました。その姿を見て、最初は漠然と先生になりたいと思っていましたが、歳の離れた妹と一緒にいるうちに、私自身が小さな子どもと遊ぶことが純粋に楽しく、好きであることに気付き始めました。そして、テレビで男性保育士の活躍する姿を見たときに、男性が保育をしている姿が私の目にはとてもかっこよく映り、将来の自分の姿・夢をよりはっきりと持つようになりました。
合格までの道のりを振り返って
とにかく長い戦いでした。そんな中、同じ目標を持った仲間と一緒に頑張れたことが、とても良かったと感じています。励まし合ったり、将来について語り合ったり、他愛もない話をしたり……。そうすることでいつも高い意識を持って試験に臨めました。
また、大学の先生方には本当にお世話になりました。先生方はいつも本気で私たちの後押しをしてくださります。合格した時、ある先生が「ここからがスタート」という言葉を言ってくださりました。その言葉を胸に、大学を卒業した後もしっかりと意識を持ち、学び続けていきたいです。
大学生活について(頑張ったこと、取り組んだこと)
ボランティアやサークル活動に積極的に参加しました。特に、幼児教育研究サークルを立ち上げたことは良い経験になりました。サークルを運営することの難しさを感じた事や思うようにいかなかった事、一つのものをみんなで創りあげた時の達成感などいろいろな経験をすることができました。その一つひとつの経験が今後につながっていくのだと思います。これから教職を目指すみなさんもたくさんのことに挑戦し、いっぱい失敗し、成功し、感じるものを得て欲しいなと思います。
こんな保育士になりたい
私は子どもたちがそれぞれ「面白い」と思うことを、一緒に見つけていける保育士になりたいと思います。そのためにはまず自分自身がじっくり考えたり感じたりして、「面白い」と感じなければならないのだと考えています。このように子どもの目線から保育を考えられるよう、これからも努力していきたいと思います。
これから教員・保育士を目指す人へのメッセージ
コツコツ努力を続けることが本当に大切だし、絶対にその努力は実ります!諦めそうになったときは、子どもの前に立つ自分を想像すれば、力が湧いてくるはずです。みなさんの良いところを十分に生かして、頑張ってください!
神戸市・保育士合格 木成麻由美さん(奈良県・生駒高校出身)
保育士をめざそうと思ったきっかけ
小さな頃は引っ込み思案だったのですが、小5 の時そんな私に力をくれる先生に出会って「先生」という職業を意識し始めました。私は末っ子で、家族やたくさんの親戚から可愛がられて育ったので、今度は小さな子どもたちに自分が愛情を伝えたくて幼稚園教諭か保育士になろうと思いました。
大学生活を振り返って
大学祭の実行委員を全力でやりぬいたことが一番の思い出です。また幼児教育研究サークルに所属して、壁面制作や子ども会のイベントの企画、お話会での紙人形劇など、保育に関わることで「やりたい!」と思うことはすべてチャレンジしました。
畿央大学は教育学部だけでなく、他の学科でも将来に向かって頑張る人が多いので刺激になり、勉強する環境としてとても恵まれていたと思います。
こんな保育士になりたい
私は母から「思いやり」が大事だと教えられてきました。子どもの中には言いたいことを相手にうまく伝えられなくて仲たがいしてしまう子もいるでしょう。そんな子どもの仲立ちができる、子どもの気持ちに寄り添うことができる保育士になりたいです。
これから教員・保育士をめざす人へ
とにかく元気が一番! 採用試験でも元気さを全面にアピールしました。何事も全力で楽しんでいると、周りの人も元気になれると思います。