検索

CLOSE

VOICE 夢をかなえた先輩たち

看護医療学科(看護師)

石塚 大樹さん

大阪国際がんセンター勤務
2019年3月卒業
私立箕面自由学園高校(大阪府)出身

発声や食事ができないストレスを軽減

がんセンターの頭頸部外科(耳鼻咽喉科)で看護師をしています。患部の対象は舌や喉など、脳と眼をのぞく首から上のすべて。患者さんは抗がん剤の副作用による辛さや病気の不安に加え、口内に痛みを生じたり、食事ができなくなったり、手術で声を失ったりする苦痛を伴います。看護ではそうしたストレスをいかに軽減するかが重要に。痛みの度合いやタイミングを医師に伝え、患者さんと医師の橋渡しを意識すると同時に、本人の意向も丁寧に確かめ、医療側の正解を一方的に押し付けないよう、臨機応変な対応を心掛けています。また、患者さんの「もてる力」に目を向けることも重視。「薬を飲まない」「吸入器を使わない」などの患者さんに対し、できないことに注目するのではなく、できる工夫を一緒に考え、看護に反映しています。

対応力を高める、現場に即した学び

こうした看護姿勢を学んだのは大学時代です。患者さんの「もてる力」について強調された先生の教えは特に印象深く、現場に出てその大切さを改めて実感。特に頭頸部外科はセルフケアが必要な患者さんが多いため、入院中も退院後も「もてる力」の活用が欠かせません。また、基礎看護学実習で培ったコミュニケーション力も必須。応じやすい質問の仕方などの知識も思い出し、患者さんとの信頼関係の構築に役立てています。一方、学生全員にノートPCが配布され、PCを活用した授業もあるなかで身につけたPCスキルも大きな強みに。現場ではPC作業も多いため、特に新人の頃は学生のうちにPCスキルを身につけた有利性を強く感じました。この職場で看護師となり4年目になりますが、やりがいを感じるのは患者さんの望みにさまざまな知識と工夫で応えることができ、喜んでもらえた時です。今後は興味のある分野の専門性も高め、できることを広げていきたいです。

卒業生インタビュー動画卒業生インタビュー動画

畿央OB・OGが語る
「今の仕事のやりがい」って?
職種別インタビュー!