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VOICE 夢をかなえた先輩たち

看護医療学科(看護師)

難波 佑太朗さん

大阪公立大学医学部附属病院勤務
2013年3月卒業
大阪府立河南高校出身

感染症の不安の中でも明るい看護を

大学附属病院で脳神経外科の看護を5年間担当後、HCUに配属され、現在4年目になります。手術直後の患者さんや脳卒中などで全身状態が悪化した患者さんのほか、近年では新型コロナウイルス感染症の重症患者のケアも担当。様々な疾患への対応やアセスメントが求められますが、そのぶん病気に関する知識や技術を高められる機会と受け止めています。常に心掛けていることは、患者さんの最も近い存在となること。小さな変化もすぐ気付けるように接し、必要に応じて各専門職へ的確に伝えるなど、多職種連携における役割も強く意識しています。特にHCUがコロナ病棟となったときは、コミュニケーションを重視。未知のウイルスへの不安が大きいからこそ、スタッフとも積極的にコミュニケーションをとり、明るい雰囲気づくりに努めました。その甲斐あって、緊急で集まった約70人の看護師チームの一体感にもつながったと思います。

職種連携で活きるチーム医療の学び

こうした現場で役立っているのが、大学時代に身につけたチーム医療の学びです。同じく医療職をめざす理学療法学科や健康栄養学科の学生と一緒に学ぶことで各専門職の役割を確認。他学科の学生との交流も、各職種の視点への理解が深まり、理学療法士と連携する術後のケアなどに大きく役立っています。また、学内実習で患者役になったことも貴重な経験です。相手の視点に立って思いやる大切さに気付け、現場では患者さんに向き合う姿勢や観察力につながりました。実習中、「何をやったかではなく、相手にどう感じてもらえたかを大事にしなさい」という先生の言葉も印象深く、多くの業務を抱えているときこそ大事な心構えとして心に刻んでいます。今後も患者さん一人ひとりと向き合い、目の前の課題に取り組む中で経験を重ね、臨機応変な対応ができる看護師をめざします。

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