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VOICE 夢をかなえた先輩たち

看護医療学科(看護師)

谷口 舞衣さん

京都大学医学部附属病院勤務
看護医療学科2014年3月卒業
奈良県立高田高校出身

元気になった姿を見るのが今の喜び

私が勤めるNICU(新生児集中治療管理室)には早産児や低出生体重児、心疾患で手術が必要な赤ちゃんたちが入院し、長いケースでは1歳まで入院していることもあります。そんな大変な時期を乗り越えた子たちが退院し、健診などで元気になった姿を見せてくれたときが一番、看護師という仕事のやりがいや喜びを感じます。赤ちゃんがNICUに入っている間は、お母さんでも自由に会えません。そこで赤ちゃんの写真を撮って様子を伝える交換ノートを作成。ノートには退院後の不安を書いてもらうこともあります。退院後に家で子どもと二人きりになる時間が多くなるお母さんには、病院にいるうちに不安や悩みを打ち明け、解決しておくのも大切なことです。また、「上の子の赤ちゃん返りに困っている」と相談されることもあります。こうした家族へのきめ細かい対応は、新生児とその家族のケアについて卒業研究で得た知識が、非常に役に立っています。これからも新生児医療に携わり、お母さんと子どもが安心して家に帰れるようサポートしたいです。

充実した学外実習が畿央大学の魅力

畿央大学で印象深かった実習の一つに「離島・へき地医療体験実習」があります。私は三重県の菅島での実習でした。患者さんの対応や住民の健康診断などを行っていましたが、医師が常駐しない施設や設備に恵まれない場所でどのように医療が行われているのか、実際に携わって勉強できることが魅力でした。3回生のときはほとんど毎日実習に行っていたイメージです。それぐらい畿央大学は実習のカリキュラムが充実していて、様々な医療現場を経験できました。最後の臨床実習では担当患者を持つ責任の重さを実感し、今の患者さんに向き合う姿勢にも活かされています。大学では畿友会(学生自治会)に所属し、違う学科の学生や職員や外部の方とも接する機会を多く得ました。そこで培ったコミュニケーション能力は医療従事者や、初めて会うお母さんとの会話にも役立っています。今でも大学にはよく顔を出していて、先生に仕事の相談をしています。畿央大学は私にとって、いつ訪ねても温かく迎えてくれる親戚の家ぐらい近い存在になっています。

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