離れたくない ~近隣センターから高齢者福祉施設の街へ~










竹本 笑子
2013年3月卒業/7期生
計画地は桃山台から竹見台に跨る近隣センターである。千里ニュータウンは街開きから50 年が過ぎ高齢化が進行しているが、高齢者福祉施設の供給がその人口構造変化に追いついていない。人生の過半をこの街で過ごした古くからの住民にとってこの街は故郷であり、この街で作ったコミュニティーを守 り、この街で出会った友人達とずっと過ごしたいとの思いがある。介護が必要になったので郊外の福祉施設へ、また、病を得たので他地域の病院へなど地域外へ離れることなく、生涯をこの街で過ごせるための複合型高齢者福祉施設を計画した。