人々の生活と紋様
















鈴木 勇輝
2011年3月卒業/5期生
私たちの身の回りにあるものすべてには、現在に至るまでに様々な歴史を積み重ね、その存在意義があります。しかし、様々なものがあふれる現代では、その意義について希薄になってきています。私が大学に入ってから出会った染色もまた、様々なデザインがあふれる現在では、その意義があいまいになっています。そこで染めの紋様や色の意味を、昨年節目の1300年を迎えた奈良時代までさかのぼって研究することで、その意義を再確認したいと考えました。今回の、二つの作品は当時の身分制度で上位にあった人々と底辺で国を支えていた人々をイメージして、布地・染料・紋様を決定し、和服に仕上げました。